「麻原彰晃」の版間の差分

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*>うんち
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== 概要 ==
== 概要 ==
[[ファイル:中沢新一.jpg|thumb|中沢新一との対談]]
[[ファイル:中沢新一.jpg|thumb|中沢新一との対談]]
言わずと知れたオウム真理教教祖。自らを「最終解脱者」と称し、空中浮遊やテレパシー、霊能力などがあるとしてマスコミに大々的な宣伝を行った。また、従来の宗教とはまったく異なる新しい修行形態が注目され、当時の「新・新興宗教」ブームの代表格<ref name="neoreligion">当時の新興宗教界の中心人物としては他に大川隆法がいたが、大川が本格的なメディア露出を始めるのは90年代以降である。</ref>に位置付けられTVや雑誌にも多数出演し、「宗教おじさん」としてイロモノ的扱いを受けていた。また{{wpl|ダライ・ラマ}}などのチベット仏教界の要人との対談も果たし、世の有識者にはある程度実力を認められていた。
言わずと知れたオウム真理教教祖。自らを「最終解脱者」と称し、空中浮遊やテレパシー、霊能力などがあるとしてマスコミに大々的な宣伝を行った。また、従来の宗教とはまったく異なる新しい修行形態が注目され、当時の「新・新宗教」<ref name="neoreligion">宗教学の用語で、天理教や立正佼成会、創価学会などの「旧」新宗教と比較する形で用いられ、統一教会や幸福の科学、そしてオウム真理教などが新・新宗教とされた。</ref>ブームの代表格に位置付けられTVや雑誌にも多数出演し、「宗教おじさん」としてイロモノ的扱いを受けていた。また{{wpl|ダライ・ラマ}}などのチベット仏教界の要人との対談も果たし、世の有識者にはある程度実力を認められていた。


一方で教団内では問題が起こると幹部に対応を丸投げしたり、「最終解脱者だからセーフ」というワイルドカードを乱用して自分だけ贅沢三昧の生活を送り、10代の女性信者に対するGP行為を働くなど自己中心的で横暴な振る舞いが見られ、挙句の果てには自分に反抗する勢力を暗殺させるまでに至った。そして95年の{{wpl|地下鉄サリン事件}}によって逮捕、マスコミにより教団の実態や数々の余罪について報道がなされると、世間からはキチガイテロリストとして認識される。
一方で教団内では幹部や信者にヤバゲなことをさせたり、「最終解脱者だからセーフ」というワイルドカードを乱用して自分だけ贅沢三昧の生活を送り、10代の女性信者に対するGP行為を働くなど自己中心的で横暴な振る舞いが見られ、挙句の果てには自分に反抗する勢力を暗殺させるまでに至った。そして95年の{{wpl|地下鉄サリン事件}}によって逮捕、マスコミにより教団の実態や数々の余罪について報道がなされると、世間からはキチガイテロリストとして認識される。


「[[サティアン]]」や、「'''[[ダーキニーちゃん|ダーキニー]]」、「[[尊師]]」などの単語を(捻じ曲がった意味で)世に広めた人物。また、髪と髭を伸び放題にした顔はもれなく麻原扱いを受けるといった甚大な風評被害をもたらした。
'''「[[サティアン]]」、「[[ダーキニーちゃん|ダーキニー]]」、「[[尊師]]」などの単語を(捻じ曲がった意味で)世に広めた人物。また、髪と髭を伸び放題にした顔はもれなく麻原扱いを受けるといった甚大な風評被害をもたらした。


== 旧尊師と現尊師 ==
== 旧尊師と現尊師 ==
麻原は教団内では「<strong>[[尊師]]</strong>」(仏教用語の「グル」に相当。「指導者」の意を持つ)と呼ばれており、またテレビの報道で流された「{{wpl|尊師マーチ}}」ではこの言葉が連呼されたこともあり、人々に強く印象付けられた。
麻原は教団内では「<strong>[[尊師]]</strong>」(仏教用語の「グル」に相当。「指導者」の意を持つ)と呼ばれており、またテレビの報道で流された「{{wpl|尊師マーチ}}」ではこの言葉が連呼されたこともあり、人々に強く印象付けられた。


時は進んで2012年、[[弁護士唐澤 貴洋]]によりなんJ民への宣戦布告が始まったちょうど同時期にNHKスペシャル「未解決事件」にて[[オウム真理教]]事件が特集され、再現ドラマのクオリティの高さなどから[[なんJ民]]の間で評判となる。そして放送後のしばらくの間なんJではオウムブームともいえるネタの応酬が続き、ちょうど新鮮な話題であった唐澤は強制的に「[[尊師]]」の扱いを受けることとなってしまった。
時は進んで2012年、[[弁護士唐澤 貴洋]]によりなんJ民への宣戦布告が始まったちょうど同時期にNHKスペシャル「[[NHKスペシャル 未解決事件 File.02 オウム真理教|未解決事件]]」にて[[オウム真理教]]事件が特集され、再現ドラマのクオリティの高さなどから[[なんJ民]]の間で評判となる。そして放送後のしばらくの間なんJではオウムブームともいえるネタの応酬が続き、ちょうど新鮮な話題であった唐澤は強制的に「[[尊師]]」の扱いを受けることとなってしまった。


唐澤に対する「尊師」の渾名が定着するにつれ本来の尊師であるはずの麻原は必然的に「<strong>旧尊師</strong>」に降格。ネット上で麻原の話題が登場する際にはなんJ内でのみ称号に「旧」が付いてしまう結果となった。
唐澤に対する「尊師」の渾名が定着するにつれ本来の尊師であるはずの麻原は必然的に「<strong>旧尊師</strong>」に降格。ネット上で麻原の話題が登場する際にはなんJ内でのみ称号に「旧」が付いてしまう結果となった。


なお唐澤を「旧」と比較して「新尊師」と呼ぶ例があるが、[[唐澤新]]弁護士と混同する恐れがあるため「<strong>現</strong>尊師」の呼称が正しい。
なお唐澤を「旧」と比較して「新尊師」と呼ぶ例があるが、[[唐澤新]]弁護士と混同する恐れがあるため「<strong>現</strong>尊師」の呼称が望ましい。


=== 初出 ===
=== 初出 ===
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*オウムを批判していた坂本弁護士とその一家を、赤ん坊まで殺害し山中に埋めた。({{wpl|坂本堤弁護士一家殺害事件}})
*オウムを批判していた坂本弁護士とその一家を、赤ん坊まで殺害し山中に埋めた。({{wpl|坂本堤弁護士一家殺害事件}})


*坂本弁護士が務めていたオウム真理教被害対策弁護団の後任弁護士(滝本太郎弁護士)の車にサリンを撒く、VXガスを塗る、ボツリヌス菌入りジュースを飲ませるなどして暗殺を企んだがいずれも失敗している。
*坂本弁護士が務めていたオウム真理教被害対策弁護団の後任弁護士(滝本太郎弁護士)の車に'''サリンを撒く、VXガスを塗る、ボツリヌス菌入りジュースを飲ませる'''などして暗殺を企んだがいずれも失敗している。


*自身の裁判では「原子力空母エンタープライズ」やインチキ英語などの意味不明な発言を繰り返した上、しまいには無言を貫くようになり弁護団を泣かせた。
*自身の裁判では「原子力空母エンタープライズ」やインチキ英語などの意味不明な発言を繰り返した上、しまいには無言を貫くようになり弁護団を泣かせた。
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