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恒心文庫:誤算(2015年)

提供:唐澤貴洋Wiki
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本文

7月某日ついに0chiakiが捕まった。
当職をコケにした罰がようやく下ったたのだ。
当職は弁護士ナリ。誹謗中傷をされて良い人間ではないナリよ。
悪いものたちのリーダー格の0chiaki逮捕はきっと当職に安らかな眠りを与えてくれるだろう。
しかし当職を馬鹿にした者がどんな姿形をしているのかふと興味がわいたので、後日当職は0chiakiに会ってみることにした。
親の庇護のもと甘やかされている者の姿を実際に見てみたくなったのだ。

生身の0chiakiは虚ろな目をしていて細く色白ではあるが可愛らしさもあった。
誕生日を迎え、18歳になったばかりの少年はとても美味しそうで思わずゴクリと喉が鳴ってしまう。
食べたいナリ。
それしか考えられなかったナリ。
元来俺は男だ、同性愛者とは違うと考えてきた当職に少年は文字通り衝撃だった。
少年と会ってしまってから当職は食人嗜好に目覚めた。
少年は当職を変えてしまいました。
人間を食べたいという欲求は尽きず次第に増幅され眠れない日々が続く。
寝ても覚めてもそれしか考えられなかった。
当職は弁護士なので流石に本物の人間を食べては大事になってしまう。
そう思うと名案が浮かびました。
自分で人間を作ればいいのだ。

人間を作る方法といっても当職には人間が妊娠をする以外に人間を作る方法はないような気がした。
ものは試しだ、洋を妊娠させてみることにした。
そもそも男だからといって妊娠しないなんてことはあり得ないのだ。
男は妊娠してはいけないなどという決まりは男が妊娠したら困る悪いものが作ったルールでしかない。
当職は洋とセックスした。

これが思惑通り上手くいった。
洋は見事当職の子を身ごもったのだ。
おめでとう我が子よ、当職が美味しく食べてあげるナリからネ。
当職が洋を孕ませ、当職が子を食べる永久機関の完成ですを
0chiakiを食べられなかったのは残念だったが思わぬ成果が出たので良しとしよう。
今日もまたご馳走だ。
よだれが止まりません。

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