住所でポン！

ネットの電話帳（ねっとのでんわちょう）、住所でポン！（じゅうしょでぽん）とは、鳥取ループこと宮部龍彦が運営しているインターネット電話帳である。

2012年6月に運営開始、2015年5月に「住所でポン！」から「ネットの電話帳」にサイト名を変更した^[1]。

ここでは、同じく宮部が運営するマッポン！についても記述する。

概要

全国の固定電話の電話番号、個人名・会社名、住所を地域別に表にしたものであり、2000年版・2007年版・2012年版の3つの版がある。

グーグルなどのサーチエンジンにより検索可能。基本的に掲載されている人名は世帯主のものであるため^[2]、例えば親の庇護のもと甘やかされている者の特定には、養育者の情報が割れていない限り役に立たない。

また、電話帳が元のデータである為、電話帳に住所・電話番号を掲載しない傾向がある都市部やベッドタウンに居住する人々の情報は掲載されていないことが多い。

有料サービス版とスマートフォンアプリ版（法人個人・電話帳アーカイブ）では、1993年から2017年までの電話帳を検索できるとしている^[2]。

2018年ごろから宮部により公開されたサイトで、地図上に電話帳データから抽出された氏名を表示させる機能と、各地域（大字・町丁単位）ごとの掲示板機能を持つ。

本来は地域研究と名字の分布調査を容易に行えるようにするために設けられたとされるが、関東サウンドプロジェクト騒動時に特定ツールとしての利用が確認されている。

設定項目により特定の苗字のみを強調表示させることも可能であり、特定対象について大まかな居住地域が分かっていても具体的な地名が不明である場合などに活用できる。

なんJではまだ長谷川亮太の住所が確定していなかった時代にこのサイトの存在が話題になった。

なお、長谷川の住所はどの電話帳にも掲載されていないためサイトには掲載されていなかったが、後の田園調布サティアンなどの特定に役立っている。

また、宮部によれば、無差別開示のあおりを受けて住所でポン！を一時期閉鎖せざるを得なくなったとされる^[3]^[4]。

恒心教で個人特定ツールとして用いられていることについて、宮部は「実害がないのだから無視すればよいのでは。」と回答している^[5]。