恒心文庫:素直な気持ち
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本文
東大出て性処理便器の山岡裕明は近頃、唐澤と山本のためにケツ穴をガバガバにすることしかしていなかった。
3/6の裁判は、そんな山岡裕明に回ってきた久しぶりの弁護士としての仕事である。
バックれはしない。僕はどっかの無能デブとは違うのだから。
そう考えた山岡裕明は裁判を非公開にした。これでふざけたガキどもに傍聴席を埋められ、裁判の様子を掲示板に好き放題書かれる心配がない。
久しぶりに弁護士としての仕事を終え、自分の有能さ加減に酔い痴れる山岡裕明。
しかし、地裁を後にしようとした山岡裕明が目にしたのは、出待ちをしていた2783人の教徒である。彼らは裁判を傍聴できなかった怒りに震え、一斉に山岡裕明に殴りかかった。
「なに開廷表から消してんねん!」
「山岡裕明殺す」
「死ね無能ホモ」
2783人の教徒は思い思いの罵詈雑言を浴びせかけながら山岡裕明の衣服を剥ぎ取った。
地裁の前でゆるケツを犯されながら、通行人に写メを撮られながら、ああ用心棒の山本くんを連れてくるんだったと山岡裕明は落涙した。
山岡裕明殺す。
この作品について
2017年3月6日10:00、この日山岡裕明が訴訟代理人弁護士となった天佑会の裁判が予定されていたが、なぜか非公開にされてしまった[1]。 山岡に会えなかった悲しみと、やり場のない怒りを込められた作品が2017/03/06(月) 11:33:56.01 に投稿。相変わらずデリュケー作家陣の筆は早く、本能の赴くままのキレッキレな作品に仕上がった。
挿絵
リンク・注釈
恒心文庫