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|2022/11/10
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|2023/1/4
|初の有料記事(300円)。エクシアCEOを誹謗中傷する内容の小説
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#エクシア合同会社
#エクシア合同会社
#エクシア</nowiki>
#エクシア</nowiki>
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=== ゼニスの綻び episode 1 ===
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本文<ref>{{Archive|https://ensaimada.xyz/test/read.cgi/43044/1672130940/458|https://archive.md/KNAYh|【唐澤貴洋殺す】雑談★45【45歳児】【残留思念】【有馬記念ライブ】>>458}} - マヨケー、{{Archive|https://pastebin.com/raw/JMzQApGA|https://archive.md/xpUrS|本文}}</ref>
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菊地翳のルーツは、北海道。
父親が転勤族であったことから、友達が少ない少年。
本来は何不自由ない少年であった。
一般論として、友達が少ない子供は、相手の反応に敏感だ。
顔色を窺い、相手に合わせていく。
しかし、合わせる中で、相手を客観視して分析する技術が身に付くと、反面馬鹿にしだすようになる者もいる。人を馬鹿にしている人間は、綻びが出て、そのコミュニケーションの端々に人を突き放す言葉や態度を出すようになる。畢竟、馬鹿にしている相手と永遠の関係を築くことはできない。
北海道は菊地にとって、思い出の土地。
青春時代には、さっぽろ羊ヶ丘展望台に行き、そこから見える札幌市街地の夜景に心弾ませ、石狩平野の雄大さに憧れを抱く。
夏に見えるラベンダー畑は、鮮烈な紫色でとても美しい。
誰にしもある青春、誰にしもある原風景。
新千歳空港は、東京へのスタートの場所であった。
昔から自分には自信があった。
自分の顔はどこか違う。美しい。
美の基準を持ってしまった者は時に不幸になる。
美しい、美しくない、世界は二分化されているかのごとく見えてしまう。
菊地は美の基準に自信があった。
東京でデザインを学ぶために、菊地は東京モード学園に入学した。
親元を離れ、自分の人生は自分で切り開く。
その気持ちを胸に、東京に向かおう。
追い出しをしてくる人たち、投げ掛けられる言葉、言ってしまった言葉。
片道切符を持ち東京へ飛び立ったはずであった。
時は1995年。
1995年は、1月に阪神大震災、3月20日にオウム真理教による地下鉄サリン事件があった年だ。
不安な気持ちが社会を覆う。
東京に行き、菊地は変わった。
菊地を知る人はそう言う。
憧れの東京。
菊地が搭乗する飛行機が羽田空港の滑走路にその車輪を接したとき、機体は揺れ、その日は曇天であった。
東京での菊地の足取りは、憧れの東京、華々しく成功する自分とはかけ離れた日々。
東京は、時に恐ろしい。
人の欲望が台風の渦のごとく様々な場所で蠢き、飲み込んでいく。
時に金は記号となり、使うことに段々重みを感じなくさせる。
東京モード学園は新宿にある。
その近くには新宿の不夜城、歌舞伎町がある。
ここは、ある種の鬼門。
常に自分が問われる街。
新宿区ではまだ、客引きを禁止する条例がない時代。
若者たちはバイトで客引きをすることもあった。
普通のバイトよりも稼げる仕事。
石原慎太郎が都知事になり、浄化作戦を始める前の時代だ。
街には嬌声があふれ、それは時に化け物小屋のごとく、若者たちを引き付ける。
菊地は、東京に行き、菊地翳となってしまった。
東京を磁場とする欲望の渦に引き込まれ、自分を見失っていく。
それは、時によくある物語だ。
金がすべて狂わせる。
<nowiki>#小説
#東京
#若者
#新宿</nowiki>
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