「そのツイート炎上します!/本文」の版間の差分
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→まずは炎上しないために
>島田「にかい」 細 (→まずは炎上しないために) |
>島田「にかい」 |
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== まずは炎上しないために == | == まずは炎上しないために == | ||
===1 表現に気をつける、想像力をもって=== | |||
投稿することを心がける</div> | 投稿することを心がける</div> | ||
炎上とは、人の感情・価値観・人が持っている基準(正義感や倫理観など)に引っかかるときに、起こりうるというお話をしました。<br> | 炎上とは、人の感情・価値観・人が持っている基準(正義感や倫理観など)に引っかかるときに、起こりうるというお話をしました。<br> | ||
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一括りにした物言いの方が楽ですし、ウケるのはわかりますが、大雑把に一括りにせず丁寧に表現することが大切なのです。<br> | 一括りにした物言いの方が楽ですし、ウケるのはわかりますが、大雑把に一括りにせず丁寧に表現することが大切なのです。<br> | ||
===2 なぜそう思ったのか理由を書く=== | |||
大胆な表現といえば、2016年に「保育園落ちた日本死ね」というブログが話題になりました。保育園に入れなかったお母さんが、働くお母さんに厳しい日本の世の中を憂いたこの投稿がきっかけとなり、保育園に入れない待機児童問題が{{原文ママ|「保育園に入れなかったお母さん」という主語が置き去りになって新しい主語が登場している。}}母親の社会復帰を阻んでいることが広く世間に知られるようになりました。 | 大胆な表現といえば、2016年に「保育園落ちた日本死ね」というブログが話題になりました。保育園に入れなかったお母さんが、働くお母さんに厳しい日本の世の中を憂いたこの投稿がきっかけとなり、保育園に入れない待機児童問題が{{原文ママ|「保育園に入れなかったお母さん」という主語が置き去りになって新しい主語が登場している。}}母親の社会復帰を阻んでいることが広く世間に知られるようになりました。 | ||
この投稿がなぜここまで話題になったのか。注目されるきっかけとなったのは、その乱暴な言葉遣いではないでしょうか。 | この投稿がなぜここまで話題になったのか。注目されるきっかけとなったのは、その乱暴な言葉遣いではないでしょうか。 | ||
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誰が言っているから、どこが言っているからではなく、その情報がなぜ正しいと思うのか考えること。それが情報を受け取ったときにもっとも大事なことなのです。<br> | 誰が言っているから、どこが言っているからではなく、その情報がなぜ正しいと思うのか考えること。それが情報を受け取ったときにもっとも大事なことなのです。<br> | ||
===3 誰が受け取るのかを意識する=== | |||
自分のフォロワーに向けて投稿していたつもりの仲間内のふざけ合いが公開されてしまって炎上した、という事例が多くあります。<br> | 自分のフォロワーに向けて投稿していたつもりの仲間内のふざけ合いが公開されてしまって炎上した、という事例が多くあります。<br> | ||
「バカッター」と呼ばれるように、ツイッター上にバイト先の動画や写真を上げた結果炎上してしまう現象がまさにそれです。最近では、インスタグラムのストーリー機能(24時間限定で公開される仕様の投稿機能)において、バイト先での社会的に逸脱した行為を投稿される行為が増えました。バイトテロではこれらの機能が使われる傾向があります。<br> | 「バカッター」と呼ばれるように、ツイッター上にバイト先の動画や写真を上げた結果炎上してしまう現象がまさにそれです。最近では、インスタグラムのストーリー機能(24時間限定で公開される仕様の投稿機能)において、バイト先での社会的に逸脱した行為を投稿される行為が増えました。バイトテロではこれらの機能が使われる傾向があります。{{原文ママ}}<br> | ||
そもそも仲間内であっても他者が迷惑と思う行為をすること自体が問題ではありますが、そういう若気の至りは誰にでもある話だと思います。しかし、そこからさらに、迷惑行為を写真や動画で投稿することは許されるものではありません。<br> | そもそも仲間内であっても他者が迷惑と思う行為をすること自体が問題ではありますが、そういう若気の至りは誰にでもある話だと思います。しかし、そこからさらに、迷惑行為を写真や動画で投稿することは許されるものではありません。<br> | ||
心配になるのは、'''インターネット上に投稿することの意味と本質をよくわかっていない'''のではないかと思えることです。<br> | 心配になるのは、'''インターネット上に投稿することの意味と本質をよくわかっていない'''のではないかと思えることです。<br> | ||
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たとえアカウントに鍵をかけていようが、インスタグラムのストーリーにあげようが、知り合いから拡散する可能性だって否定できませんし、一旦出してしまった情報がさらに世界へ向けて拡散しない保証はありません。<br> | たとえアカウントに鍵をかけていようが、インスタグラムのストーリーにあげようが、知り合いから拡散する可能性だって否定できませんし、一旦出してしまった情報がさらに世界へ向けて拡散しない保証はありません。<br> | ||
自分が投稿した'''ストーリーは24時間で消えるかもしれませんが、いちど流出した情報は簡単に消すことはできない'''のです。<br> | 自分が投稿した'''ストーリーは24時間で消えるかもしれませんが、いちど流出した情報は簡単に消すことはできない'''のです。<br> | ||
「匿名アカウントでやっているから、自分がどんな投稿をしているかは知られることはない」と過信している人がいるかもしれませんが、インターネット上の断片的な情報をかき集め、そこからさらに情報収集を行い、情報を統合・分析して、情報発信者が誰であるかを特定するのを得意とする人もたくさんいます。'''匿名アカウントであるから羽目を外してもいいということにはならない'''のです。<br> | 「匿名アカウントでやっているから、自分がどんな投稿をしているかは知られることはない」と過信している人がいるかもしれませんが、インターネット上の断片的な情報をかき集め、そこからさらに情報収集を行い、情報を統合・分析して、情報発信者が誰であるかを特定するのを得意とする人もたくさんいます。'''匿名アカウントであるから羽目を外してもいいということにはならない'''のです。<br> | ||
自分が何者であるかを知ってほしいという欲求は誰にでもあります。しかし、自分の恥ずかしいところを外に拡散しようと思う人はごくわずかでしょう。<br> | 自分が何者であるかを知ってほしいという欲求は誰にでもあります。しかし、自分の恥ずかしいところを外に拡散しようと思う人はごくわずかでしょう。<br> | ||
インターネットで投稿を行うことの容易さから、情報発信をする人は多くなってきました。ツイッターは現在4000万人以上、インスタグラムも3000万人程度のアクティブユーザーがいるそうです。<br> | インターネットで投稿を行うことの容易さから、情報発信をする人は多くなってきました。ツイッターは現在4000万人以上、インスタグラムも3000万人程度のアクティブユーザーがいるそうです。<br> | ||
SNSが身近になった今だからこそ、情報発信するということの意味をあらためて理解する必要があります。 | SNSが身近になった今だからこそ、情報発信するということの意味をあらためて理解する必要があります。 | ||
< | ===4 投稿するまでに間を開ける=== | ||
インターネット上、とくにツイッターなどで投稿する際に、「あ。これツイートしようかな」と思いついてから、実際に投稿まで{{原文ママ}}どれくらいの時間を空けていますか。<br> | |||
もしかすると、すぐ投稿を行っていませんか。<br> | |||
インターネット上に投稿するということは、玄関から家の外に出て、車や歩行者がたくさん行き交う大通りで「自分はこういう人間です」と表現する行為と同義であることは、すでに前で触れた通りです。<br> | |||
そして、インターネット上のたった一瞬の判断ミスが、現実世界で大きな痛手を与える可能性があるとしたら……。 | |||
そんなリスクがある行為を簡単に行う人はいるのでしょうか。<br> | |||
インターネット上での投稿は、下手をしたら会社を辞めなければならない、損害賠償請求をされるかもしれない、刑事事件になるかもといったリスクを内包します。<br> | |||
ツイッターなどのSNSは、ユーザービリティが研究されつくしているため、とても利用しやすくなっています。この利用しやすさが危険なのです。<br> | |||
ツイートすることによって何かを失う可能性があるというのに、それを即断できる人はよっぽど経験値があるか、リスクを許容できる人なのでしょう。<br> | |||
ツイッターは特にそうですが、短文での投稿が求められていることもあり、感情が揺れ動いたその瞬間に、反射的・動物的に表現してしまったような投稿がそこかしこで見受けられます。これは危険と隣り合わせということです。<br> | |||
利用しやすいという点では、サービスとしては優秀ですが、利用するユーザーにとっては、それがゆえに思慮が足りない表現であっても流通させてしまう危険性があるということです。<br> | |||
ではどうしたらいいか。<br> | |||
お酒に酔っているなど正常な判断が難しいときはもちろん、平常時でも、書いたものを一度下書きとして保存するクセをつけましょう。<br> | |||
翌日ないし時間をおいてあらためて見て、その発信が自分の評価につながる表現としてふさわしいかをじっくり考えて、投稿するかどうかを決めてください。<br> | |||
===5 実際に周りの人に見せてみる=== | |||
{{color|red|'''''以下執筆中'''''}} | {{color|red|'''''以下執筆中'''''}} | ||