編集の要約なし
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== 発端 == | == 発端 == | ||
{{注意| | {{注意|熱湯対策のため伏字で掲載しようと思っていましたが、熱湯が本事件について語る5ちゃんねるの投稿を削除させた<ref>{{Archive|https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1656050967/188|https://archive.ph/3442V|5chの書き込み(削除済み)}}と全く同じスレの{{Archive|https://h2ch.com/thr/ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1656050967/188|https://archive.ph/eTm5E|2chSCの書き込み(未削除)}}</ref>ようなので[[開示]]します。'''かかってこいや熱湯'''}} | ||
[https://web.archive.org/web/20120424132123/https://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120416/crm12041610200004-n1.htm 「おかしな人がいる」女湯の脱衣場侵入容疑で男逮捕 仙台・作並温泉] 2012.4.16 10:18 - 産経新聞<ref><nowiki>(https://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120416/crm12041610200004-n1.htm)の魚拓(現在は削除済)</nowiki></ref> | |||
宮城県警仙台北署は16日、ホテルの女湯の脱衣場に入ったとして建造物侵入の疑いで山形市平清水、会社員、鈴木文刀容疑者(27)を逮捕した。 | |||
逮捕容疑は15日午後3時半ごろ、仙台市青葉区の作並温泉にあるホテルの女湯の脱衣場に侵入したとしている。 | |||
同署によると、鈴木容疑者は昼すぎに1人で入館。女性客が脱衣場内を歩いている同容疑者を見つけ「おかしな人がいる」とフロントに通報した。 | |||
鈴木容疑者は調べに「今は何も話したくない」と話しているという。 | |||
2012年4月16日、山形市の会社員鈴木文刀<ref>氏名で検索すると山形大学大学院理工学部の論文(非爆)が2通{{Archive|https://acaddb.com/articles/authors/2526787|https://archive.ph/PcvJ6| - 日本の論文DB}}、{{Archive|https://eme-yamagata.com/service.html|https://archive.ph/VlQVv|東北電気管理技術者協会山形支部}}がヒットする。大学院論文は年齢が一致しているためおそらく本人と推測され、研究内容と現住所より東北電気管理技術者も本人の可能性が高い</ref>は仙台作並温泉の女湯脱衣所に侵入し逮捕、罰金刑を受けた。本ツイートはその事件を報じた読売新聞の記事を拾ったbotである。 | |||
{|class="wikitable" style="text-align: left;" | {|class="wikitable" style="text-align: left;" | ||
!{{CallinShowLink|https://twitter.com/t_rrichness/status/191713876113489920|https://archive.vn/lozf6}} | !{{CallinShowLink|https://twitter.com/t_rrichness/status/191713876113489920|https://archive.vn/lozf6}} | ||
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今日のニュース☆ 「おかしな人がいる」女湯の脱衣場侵入容疑で男逮捕 仙台・作並温泉: | 今日のニュース☆ 「おかしな人がいる」女湯の脱衣場侵入容疑で男逮捕 仙台・作並温泉: 宮城県警仙台北署は16日、ホテルの女湯の脱衣場に入ったとして建造物侵入の疑いで山形市平清水、会社員、鈴木文刀容疑者(27)を逮捕した。 <nowiki>http://bit.ly/HHidW9</nowiki>{{Fix | ||
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逮捕により職場を解雇された鈴木文刀は就職活動を行ったが、過去の犯罪歴がネットに掲載されたことが原因で、就職がままならず現在は家業を手伝っていると最高裁判決文にある。 | |||
また、鈴木文刀は事件後結婚したが、犯罪歴を隠しており、現在でも結婚相手は事件のことを知らないと言う。 | |||
このように逮捕歴がネット上にデジタルタトゥーとして残っていることにより生活に支障をきたすとして、鈴木文刀は田中一哉弁護士に対応を依頼、ニュース記事の削除には成功したものの、Twitterは投稿記事削除に応じなかったため裁判を提起した。 | |||
== 一審・東京地裁 == | == 一審・東京地裁 == | ||
2019年10月12日の第一審の東京地裁において、谷口安史裁判長は「逮捕から期間が経過し、公表の公益性は相当減少している」「公表されない法的利益は、公表を続ける必要性に優越する」として削除という判断を下した<ref>{{archive|https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50931630S9A011C1CE0000/|https://archive.vn/jnkXj|ツイッターに削除命じる 過去の逮捕歴、東京地裁}} - 日経</ref>。('''田中一哉側の勝利''') | 2019年10月12日の第一審の東京地裁において、谷口安史裁判長は「逮捕から期間が経過し、公表の公益性は相当減少している」「公表されない法的利益は、公表を続ける必要性に優越する」として削除という判断を下した<ref>{{archive|https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50931630S9A011C1CE0000/|https://archive.vn/jnkXj|ツイッターに削除命じる 過去の逮捕歴、東京地裁}} - 日経</ref>。('''田中一哉側の勝利''') | ||
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{{archive|https://www.asahi.com/articles/ASMBC5QZDMBCUTIL04Q.html|https://archive.ph/6cNW0|ツイッターに削除命令 逮捕歴表示「プライバシー侵害」}} - 朝日新聞 | |||
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短文投稿サイト「ツイッター」の検索で約7年前の逮捕歴が表示され、人格権を侵害されたなどとして、北日本の男性が削除を求めた訴訟の判決で、東京地裁(谷口安史裁判長)は11日、「プライバシーを違法に侵害している」と認め、ツイッター社にツイートを削除するよう命じた。 | |||
検索結果の削除の是非をめぐっては、最高裁が2017年の決定で、グーグルなどの検索サイトは独自の方針に沿った結果が表示されるため表現行為の側面があり、情報流通の不可欠な基盤にもなっていると指摘。プライバシーを公開されない利益については、「検索サイトの表現の自由と比べ、明らかに優越する時に削除が認められる」との判断を示した。 | |||
地裁判決は、ツイッターの検索について「投稿日時の順に表示しているにすぎない」と指摘。検索サイトが持つ表現行為という側面はないとし、「情報流通の基盤になっているとまではいえない」と判断した。ツイッター上の情報の削除のハードルは、検索サイトより低いことを示した形だ。 | |||
その上で、男性の逮捕歴が公表され続ける場合とされない場合の利益を比較。逮捕から約7年が過ぎ、当時、大きく取り上げられた事件でもないことなどから、公益性は低いと指摘。男性の新生活の平穏や更生が妨げられないよう保護されるべきだとし、「ツイッターの伝達される範囲は限られるとしても、公表されない場合の利益が優越する」と判断した。 | |||
男性は約7年前に建造物侵入罪で逮捕され、罰金刑を受けた。マスコミに実名で報道された記事を引用したツイートが複数投稿されており、ツイッターで男性の名前を検索すると、逮捕歴がわかる内容が表示され、就職活動や交友関係に支障が出ていたという。 | |||
ツイッター社側の代理人弁護士は「コメントできない」としている。(新屋絵理) | |||
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== 二審・東京高裁 == | == 二審・東京高裁 == | ||
Twitter社はこれに控訴。2020年6月29日、第二審の東京高裁は、Twitterが全世界で6番目にアクセスが多いサイトで情報流通の基盤として大きな役割を果たしているという事実を認め、公表の利益と比べてプライバシーの保護が明らかに優越するとはいえないことから投稿の削除請求を退け、田中一哉側は逆転敗訴となった<ref>{{archive|https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60932800Z20C20A6CR8000/|https://archive.ph/0EKwf|逮捕歴の投稿削除認めず、プライバシー保護か公表利益か 東京高裁}} - 日経</ref>。('''Twitter側の勝利''') | Twitter社はこれに控訴。2020年6月29日、第二審の東京高裁は、Twitterが全世界で6番目にアクセスが多いサイトで情報流通の基盤として大きな役割を果たしているという事実を認め、公表の利益と比べてプライバシーの保護が明らかに優越するとはいえないことから投稿の削除請求を退け、田中一哉側は逆転敗訴となった<ref>{{archive|https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60932800Z20C20A6CR8000/|https://archive.ph/0EKwf|逮捕歴の投稿削除認めず、プライバシー保護か公表利益か 東京高裁}} - 日経</ref>。('''Twitter側の勝利''') |