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恒心文庫:夏が終わる頃

提供:唐澤貴洋Wiki
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本文

「たかひろ、明日はあつしの墓参りだ。支度しておけ」

そういうと父は、プラスチック製の簡素な貞操帯を手渡してくれた。
いつだか、弟の墓参りに行った当職のスボンの中で当職の当職が勃起しているのを当職が親戚に見つかって以来、当職は弟の墓参りの際には貞操帯を着けるようにしている。

当職が持つ、弟の死で興奮する性癖を変えることができないと判断した父は、それを如何に隠すかということを考え、この方法を思いついたのだという。

当職のスボンの中で締め付けられる当職の当職が覚える快感を享受する当職は既に快楽に溺れ始めていた。
貞操帯を着けると弟の死を思い出して勃起するように擦り込まれてしまった当職は、多分もう戻れない。

明日は8月25日。弟の死に顔を見ることができた記念日だ。
当職は明日が待ち遠しくて、当職はなかなか寝付けなかった。

この作品について

唐澤厚史#墓捜索&開示も参照。
本作品は、墓情報がサヒケー2016/06/11(土) 19:31:17.65に書き込まれてすぐ、2016/06/11(土) 20:30:08に投稿された作品である。
不謹慎な内容もさることながらわずか1時間程度で事実を反映した作品が創作され投稿されてしまうほど、当時のデリュケーには勢いがあったということだろうか。

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