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恒心文庫:白もみびろーんwwww

提供:唐澤貴洋Wiki
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本文

午前一時。家に明かりはなく、音も冷蔵庫の低い唸り声が響いているのみ。
今や、眠りと静寂とがこの唐澤家の家主となっていた。
そんな中突如として大きな音が響く。これに目を覚ましたのは洋である。
嘆息する。またはじまったかと気を落とす。
ふんどし一丁で乳首には洗濯ばさみという、彼が小学生のときに見出し以来60年以上続けている彼独自の安眠スタイルのまま部屋を出る。
隣で眠る妻厚子の口に舌を入れ、ジュビュルルッジュバッポヌニュポプリュといういつも通りの接吻は欠かさない。
音はは上階、息子貴洋の牢から聞こえた。
再び嘆息。仕方ない、これが父親の責務なのだ。眠い目をこすりながら階段を上る。
ふんどしからはみでた一本のコードとその先にぶら下がったローターのスイッチが宿主の歩調に合わせて揺れていた。

貴洋は生まれた時から障害を患っていた。無脳症であったのだ。
それでも生きるために必要な機能は保持され、36歳になるまで唐澤家の牢で生き長らえているのだ。
奇跡であった。無脳症は通常はすぐ死ぬ。脳がないのだから仕方がない。
ところが貴洋の場合は違った。彼はどういうわけか知らないがこれまでずっと生きている。
ときたま意思をみせるのだ。あれがしたい、これをしてもらいたいと訴えかけてくるのだ。
洋にはそれがすべて分かった。父親であるがゆえの不思議であろうか。
貴洋の牢に入る。全裸で横たわる息子を見つめる。そうして、おもむろにその陰部をなめはじめる。
皮を被ったそれも、やがてムクムクと膨らみもっと舐めてもっとしゃぶってと自己主張を激しくする。
これが息子の求めていることなのだ。少なくとも洋はそう考えていた。
貴洋が射精するまでフェラチオを丹念に行う。これこそ父親としての責務なのだ。
洋は涙する。その意味は自分でもわからない。
そもそも自分は息子をどう思っているのだろうか?
愛している?哀れだと思っている?
駄目だ。そんなことを考えては駄目だ。雑念を振り払い、毎日してきたように舌を動かす。
ごめんな……ごめん……
唾液と陰茎が絡まる音にかき消されながらも、陰茎をしゃぶりながら洋は無意識にそんな言葉を口にしていた。

サイド:洋 終



私達の息子は生まれてすぐになくなりました。ええ……はい、病気で……
いえ、無脳症という病気です。脳がすっぽりと抜け落ちていたのです。
私達夫婦はこの現実をすぐに受け止めようとしました。
それでも、ちゃんと貴洋という名前を与えて、確かに私達の息子だったのだという足跡を残してあげました。
ええ、はい、そうです。あ、いいですか続けても。……大丈夫そうですね。
お葬式も上げてお墓にも入れました。貴洋の分まで頑張るからねって仏壇にも、今でも毎日手を合わせています。
私はその現実を受け入れました。はい。少なくとも私自身は克服したと思っています。
こうやって、お子さんをなくされた夫婦の集まりにも参加しお話をすることでだいぶ楽になれるのです。
ところが、最近です、夫の様子がおかしいのです。
会計士をやっていたのですが、最近それを引退してから、言動がおかしくなったのです。
幼児退行というのでしょうか……。
お恥ずかしい話、私達ももう歳ですから夜の営みなんてものはだいぶ遠ざかっておりました。
ですが、最近、やたらと、その……求められるようになりまして……。
まあ、あれですね、一応嬉しい気持ちもありまして、こんなことお話しするのはあれかもしれませんが、最近は楽しんでおりました。
ですが、どうも……その、内容と言いますかプレイと言いますか、とにかく変なのです。
近頃はどこからかふんどしを購入し玩具をその……後ろの穴に挿入しまして、その状態でおしりを叩いてくれなんていうのです。
いやまあ、この程度でしたら、この程度というのも変ですが、これくらいだったら「変態」で済む話です。
ですが、ですが、もっと変なことをしていることに気がついたのです。
皆さん大丈夫ですか?すいません、こんな話をしてしまって。いえ、本当に。続けますね。
夜中、いきなり起き出してどこかへ向かうのです。朝まで戻ってこないことは普通です。
少し気になりまして様子をうかがったところ、家のどこかへいくようなのです。
どこだと思いますか?……。貴洋の仏壇のある部屋です。
ドアの隙間から覗いて何やってるかを見たのですがぞっとしました。
そのですね……貴洋の位牌をですね……ベロベロと音を立てて舐めているのです。
もうどうしたらよいか分かりません。夫はこのままおかしくなったままなのでしょうか。
皆さんの意見とかですね、アドバイスなんかいただけたらと思って、こうしてお話する機会を頂いたのですが……よろしくお願いします。どうか。

サイド:厚子 終



貴洋の陰茎がもう爆発寸前にあることは、その小刻みな振動をみればすぐに分かる。
洋は舌先に神経を集中させる。貴洋から全てを吸い取るつもりで彼を吸う。
瞬間、口の中が熱くなった。ほんのりとした苦さで満たされる。脈動するそれを感じる。
果てたのだ。貴洋の陰茎が、洋の口によって悦楽の園へ至ったのだ。
洋は舌でその精液の舌触りをゆっくりとテイスティングする。
しばし味わった後それを飲み干す。一体感。息子と一つになれたという感覚。
果てたあともまだ硬直している息子の陰茎を、感慨深く撫でてみる。
その時だった。不意な物音を扉の方から聞いた。
振り返ると妻厚子がいた。
気づかれたことに驚くかのように、目を丸くしてそこにいる。
なんだか最近は昼間どこかへでかけているようだ。なにやら会合に出ていると言っていたが浮気でもしているのかもしれない。
と、そう考えた瞬間、洋の頭は妻が浮気をしているという考えにとりつかれた。
許せない。自分はこうやって貴洋の陰茎を、丹念になめあげているというのに自分は浮気だと?
意識が暗転する。
そして、目の前に厚子の死体があることに気がつくのに時間はかからなかった。
舌をだらんと出し泡を吹いて倒れている。
絞め殺してしまったのか。
とりあえず脱がして、セックスをする。死体を犯しても特別な快感は得られなかった。
さて、洋は目の前に貴洋の位牌を見つけああそういえば死んでたっけと一人笑いながら台所へ向かい
箸入れから適当に菜箸を取り出すと左耳にいれズブズブと鼓膜やら内耳やらお構いなしに突き進めそのまま脳をジュブジュブとかきまぜると嘔吐しながら死んだ。

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