「唐澤貴洋の発言一覧/note」の版間の差分

>貴洋のホルマリン漬
>麺包超人に強い弁護士
 
(9人の利用者による、間の61版が非表示)
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唐澤貴洋が自身の{{Wpl|note (配信サイト)|note}}に投稿した記事の一覧
唐澤貴洋が自身の{{Wpl|note (配信サイト)|note}}に投稿した記事の一覧、並びにフォロワーを紹介する。


==記事一覧==
==記事一覧==
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|{{archive|https://note.com/takahirokarasawa/n/n6851739af987|https://archive.ph/2GJre|日本ダービー}}
|{{archive|https://note.com/takahirokarasawa/n/n6851739af987|https://archive.ph/2GJre|日本ダービー}}
|2021/05/30
|2021/05/30
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|1着{{wpl|シャフリヤール (競走馬)|シャフリヤール}}のため外れ<ref>{{Archive|1=https://race.netkeiba.com/race/result.html?race_id=202105021211|2=https://archive.md/0yTMf|3=日本ダービー2021}}</ref>
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|{{archive|https://note.com/takahirokarasawa/n/n83ed5efd12bb|https://archive.ph/0pMfP|ユニコーンS回顧 ピンクカメハメハへのレクイエム}}
|{{archive|https://note.com/takahirokarasawa/n/n83ed5efd12bb|https://archive.ph/0pMfP|ユニコーンS回顧 ピンクカメハメハへのレクイエム}}
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|{{archive|https://note.com/takahirokarasawa/n/n88956a0823c7|https://archive.ph/1QjKV|長い別れ}}
|{{archive|https://note.com/takahirokarasawa/n/n88956a0823c7|https://archive.ph/1QjKV|長い別れ}}
|2021/07/19
|2021/07/19
|恐らく[[唐澤厚史]]について書いた記事
|恐らく[[唐澤厚史]]について書いた記事。
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|{{archive|https://note.com/takahirokarasawa/n/nb3c5cba14761|https://archive.ph/w7ca6|私の問題と世界の問題}}
|{{archive|https://note.com/takahirokarasawa/n/nb3c5cba14761|https://archive.ph/w7ca6|私の問題と世界の問題}}
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|2021/12/14
|2021/12/14
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|{{archive|https://note.com/takahirokarasawa/n/n24ceb87f05f6|https://archive.vn/HI58w|死にたいと思っているあなたへ。}}
|2021/12/30
|[[唐澤厚史]]について書いた記事。Twitterでもよく似たポエムを垂れ流した<ref>{{Archive|https://twitter.com/CallinShow/status/1635289569523568643|https://archive.md/uYcWd|よく似たポエムツイート}}</ref>。
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|{{Archive|https://note.com/takahirokarasawa/n/n76b412e0fdbb|https://archive.vn/wk4ko| また歳を取ってしまった。 }}
|2022/01/04
|自身が44歳になったことを記念して書かれた。
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|{{Archive|https://note.com/takahirokarasawa/n/nc1025175ca1f|https://archive.vn/cn5Q4|お問合せフォームマン3号}}
|2022/01/07
|[[贈り物路線]]にキレて書かれたと思われる。
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|{{Archive|https://note.com/takahirokarasawa/n/nd7f01ba99c74|https://archive.ph/oaPEi|漫才 痛客}}
|2022/1/16
|サムネイルに{{wpl|霜降り明星}}のイラストが使われており、彼らの漫才を意識したものと思われる。
|-
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{{archive|https://note.com/takahirokarasawa/n/nb29a50a0cd9c|https://archive.vn/ay47W|岩田康誠とテイエムサウスダン}}
|2022/2/20
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{{archive|https://note.com/takahirokarasawa/n/na187908c5c75|https://archive.ph/HVFHF|母親}}
|2022/5/8
|母[[唐澤厚子]]の性格、未成年時代の自身のこと(母の財布からお金を盗って競馬場に行ったなど)を語っている
|-
|
{{archive|https://note.com/takahirokarasawa/n/n4dd303d6e296|https://archive.ph/3MlXC|弟}}
|2022/8/13
|[[唐澤厚史]]について書いた記事。<s>またしても</s>厚史が唐澤貴洋のダシにされている。
|-
|
{{archive|https://note.com/takahirokarasawa/n/na966edc6e6be|https://archive.ph/XTXdU|エクシア合同会社の研究 その1}}
|2022/10/20
|[[エクシア合同会社]]の研究とあるが、別の事実追求者の調査の丸写し(大部分を引用?)疑惑が浮上している
|-
|
{{archive|https://note.com/takahirokarasawa/n/n3936bb0188cf|https://archive.ph/gBhaE|エクシア合同会社の研究 その2}}
|2022/10/22
|前回の続き
|-
|
{{archive|https://note.com/takahirokarasawa/n/nf7000cc662de|https://archive.ph/TxQxM|エクシア合同会社の研究 その3}}([https://archive.md/mmL2c 2022/11/16更新版魚拓])
|2022/10/24, 2022/11/16更新
|前回の続き
|-
|
{{archive|https://note.com/takahirokarasawa/n/nbff47e370ee4|https://archive.ph/C7TtV|エクシア合同会社の研究 その4}}
|2022/10/26
|前回の続き。その1-その3と比べ、内容が明らかに薄い
|-
|
{{archive|https://note.com/takahirokarasawa/n/n34ce46f88fad|https://archive.ph/zzhN0|エクシア合同会社の研究 その5}}
|2022/11/3
|前回の続き
|-
|
{{archive|https://note.com/takahirokarasawa/n/nb0d49079df91|https://archive.ph/sH3LT|エクシア合同会社に対して令和4年10月3日に検証物提示命令が出された。その際の対象書類リスト。}}
|2022/11/4
|エクシア関連。本文は1文のみ
|-
|
{{archive|https://note.com/takahirokarasawa/n/nf8cf54e75b5d|https://archive.ph/SIXVs|エクシア合同会社の研究 その6}}
|2022/11/10
|前々回の続き
|-
|
{{archive|https://note.com/takahirokarasawa/n/n2e18de8885e2|https://archive.md/PMY7I|ゼニスの綻び episode 1}}
|2023/1/4
|初の有料記事(300円)。エクシアCEOを誹謗中傷する内容の小説
|-
|
{{archive|https://note.com/takahirokarasawa/n/nf3c089729a3d|https://archive.md/prhFy|はじまりの日}}
|2023/1/31
|法政二高をやめた際のエピソードが書かれている。<s>またしても</s>厚史が唐澤貴洋のダシにされている。
|-
|
{{archive|https://note.com/takahirokarasawa/n/ncbb3f581efff|https://archive.md/NwoS0|日経賞 予想 3月25日}}
|2023/3/25
|有料記事(300円)。1着{{wpl|タイトルホルダー}}のため外れ<ref>{{Archive|1=https://race.netkeiba.com/race/result.html?race_id=202306030111|2=https://archive.md/Jby29|3=日経賞2023}}</ref>
|-
|
{{archive|https://note.com/takahirokarasawa/n/nb7d68125e6ba|https://archive.md/Ofumx|高松宮記念予想}}
|2023/3/26
|有料記事(300円)。1着{{wpl|ファストフォース}}のため外れ<ref>{{Archive|1=https://race.netkeiba.com/race/result.html?race_id=202307020611|2=https://archive.md/BDUg4|3=高松宮記念2023}}</ref>
|-
|
{{archive|https://note.com/takahirokarasawa/n/n71150c7abe75|https://archive.md/L0w7a|NHKマイルカップ 渾身の予想}}
|2023/5/6
|1着シャンパンカラー、2着ウンブライルの馬単で購入<ref>{{Archive|https://twitter.com/CallinShow/status/1655105080201474048|https://archive.md/qyqc1|2023年5月7日のツイート}}</ref>のため'''当たり'''<ref>{{Archive|1=https://race.netkeiba.com/race/result.html?race_id=202305020611|2=https://archive.md/7IY4l|3=NHKマイルC2023}}</ref>
|-
|
{{archive|https://note.com/takahirokarasawa/n/ne031ad091924|https://archive.md/EyRly|5月21日 東京11R オークス}}
|2023/5/21
|本命{{wpl|ゴールデンハインド (競走馬)|ゴールデンハインド}}は11着と振るわぬ結果となった<ref>{{Archive|1=https://race.netkeiba.com/race/result.html?race_id=202305021011|2=https://archive.md/b2Kp8|3=オークスC2023}}</ref>
|-
|
{{archive|https://note.com/takahirokarasawa/n/nf41f2e6789fa|https://archive.md/zXLUu|日本ダービー 2024}}
|2024/5/26
|有料記事(100円)。有料箇所が非開示であるが、{{Archive|https://twitter.com/CallinShow/status/1794634044019441750|https://archive.md/ePylx|唐澤貴洋のツイート}}通りであれば1着{{wpl|ダノンデサイル}}、2着{{wpl|ジャスティンミラノ}}、3着{{wpl|シンエンペラー}}のため<ref>{{Archive|1=https://race.netkeiba.com/race/result.html?race_id=202405021211|2=https://archive.md/hlna5|3=日本ダービー2024}}</ref>、'''当たり'''。
|-
|-
|}
|}
83行目: 184行目:
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本文
本文
<div class="mw-collapsible-content">
<div class="mw-collapsible-content"><poem>
2021年5月30日
2021年5月30日


231行目: 332行目:


最高のレースを。
最高のレースを。


<nowiki>#エッセイ
<nowiki>#エッセイ
250行目: 337行目:
#日本ダービー
#日本ダービー
#明日は夢を見る</nowiki>
#明日は夢を見る</nowiki>
</div></div>
</poem></div></div>
 
=== ユニコーンS回顧 ピンクカメハメハへのレクイエム ===
=== ユニコーンS回顧 ピンクカメハメハへのレクイエム ===
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
本文
本文
<div class="mw-collapsible-content">
<div class="mw-collapsible-content"><poem>
2020年7月19日
2020年7月19日
函館5R 芝1800m
函館5R 芝1800m
315行目: 403行目:
オレは君のことは忘れないから。
オレは君のことは忘れないから。


<nowiki>#ピンクカメハメハ</nowiki>
</poem></div></div>


<nowiki>#ピンクカメハメハ</nowiki>
</div></div>
=== 卒業-平岩英子とその時代 ===
=== 卒業-平岩英子とその時代 ===
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
368行目: 456行目:
<nowiki>#音楽</nowiki>
<nowiki>#音楽</nowiki>
</div></div>
</div></div>
=== 政治家 ===
=== 政治家 ===
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
本文
本文
<div class="mw-collapsible-content">
<div class="mw-collapsible-content"><poem>
政治家
政治家
ここにある一冊の本がある。
ここにある一冊の本がある。
426行目: 515行目:


<nowiki>#政治とは何か</nowiki>
<nowiki>#政治とは何か</nowiki>
</div></div>
</poem></div></div>
 
=== 差別 ===
=== 差別 ===
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
465行目: 555行目:
<nowiki>#差別</nowiki>
<nowiki>#差別</nowiki>
</div></div>
</div></div>
=== 人生の選択 ===
=== 人生の選択 ===
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
484行目: 575行目:


何かに囚われることは、自分の人生を何かに委ねて生きること。自分で人生において選択して生きるということは、自分の中の式をどうするのかの問題であり、単一的な結論が出ているときは、自分の結論、結論を出すに至ったプロセスを見直してみることも一考だ。
何かに囚われることは、自分の人生を何かに委ねて生きること。自分で人生において選択して生きるということは、自分の中の式をどうするのかの問題であり、単一的な結論が出ているときは、自分の結論、結論を出すに至ったプロセスを見直してみることも一考だ。


<nowiki>#人生の選択</nowiki>
<nowiki>#人生の選択</nowiki>
</div></div>
</div></div>
=== 正常と異常の境目 ===
=== 正常と異常の境目 ===
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
526行目: 614行目:


それに抗うには、事実関係を確認し、身体感覚を維持し、様々なものに平衡感覚を持ち、物質による差異に個性を依存しないことだ。
それに抗うには、事実関係を確認し、身体感覚を維持し、様々なものに平衡感覚を持ち、物質による差異に個性を依存しないことだ。


<nowiki>#境界</nowiki>
<nowiki>#境界</nowiki>
</div></div>
</div></div>
=== 長い別れ ===
=== 長い別れ ===
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
本文
本文
<div class="mw-collapsible-content">
<div class="mw-collapsible-content"><poem>
いつも別れは突然だ。
いつも別れは突然だ。
誰にも何も言わずにあの人は去っていった。
誰にも何も言わずにあの人は去っていった。
566行目: 645行目:


夏の青空は、どこか物悲しく、雨香が長い別れを思い出させる。
夏の青空は、どこか物悲しく、雨香が長い別れを思い出させる。
</div></div>
</poem></div></div>
 
=== 私の問題と世界の問題 ===
=== 私の問題と世界の問題 ===
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
592行目: 672行目:
すべては積み重ねであり、自分の生活の中で、何を積み重ねているのかを点検し、そこで欠けているものを積み上げていくことが何においても大切なのだ。
すべては積み重ねであり、自分の生活の中で、何を積み重ねているのかを点検し、そこで欠けているものを積み上げていくことが何においても大切なのだ。
</div></div>
</div></div>
=== 人の命に優劣はつけられるのか。 ===
=== 人の命に優劣はつけられるのか。 ===
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
618行目: 699行目:


皆で共に生きよう。
皆で共に生きよう。


<nowiki>#生きる
<nowiki>#生きる
629行目: 706行目:
#我々は光を灯し続ける</nowiki>
#我々は光を灯し続ける</nowiki>
</div></div>
</div></div>
=== 差異 ===
=== 差異 ===
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
655行目: 733行目:
現代のこうした病に抗うためにはどうしたらいいのか。
現代のこうした病に抗うためにはどうしたらいいのか。
一つの答えは、他者の差異への意味付けを放棄し、記号論的なものを捨象した「人」との関係をどのように築くかに四苦八苦し、一般的には矛盾だったりするものを抱えながら生きることだ。そして、体温であったり、身体感覚を大切にすることだ。
一つの答えは、他者の差異への意味付けを放棄し、記号論的なものを捨象した「人」との関係をどのように築くかに四苦八苦し、一般的には矛盾だったりするものを抱えながら生きることだ。そして、体温であったり、身体感覚を大切にすることだ。


<nowiki>#消費社会
<nowiki>#消費社会
666行目: 738行目:
#現代社会論</nowiki>
#現代社会論</nowiki>
</div></div>
</div></div>
=== サブリミナルと公正な政治批評 ===
=== サブリミナルと公正な政治批評 ===
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
899行目: 972行目:
</div></div>
</div></div>


== 関連項目 ==
=== コント:オンラインサロン ===
*[[唐澤貴洋の発言一覧/@CallinShow]]
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
本文
<div class="mw-collapsible-content">
純朴そうな青年 A<br>
悪そうな青年  B<br>
 
(本を読んで歩くA)<br>
 
B あのすいません。三田駅どっちですかね。<br>
A  え、あ、駅ですか。<br>
 あっちの方です。<br>
B あっちって北西ですか、北ですか、西ですか。<br>
A いや、携帯持ってないんですか。<br>
 調べたらすぐわかりますよ。<br>
B いや、あなた、携帯で、インターネットで何でもわかると思ったら大間違いですよ。<br>
 ときに、あなた、その本は、まさか、あの、インフルエンサー、カリスマのカルゴさんの本ですか。<br>
A  あ、はい。<br>
B あなたは素晴らしい、簡単に、楽に、賢く生きられる本を読んでいらっしゃる。あなたはお目が高い。<br>
A いえいえ。<br>
B 私はその人のオンラインサロンに入ろうと最近考えていまして。<br>
A はい。いいんじゃないんですか。僕もサロン生です。<br>
B なるほど。それもまた素晴らしい。月に一万円、その費用は自己投資だ。その投資をできた決断こそ、自己決定、ときに、洗脳。<br>
A はい?なんか言いましたか。<br>
B 千に一つの脳。<br>
A ・・・すいません。ありがとうございます。。。<br>
B その本は、何が書いてあるんですか。<br>
A バカと付き合うのは時間の無駄だ。<br>
 議論はまともにするな。相手と噛み合う必要はない。<br>
 世代間格差が広がっているとか。<br>
 世の中には必要のない人がいるとか。<br>
B なるほど、賢い。<br>
 バカな相手は、話す必要がない。私がバカだとしましょう。そんな私があなたに話をかけてしまうと、あなたには得るものがない、時間を浪費するだけだ。ときに、話が噛み合わなくてストレスをかかえるかもしれない。<br>
A まあ、そうなりますよね。<br>
B しかし、バカとはどういった基準で決めるんですか。<br>
A 偏差値とか、職業とか、学歴とか、話している内容とか。<br>
B あなたは、そのヒエラルキーの中で生きていらっしゃる。<br>
A ヒエラルキーって何ですか。<br>
B バカな人が作る階層、それをヒエラルキーと言います。<br>
A そうなんですか。階層ってなんですか。<br>
B バカの階段のことです。<br>
A なるほど。ちょっとまってください。<br>
 バカな人が作る階段で生きている私はバカということになりませんか。<br>
B あなたは賢い。<br>
 でも待ってください。あなたはその階段を上り続けるので大丈夫です。上に上に行きます。<br>
 カルゴさんについていきましょう。<br>
A はい。ありがとうございます。<br>
B そう、私、カルゴさんのオンラインサロンについてもっと詳しく知りたいのですが、是非今後連絡を取らせてもらえませんか。LINEの交換をしていただけたら。一緒にカルゴさんの教えを身につけていきたいなと。お願いします!<br>
A ・・・ いいですよ。えっと、どうやったらいいかな。<br>
(LINEの交換に戸惑うA)<br>
B 任せてください。<br>
(鮮やかにLINE交換をするB)<br>
A あ、駅は大丈夫ですか。<br>
B はい。あなたの教えに従い、携帯で調べてみます。ありがとうございました。<br>
(別れる二人)<br>
(携帯が鳴る、BからのLINEのメッセージの着信を教える。)<br>
A 「先程はありがとうございました。大変助かりました。つきましては、今度お礼に新宿のルノアールをご馳走させてくださいませんか。かわいい友達も連れて行きます。そのあとみんなで食事に行きましょう。」<br>
・<br>
・<br>
・<br>
「あなたは、我々、マルチネットワーク、Gowayの幹部になれる人だと考えています。ご連絡お待ちしております。稼いで一緒に海外に行きましょう」<br>
 
(Bからのメッセージを読み上げるA)<br>
・<br>
・<br>
・<br>
マルチネットワークってなんだろ。<br>
 
<nowiki>#ハック
</nowiki>
</div></div>
 
===死にたいと思っているあなたへ。===
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
本文
<div class="mw-collapsible-content">
僕は弁護士をしている。
 
でも弁護士イコール自分だなんて思ったことは一度もない。<br>
ずっと弁護士になりたいと思って仕事をしている。<br>
10代の時、弟が死んだ。<br>
自殺だった。<br>
地元の不良グループに恐喝され、弟はお金を支払うことをせずに、集団リンチに遭い、その夜自殺した。<br>
その日から人生が変わった。<br>
弟を救えなかった。<br>
自分のせいだ、親のせいだ。全てを恨んだ。<br>
自分で死のうと思ったこともあった。<br>
薬をオーバードーズして死んでみようとしたり、首に紐をかけたこともあった。<br>
でも死ねなかった。<br>
怖かった。<br>
 
死ぬ勇気がない僕は、死だつもり{{原文ママ}}で生きることにした。<br>
他人の目を気にせず、何を言われようが、カッコ悪かろうが、生きることにした。<br>
体力に自信がなかった僕は、弟が集団リンチにあった多摩川の河川敷を毎日走り続けた。<br>
そして、新聞を1記事ずつ読み始め、自分で料理を作りはじめた。<br>
自分で確かにできることから始めようと思ったんだ。<br>
多摩川の河川敷を走り、体力が付き、精神状態もやがて好転していった。<br>
新聞は、社会を教えてくれた。<br>
色んな疑問を社会に持った。<br>
高校を中退して、友達0人だった僕は、入り直した新宿山吹高校でも、人に話しかけることはできなかった。声を発することができなかった。<br>
全てが怖かったんだ。<br>
高校で1人の先生に出会った。<br>
耳が不自由な渡辺先生。<br>
夜の教室で宙を見ながら、熱心に教えてくれていた。<br>
教師なんか、どうせ人なんて見てないんだろ、小学校の時、先生から吃音を馬鹿にされていた僕は、そう思っていた。変なおじさんだよ。生徒が聴いているか、聴いていないかわからない閑散とした教室で、額に汗かきながら話している。<br>
疑問に思ったことを質問しに行った。<br>
渡辺先生は熱心に答えてくれた。<br>
君は大丈夫だよ。あるとき、質問に行ったら不意にそう言ってくれた。<br>
そのシーンは今でも忘れられない。<br>
それを信じて、勉強をすることにしたんだ。
 
進路を考えたとき、弟を救えなかったことが頭をよぎった。<br>
僕は僕の人生と向き合うしかない。<br>
そう思ったんだ。<br>
勉強は大変だったが、資格試験を通ることは出来た。<br>
試験に落ちたら今度こそ死のうと思って勉強した。<br>
僕は死ねかった。{{原文ママ}}<br>
だから、全てを受け止めることにしたんだ。<br>
新しい人生は、今から始まる。<br>
あなたが抱えているつらさをわかってくれる人は社会にいるんだ。<br>
だから向き合って欲しい。<br>
そして勇気を出して声を出して欲しい。<br>
あなたの声を待っている人がいるんだ。<br>
僕も今日からまた人生を始める。<br>
あなたの新しい人生を、僕とどこかで出会ったら教えて欲しい。<br>
生きて欲しい。<br>
<nowiki>#生きる
#いきづらさ
#明日へ
</nowiki>
</div></div>
 
===また歳を取ってしまった。===
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
本文
<div class="mw-collapsible-content">
未来の自分は44歳になってるぞって、17歳の頃の自分に言ったら、冗談だろっていいそうな歳になってしまった。<br>
若い頃は、早死にすると思っていた。
 
歳を取ってみることは悪いことばかりと思っていたけど、44歳になってみて、意外に悪くないと思う。
 
ちなみに44という数字は縁起が悪いと思われそうだが、1月4日生まれの自分にとっては、4はラッキーナンバーだ。
 
44歳になって思うことは、疲れるようになった。<br>
これは、よく眠れるから、悪そうでいい。
 
目は昔から悪いので、歳は関係ない。<br>
老眼がいつ来るかが問題になってくるが、それもまたいいんじゃないか。
 
40歳を過ぎるとウイスキーがうまいと思えるようになった。<br>
ウイスキーだけが今一好きではなかったが、ようやっとロックが飲めるようになった。<br>
氷が溶け加水して行くのが味の変化があっていいんだ。<br>
ウイスキーを飲むとカロリーをお酒で摂取しにくくなると思うから良い。<br>
ちなみにお酒が弱いので、多く飲むことはない。<br>
大酒飲みに憧れがあったが、大酒が飲めたら、アル中になっていた可能性があるからこれもまた良し。
 
44歳になると大概のことが大目に見れるようになった。<br>
車を運転していて無理して割り込んでくる人間がいたらいらいらしていたこともあったが、生き急いでいるなと、無理するなよと思えるようになった。
 
体が動きにくくなるかと思ったが、引きこもり期間が長く温存していた分大丈夫そうだ。<br>
ただ、腰痛なるものも、経験するようになった。若い時腰痛の人が動けないと言うのを見ると、またまたそんな大袈裟な、と思ったが、これは甘く見ていた。痛さは本当だった。<br>
ただ、腰痛があるとい人に言えるのも長く椅子に座っていたり、頑張ってる証拠かと思うと、これもまた問題なし。
 
40を過ぎると白髪が増え出した。<br>
はじめはショックを受けたが、ショーン・コネリー、三船敏郎、緒方拳を思い出せば、ロマンスグレーもまた良し。<br>
え、見た目が全く違うって、それはまたご愛嬌。<br>
皺が増えた、加齢臭がする?<br>
皺もなくて、無味無臭は、つまらない人生だ。<br>
それもまた味。
 
 
44歳は涙脆くなった。<br>
泣いている大人を見ると17の自分は気持ちが悪いくらいに思っていたが、今の自分は、頑張っている人を見ると何だか泣けてくる。それだけ心が豊かになってきたんだと思うとそれもまた良し。
 
今年の目標は、「今を生きる」。<br>
コロナ禍は生きることの意味をあらためて教えてくれた。<br>
人生はケ・セラ・セラ。<br>
どんな時も美しい。<br>
 
この文章読んでくれたあなたに幸あれ。
 
<nowiki>#誕生日</nowiki>
</div></div>
 
===お問合せフォームマン3号===
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
本文
<div class="mw-collapsible-content">
お問合せフォームマン3号の朝は、早い。
 
僕が誕生日配信をして以降、動きが活発化しているが、その活動は次の通りだ。
 
他人の名前を標榜し、自治体への問合せやらパンフレットの注文やら、商品の注文をインターネット上のホームページのお問合せフォーム、注文ページから行う。
 
君のアンチコメントを読まなかったのが気に障ったのか、僕が誕生日配信をして楽しそうに歌っていたのが許せなかったのか、ユーザーの皆さんと和気藹々と交流をしていたのが気に入らなかったのか、その動悸{{原文ママ}}は不明だが、誕生日配信から劇的に増えてきた。
 
3号と書いているが、前に僕がお問合せフォームマンと呼んでいる活動をしている人間が複数人いたことは事実だし、それは前に2人とかいうレベルではないのだが、語感がいいので、3号と呼ぼうと思う。
 
3号がしている行為は、当然、された側からすれば業務妨害という犯罪にあたる行為だし、オートリプライのメールが届く側からしても到底いい気持ちになるものではない。<br>
おっとそう書くと3号はガッツポーズをするかもしれないが、僕自身は3号の活動は一つの症例として見ているので、観察のためのサンプルを得るという意味はある。
 
3号の今日の朝は午前5時59分から始まった。<br>
自治体に何らかの問合せを行う、他人の名前を標榜し、問合せフォームに僕のメールアドレスを入れる。<br>
3号のここ数日の活動時間帯は、さまざまなで{{原文ママ}}僕は仕事をしてないのではないかと心配している。少なくともどこかの企業に定時に務めるといったものではないのだらう{{原文ママ}}。
 
今朝の衝動はどこから来たのか、寝ずに夜を明かし、来る夜明けへの恐怖心からの断末魔の叫びなのか何かはわからない。
 
観察者である僕は、君がどういったプロフィールで、どのような家族構成にあり、どのような生活を送っているのかが興味がある。
 
君が問合せフォームに入力しているその姿は、芥川龍之介の羅生門の死人の髪を引き抜く老婆のような様相ではないかと想像している。<br>
その姿は、一般的には、とても醜いもののように思われるものかもしれないが、人間の業を凝縮している姿は、反面、神々しささえあるのかもしれない。
 
3号が問合せフォームに入力する活動が、求人サイトの応募ファーム{{原文ママ}}に入力する活動になることを、君の親と同様に願っている。
</div></div>
 
===漫才 痛客===
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
本文
<div class="mw-collapsible-content">
A はい。</br>
  こんにちは。</br>
 今日もいい天気で。</br>
B なんやその初対面の人同士の入り。</br>
A なんかBさんが相談があるみたいで。</br>
B そうそう。</br>
A 悩み事がおありとのことで。</br>
B この間さ、二十歳のこと知り合いまして。</br> その子がさ、LINEでご飯行きませんかって言うてきてて</br>
A そうなんや、で、その子とどこで知り合ったの?</br>
B 飲食店で。</br>
A 隣に座ってて。</br>
B 隣には座ってたな。</br>
A 声かけたんか。</br>
B かけたような、かけられたような。</br>
A なんや、フワフワしとるの。</br>  で何を悩んでるんや?</br>
B そこに真実の愛はあるのか、私は被害を受けないのか。</br>
A この間初対面やろ。</br>
B そうや。</br>
A なんでそこで、真実の愛とか被害とかの話になるんや。</br>
B 実はな。</br>
A うん。</br>
B 飲み屋さんやねん。</br>
A なんや、何をたまたま居酒屋さんで知り合った体で話してんねん。女性の方が接待してくれる店やろ。</br>
A あ、あ、それは同伴や。</br>
B 同伴って?</br>
A まず女の子とご飯を食べて、その後その子が</br>
 働いているお店に行く行為や。そこで売上に協力するまでがワンセットや。</br>
B 営業やないか。</br>
A 営業やろ。</br>
B でも違う可能性あるやろ。おれに興味持ったとか。</br>
A はい。出ました。ご都合ロマンチスト。</br>
 あなたどれだけその子と話したん?</br>
B ほとんど、話してない。</br>
A どこの世界に40超えたおっさんにいきなり興味持つ20歳がおるねん。</br>
 加齢臭のする。</br>
B 加齢臭気をつけてるわ。</br>
A お前どう言うシチュエーションでその店行ってんねん。</br>
B 知り合いのお金持ちの社長さんと行って、めっちゃ払ってたわ。その人。</br>
A どこにある店?</br>
B 六本木。</br>
A 100パー、同伴だから。金を使ってくれるお客さんの連れやから、客になると思うたんやろ。</br>
B 違ったらどうするんですか。</br>
A だったらLINE返してみぃや。</br>
 ご飯行きましょうって。</br>
B 同伴だったら高いお金払うんやろ。そんなのお金無駄やわ。</br>
A 見ず知らずだけど、真実の愛までお前語るほど興味あるんやろ。その子が必死に影響営業してるんやから、リスペクト持って接しんかい。</br>
B えー。</br>
A わかった、おれに携帯貸してみい。</br>
 おれが打ったる、白黒はっきりつけるLINEを。</br>
B 怖いな、送信しないでよ。</br>
A  (LINEに文を打つA) </br>
お誘いありがとうございます。</br>
私は、このようなお誘いをいただいたこと恐縮しています。</br>
今年40を超える身として真実の愛を探しております。</br>
同伴、マルチ商法、デート商法、ビザの不正取得、保険金殺人への誘導、保険金殺人、全てに怯えております。</br>
このお誘いをお受けしていもよろしいでしょうか。</br>
よろしければ再びご連絡いただけますことを祈念しております。</br>
B そんなの返信返ってくるかい。</br>
A それが答えや。</br>
A.Bどうもありがとうございました。
 
<nowiki>#お笑い
#漫才
#台本</nowiki>
</div></div>
 
===岩田康誠とテイエムサウスダン===
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
本文
<div class="mw-collapsible-content">
岩田康誠騎手は1974年生まれ。
現在47歳。
 
元々は園田競馬出身だ。
 
園田競馬場に何年か前に行ったことがある。
 
いまはもう古びた競馬場で、子供もいて、縁日をやっている雰囲気を感じさせる場所だ。
 
行くと好きになる競馬場だ。
 
でもその場に立ってみると、岩田康誠騎手がここからスタートして今の場所にいるというのは、中々想像できる物語ではない。
 
中央競馬に移籍をしたのが30歳を過ぎた2006年。
今から16年前だ。
その岩田康誠騎手が2022年1月30日に、JRA移籍後1700勝を達成したのだ。
この記録は史上14人目。
毎年平均100勝してきた計算だ。
この数字は凄まじい。
 
普通に中央競馬で騎手をスタートしていれば、18歳でデビューしたりするので、遅れてきた転入生、それも年長者。
 
どういう思いでこれだけの記録を積み上げて来たのか、多くを語らない岩田康誠騎手の心中は僕にはわからない。
陳腐な表現かもしれないが、血の滲むような思いで積み上げた記録であると僕は勝手に思っている。
 
いまではレジェンドとなった岩田康誠騎手も国内G1を最後に取ってからもう4年経とうとしている。
 
岩田康誠騎手は、かつてはNHKマイルカップで2着になり、その後低迷を続けていたケイデンスコールに2020年11月から調教から乗るようになり、翌年の1月には、中山金杯で12番人気のケイデンスーコルを2018年の新潟2歳ステークス以来の優勝に導く。
近年では、G1級の馬が回ってきにくくなってきていた中、馬を育て、ケイデンスコールをその後安田記念、マイルCSに出走させるまでに至った。
さながら岩田再生工場。
 
昨年には、藤懸騎手とのやりとりが話題になり、騎乗停止になってしまう。
岩田康誠騎手が騎乗できなくなった読売マイラーズカップでは、乗り替わった古川吉洋騎手が乗り、3度目の重賞制覇に導いている。
つかんでは消えていく、どんな思いでレースを観ていたのだろうか。
 
岩田康誠騎手は、2021年3月の黒船賞からテイエムサウスダンに調教から騎乗するようになる。
その黒船賞では、テイエムサウスダンは1番人気のスリーグランドに8馬身差をつけて圧勝する。
その後地方での交流戦で好成績を残し、昨年の11月東京で武蔵野ステークス、距離1600mにチャレンジする。
内、前目につけるが、最後400mを過ぎて仕掛けるも、最後は伸びず、9着。
これまでも1600mでは、好成績を残していない。
前走の根岸ステークスは、1400m。中団につけ、インを突くのではなく、外に出し、残り300mから気合いの追い出しで見事優勝。
2022年2月20日にあるG1、フェブラリーステークスは1600m。
 
馬を育て、G1に導く。
 
距離は持つのか。
根岸ステークスを見ると、中団、追い出しをワンテンポ遅らせる、そんな競馬するのではないか。
 
どんな騎乗を見せてくれるのだろうか。
 
良いも悪いも全て受け止める、47歳岩田康誠。
2000勝への物語はもう始まっている。
 
<nowiki>#競馬
#フェブラリーステークス
#岩田康誠</nowiki>
</div></div>
 
=== 母親 ===
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
本文
<div class="mw-collapsible-content">
もう十二時を過ぎて、母の日は終わっている。
 
オレの母親はかなり大らかな性格だが、めちゃくちゃ押しが強い。<br>
押しの強さは、時に空気を読まない。<br>
オレが高校を中退するために、朝高校に行かないために寝たふりをしてたときは、たかひろが起きないと父親に言い、明らかに寝たふりをしてるオレを、父親を呼んでベッドから引きずり出させていた。<br>
オレは決して目を開けず、寝たふりをし続けていたが。<br>
未成年だったオレは競馬にはまり、母親の財布から、拝借して競馬をやっていた。<br>
家に泥棒がいると言われて、警察に突き出すわよと言われていた。<br>
高校を辞めていて、もう二度と高校に行くつもりもなく、競馬と映画で過ごしていた日々が終わりを告げることになったのは、母親のおかげだ。<br>
ある朝だ、たかひろ、頼むからここを受験してほしいと言ってきた。<br>
オレは嫌だよと言った。<br>
母親はたかちゃん頼むから行ってきて、お母さん心配だからと何度も何度も言う。<br>
オレも先の見えない生活だった不安もあって、いつなのと母親に言ったら、今日が試験日だと言う。<br>
また、オレは急だろ、嫌だよと言った。<br>
そこで母親は諦めず、たかひろ行ってきてと強く強く言われた。<br>
オレはそこで母親の根気に負けた。<br>
そこで入った新宿山吹高校でオレの人生が変わった。<br>
 
そんな母親だが、弟が亡くなったときの落ち込みは凄かった。毎日泣きながら般若心経をあげ、弟の名前を呼び続けた。<br>
家族は、めちゃくちゃになり、誰からも期待されていないはずのオレだったが、迷惑をかけた分、オレが頑張らないといけないと思った。<br>
 
今思えば、色々あったことは全て母親の愛情からオレに良くなってもらいたいという思いで、言われてきたなと思い、オレはオレが思う道で頑張ることにした。<br>
ネットで誹謗中傷、リアルな嫌がらせを受けていたときも、たかちゃん負けちゃダメよ、正しき道に行きなさい、この二つの言葉を言われ続けて、オレは今がある。<br>
いまだに押しが強くて、会うと母親が一方的に話しているけど、母親には感謝しかない。<br>
お母さんいつもありがとう。<br>
 
<nowiki>#母親
#母の日</nowiki>
</div></div>
 
=== 弟 ===
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
本文
<div class="mw-collapsible-content">
弟の名前は厚史。
年子の弟だ。<br>
 
オレたちは、幼稚園、小学校と同じだった。<br>
喧嘩もよくした。<br>
弟はとても優しいやつだった。<br>
 
弟とは喧嘩もしたが、弟が傷つくのは嫌だった。<br>
弟がやられた時は、弟をいじめたやつのところに行き、徹底して仕返ししていた。<br>
 
オレと弟は、中学では、別の学校に行き、道が分かれて行った。<br>
 
オレは行っていた学校で、そのまま大学行く未来に希望も持てず、高校に入った頃は、万引きを自慢しているやつを見て、こんなやつらと一緒にいても小銭を盗むような生き方しかできないと思った。<br>
そこでオレはただ辞めたいという目的以外の目的もなく、高校を辞め、フラフラする生活をしていた。<br>
 
体を鍛え、映画を見て、競馬をする日々。<br>
 
弟は、高校に入ってから、ヒップホップを聴き、将来DJになりたいと家族には話していた。<br>
家族の中で厄介者となっていた存在となっていたオレは、家族とも口を聞かなくなっていた。<br>
 
疎遠な関係になっていた弟は、オレとは全く違う世界を作っていて、オレは闇の中に沈み続けた。<br>
ある日弟に異変を感じた。<br>
肌がピンク色になっている部分があったんだ。<br>
根性焼きってやつだ。<br>
 
弟と口も聞かない感じの関係になっていたオレは母親に、大丈夫なのか、何かあったらオレに言えよって間接的に言うことしかできなかった。<br>
 
8月25日、異変があった。<br>
昼に弟の部屋の鍵が開かないと親父が言った。<br>
開けてみると骸になった弟がいた。<br>
 
親父は、弟を下ろして、家族は慟哭した。<br>
 
警察が捜査し、概要がわかった。<br>
 
弟は、当時はやっていたパーティーのパー券{{原文ママ}}を売るように脅されていた。パーティーは開かれず、オバケのこともあり、そんな詐欺まがいのこと弟は出来なかったんだ。<br>
親の金盗んででも金を払うことをしなかった優しい弟は、死ぬ前日、多摩川の河川敷で、集団暴行に遭い、悲観し絶命した。<br>
 
オレは、何で助けられなかったんだろう、オレは、何てクズなんだと泣き続きた{{原文ママ}}。<br>
 
そのころオレは通信制の高校に入っていたが、友達もおらず、何かのときには、人のいない弟の墓に行き、泣き続きた{{原文ママ}}。<br>
 
そこがオレのすべての原点だ。<br>
 
オレが17、弟が16のときの話しだ。<br>
 
オレは別にいつ死んでもいいと思ってる。<br>
 
そしたら、弟と会って、弟と酒でも飲んでみたい。<br>
 
8月が来るといつもあの時のことを思い出す。<br>
 
<nowiki>#8月
#弟</nowiki>
</div></div>
 
=== エクシア合同会社の研究 その1 ===
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本文
<div class="mw-collapsible-content"><poem>
エクシア合同会社は、社員権を販売し、出資を募っていた。集めたお金については、親会社である外国法人に貸し付け、外国法人が証券口座を開設し、その口座内で、金融商品(FX)の投資を行い、出て利益から、エクシア合同会社に利息と元本を返すことで、運用するという説明がなされていた。
 
当初のエクシア合同会社の投資スキームにおいて、外国法人において何が行われていたのかが、エクシア合同会社の実態を把握する上で、必要な調査事項となる。
 
 エクシア合同会社自体は、2015年4月1日に会社設立されている。当初の商号は、エクシアジャパン合同会社(2019年9月1日に「エクシア」に商号変更)であった。代表社員は、菊地翔(1977年3月25日生まれ)という人物。
 
 エクシア合同会社の投資スキームにおいて、重要な外国法人は、イギリス法人からシンガポール法人に変遷している。
 
 イギリス法人は、2013年7月15日に設立されている。当初の会社名は、「EXUSIA LIMITED」であった。同社は、2015年3月10日に会社名を、「EXIA LIMITED」に変更している。
 
 同社は、100万ポンドを資本金として設立された。この100万ポンドについては、支払われることなく、会社は2018年7月17日に解散している。会社の事業実態があったのかであるが、イギリスのCompanies Houseが公開しているデータを見ると、2014年の段階から一貫して「dormant company」、休眠会社の扱いを受けている。会社の資本金の振り込まれず、休眠状態のまま、会社は解散しており、この事実からすれば、イギリス法人における事業実態があったとはいえない。
 エクシア合同会社の設立は、2015年4月1日であるが、投資名目での資金集めは、それよりも前に行われいてた。その際には、イギリス法人名目で配当について報告がなされていた。EXIA LIMITEDに事業実態がなく、資金が集められた事実がこの時点で存在していたのだ。
 
 菊地翔という人物が何者であるのか。これは、非常に興味深いテーマである。
 菊地翔が、エクシア合同会社のホームページで公開していた情報によると、1996年東京モード学園ファッション基礎学科卒業とある。ファッション基礎学科というのが存在するのかを検索エンジンで「ファッション基礎学科」というキーワードで検索すると探知できなかった。
 その後の経歴は不明な部分が多いが、2008に独学で専業FXトレーダーになり、2009年には15営業日で利益率2,520%を達成し、2011年国内プライベートファンドの為替トレーダーに就任、2012年海外ヘッジファンドのアドバイザリーに就任、2013年資本金100万ポンドをもとに英国法人を設立、2014年海外証券会社のか為替トレーダーに就任、2015年エクシアジャパン合同会社を設立と自称している。
 
わかる範囲で、ひも解いてみていこう。
 
 菊地翔は、エクシア合同会社を設立する前に、株式会社ロギアという会社を設立している。2011年1月5日の話しだ。住所は、東京都千代田区丸の内一丁目8番3号丸の内トラストタワー本館20階。この住所は、エクシア合同会社の設立時の住所と同じである。株式会社ロギアのホームページを調べてみるとウェブアーカイブにその残滓を確認することができた(<nowiki>https://web.archive.org/web/20110416080912/http://www.logia.co.jp/</nowiki>)。そのホームページをみると、「金融取引業 投資顧問 運用 助言 代理業」等と記載している。当時から第三者からの資金を募り、運用をしようとしたことがわかる。上記ホームページ上には、「LOGIA UK LIMITED」とイギリス法人について記載があるが、調べてみるとそのような法人は、Companies Houseのデータベース上では確認できていない。ちなみに株式会社ロギアは、金融取引業に関するいかなる登録も金融庁でしていない(<nowiki>https://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/kinyushohin.pdf</nowiki>)。
 
 菊地翔について、Companies House上で調べてみると面白い情報に行きつく。菊地翔は、2013年7月10日、別のイギリス法人を設立していたのだ。「EXUSIA LIMITED」、別に設立していた法人と同じ名前である。同会社は、設立翌日に、「EISYO HK CO LIMITED」と商号変更している。菊池翔は、2014年8月22日に、法人の持分をShuang Yanなる人物に譲渡し、役員を退任している。同法人は、後に、「DREAM FOR A LIVING LTD」(2016年7月27日)(以下、「D社」という。)というイギリス法人のカンパニー・セクレタリーとして登場する。D社は、2017年2月、無登録で金融商品取引業を行うものとして、(<nowiki>https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/mutouroku/03.pdf</nowiki>)金融庁から警告を受けている。
 
 既に述べたが、2013年資本金100万ポンドをもとに英国法人を設立としているが、払込がされないまま同法人は解散になっている。
 
<nowiki>#合同会社
#エクシア合同会社
#エクシア</nowiki>
</poem></div></div>
 
=== エクシア合同会社の研究 その2 ===
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本文
<div class="mw-collapsible-content"><poem>
 シンガポール法人である「EXIA PRIVATE LIMITED」が設立されたのは、2017年1月31日であり、株主は菊地翔である。
 
 エクシア合同会社は、シンガポール法人の位置づけについて、ホームページ上で、以下のように図示している。
 
 
 このストラクチャー図についての、合同会社エクシア従業員北川悠介が参加したクラブアルケミスタのエクシア勉強会(2019年2月開催)での説明を引用しよう。
 
 「ご出資いただいているのをどうしているのかっていうと、親会社であるこのシンガポールのエクシアプライベートリミテット。ここですね。ここに貸付けをしてるだけなんですよ。で、実際には親会社のエクシアプライベートリミテットがFX取引をしています。なので、毎月毎月出ている実績は、どこが出してんの?っていうと、会社でお伝えすると、このエクシプライベートリミテットが出してるんですね。」。そして、「実際に利益をあげてるのは親会社なんですよね。親会社がずっと運用して何パーセント何パーセントって感じで大きい利益を出してるので、日本法人はそれをまあ、貸し付けたお金の利息として払い戻してもらって、そこから僕ら従業員の給料であったりとか、会社のオフィス経費だったりとかのを差し引いた上での決算書」とも述べている。
 
 
 
 関戸直生人においては、シンガポール法人が、「エクシアプライベートリミテットの会社の名義でFXの証券口座がつくられてます。そこで運用」していると述べている。
 
 
(https://web.archive.org/web/20190406102006/https://exiallc.jp/)
 
 大石武は、利息が出た場合の、出資者に対しての分配金とエクシア合同会社の取り分については、「出た利益ありますよね。それって例えば10%利益出ましたよってなると、投資家さんとエクシアまあジャパン、エクシアプライベートリミテッドの方が半分いただいてエクシアグループが半分いただいて皆さんの方が半分、えーまあ利益反映させていただいてっていう形になるんで5%5%って形なってると思うんですけど、これエクシアの取分からまあ社員に給料がでてるわけですよね。で社員はもう菊地さんと面接を経て、社員という形で入らせていただいてるんですけど、この5%のうちえー実際にあの話合いの中で僕も現状でえーまあお給料いただけますかっていただけてるパーセントをここのメンバーだけに発表しますね、ゆうとえーこの5%分のえー1.5くらいもらってます。なのでえー全体の15%くらいですか。こっちエクシアの取分からいうと30%くらいですか。ってことですね。をもらいます。でこれを、えーまあ窓口対応させていただいているので、ご紹介いただいた方とわけてくって感じですね。」と述べ、利息が現実化した場合に、分配金が支払われると述べ、クラブアルケミニスタ参加者がエクシア合同会社の社員権販売の勧誘者となり勧誘が成功した暁には、インセンティブが支払われるとまで踏み込んでいる。
 さらに、誘惑的に、「これが毎月なんで、毎月なんでってことは×12くらいが年間入ってくると。って形になるとビジネスモデル的にはなんていうんですかね、単発で終わりではない。」と述べ、インセンティブが払われ続けると述べる。
 
 リスクについて、関戸直生人は、「今までよく聞かれた、会社のリスクの中で、僕もじゃあ関戸さん自分でも投資、僕も勿論出資してますが、自分で出資してて何がリスクだと思いますか?って聞かれることがすごく多かったですけども、その中で、僕は運用に関しては本当に全く心配しておりません」と述べる。
 
 なお、この構造について、関戸直生人いわく、「2021年2月に海外の投融資は一切やめました。」。このため、2021年2月からはスキームを変えたとエクシア合同会社は主張してくる。2021年2月以降についての考察はまた別途したい。
 
 
 シンガポール法人の物理的な稼働状況については、「シンガポールのエクシアプライベートリミテット自体は向こうでオフィスも借りてますが、なにもデスクも何もない状態で、誰か勤務しているわけではなく、・・・実際に誰かが常にいて何かをしてるわけではなく、」と述べ、現地での人的な稼働がないことを自白している。
 
 さらには、同勉強会の質疑応答で、
 
(質問者1)
なんでわざわざそういう形をとるのか?外国にそういう本社をおいて、架空っていうか、まぁ架空じゃないけど、どうしてそういうスキーム取るのか?っていう。
 
関戸 
例えばですけど、エクシアジャパン合同会社でこのままご出資いただいた資金をFXで運用すると、おそらく投資運用業の免許だったりとか、第二種の免許であったりとか、なにがしかが必要になるとおもいます。ので、うちはそれはできないです。で、シンガポールの親会社でいったんお金を貸してるよってスキームにすることで、何か免許を取得する必要がなくなりますので、そのためにあるような会社です。
 
(質問者1) 日本の金融庁がうるさいから?
 
関戸 
そうですね、はい。
 
と述べ、関戸直生人は、金融庁からの監督をされることを避けるために、シンガポール法人が設立されたことを吐露する。
 
ここでは、2021年のエクシア合同会社の主張に整合性があるかを見ていこう。
まず、見ていただきたいのが下記のエクシア合同会社がホームページ上で公開していた決算書である。
 
 
 次に、エクシア合同会社がホームページ上で記載していた利率を下記に記載する。
 
 
2016年4月
75.92%
2016年5月
21.92%
2016年6月
15.31%
2016年7月
18.69%
2016年8月
30.51%
2016年9月
6.27%
2016年10月
10.75%
2016年11月
4.69%
2016年12月
10.73%
2017年1月
7.13%
2017年2月
8.03%
2017年3月
3.32%
2017年4月
10.34%
2017年5月
3.24%
2017年6月
5.47%
2017年7月
9.1%
2017年8月
12.34%
2017年9月
5.34%
2017年10月
5.81%
2017年11月
7.3%
2017年12月
10.31%
2018年1月
5.16%
2018年2月
3.22%
2018年3月
3.81%
2018年4月
8.72%
2018年5月
9.32%
2018年6月
10.07%
2018年7月
9.95%
(https://web.archive.org/web/20180830102703/https://exiallc.jp/)
 
上記の利率は、エクシア合同会社のスキーム図からすれば、エクシア合同会社がシンガポール法人から受け取った利息の利率に他ならない。
 
 
 下記は、エクシア合同会社の出資者への返戻実績を述べる「武田のブログ」に記載されていたものである。この数字は、大石武の説明との整合する形で、エクシア合同会社が受け取る利息の半分なっている。
 
 
 
(https://web.archive.org/web/20210509222342/http://www.fieradellasostenibilita.org/category/)
 
 さて、前置きが長々となったが、エクシア合同会社が、出資者から預かった資金をシンガポール法人に貸し付け、シンガポール法人において証券口座を開設し、FXで運用し、出た利益を、エクシア合同会社は利息を受け取り、それを出資者への返戻に充てていたという話の真偽を確かめてみよう。
 
 貸金についての利息は、エクシア合同会社においては、損益計算書上、営業収益として計上されるべきものである(参照:アコム株式会社の損益計算書(https://www.acom.co.jp/corp/ir/highlights/income_connect/))。
 
 
 2017年に、エクシア合同会社にシンガポール法人からエクシア合同会社から受け取っているはずの、利率は、87.73%である。エクシア合同会社が公表する2017年12月期の社員資本の合計が9億8304万5000円。この数字をベースに利息を計算すると、8億6242万5378円。これに対して、エクシア合同会社の決算書上は、17億7454万5000円が運用利益として記載されている。
 
 
 それでは、2017年の決算書中の損益計算書を見てみると、営業利益として計上されているのは、1億7617万6000円のみである。営業利益として本来エクシア合同会社が受け取っているはずの利息が全額計上されていないのである。
 
 
    エクシア合同会社が受け取っていないのであれば、シンガポール法人において、留保されなければならない。そこで、シンガポール法人の財務状況は、どうなっているか確認するために、シンガポールのACRA(会計企業規制庁)からシンガポール法人の会計情報を手に入れた(下記表はその抜粋)。
 
 
 2017年の会計情報を見ると、驚くべきことに、シンガポール法人において債務は存在せず、資産を一切持っていないことがわかる。
 
 
 ここからわかることは、2017年において、エクシア合同会社からシンガポール法人に貸付を行っていたということ、そして、FXで運用し利益を出しているという事実が存在しないことが推認される。
 
 
 2018年においても、利益は存在せず、資産は、わずか4236シンガポールドル、為替レートを1シンガポールドル80円と措定して計算すると、日本円で33万8880円しか存在しない。むしろ、2018年においては、シンガポール法人は債務超過に陥っており、FXの運用で高利回りを得ているなどと信じる要素は一切ない。
 
 
 2018年においては、エクシア合同会社の決算書からすれば、運用利益が34億9004年4000円あるはずだが、損益計算書中の営業利益は4億5390万8000円しか計上されておらず、計上されていない残りの利益はシンガポール法人においても計上されていない。
 
 
 以上からすれば、2017年、2018年において、エクシア合同会社が出資者から預かった資金を、エクシア合同会社としてシンガポール法人に貸し付け、シンガポール法人において証券口座を開設し、FXで運用し、利益を出しているという事実が存在しないことが推認される。
 
 つまり、イギリス法人に続いて、シンガポール法人においても、投資実態が存在しないことが大いに疑われるのだ。
 
 シンガポール法人については、ACRAに対して、2019年以降の会計情報の提供が行われてない。
 エクシア合同会社において、エクシア合同会社からシンガポール法人に対して送金を行っていた、シンガポール法人から利益をエクシア合同会社が受け取っていたというのであれば、まず、外為法上日本と海外の送金で3000万円を超える送金を行った場合に日銀に対して提出しているはずの事後報告書の写しを公開してみるといい。
 
<nowiki>#エクシア合同会社
#エクシア</nowiki>
</poem></div></div>
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=== エクシア合同会社の研究 その3 ===
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
本文
<div class="mw-collapsible-content"><poem>
 2021年7月のエクシア合同会社のホームページには、「エクシア合同会社の研究 その2」で引用したスキーム図に変わり下記の図が掲載されていた。
 
(https://web.archive.org/web/20210726113211/https://exiallc.jp/)
 
 
 
 シンガポール法人はスキーム図から消え、突如、エクシア・アセット・マネジメント株式会社とエクシア・デジタル・アセット株式会社という名前の会社がスキーム図に出てくるようになる。そして、エクシア合同会社が、かつて、シンガポール法人で行っていたというFX取引については、「外国為替証拠金取引等CFD取引等での自己資産運用」と表現され、エクシア合同会社自身が取引を行う形になっている。
 
 
 
 かかる図においては、エクシア合同会社としては、エクシア・アセット・マネジメント株式会社(以下、「EAM」という。)とエクシア・デジタル・アセット株式会社(以下、「EDA」という。)への出資による配当、金融取引での自己資産運用が事業の核となり、その事業に出資者の資金を投じ、利益を得ている体裁になっている。
 
 
 
 エクシア合同会社の関戸直生人、北川悠介、大石武が、2019年2月に行ったエクシア合同会社への出資勧誘についての勉強会では、エクシア合同会社は、シンガポール法人への貸付を行い、そこでFX取引により利益を上げ、その利益がシンガポール法人からエクシア合同会社への利息として払い戻され、その半分を出資者が受け取っているという説明を行われていた。
 
 しかし、出金が停止した現在においては、エクシア合同会社は、社員権現在評価額の説明について、「現在評価額とは、各出資者(社員)の出資金額と当該出資金額に対して分配された損益の合計金額から当該出資者(社員)に配当された金銭の価額を減じた金額である持分金額(当社定款第19条)の基準日時点における時価評価額であり、退社に伴う持分の払戻額です。合同会社を含む持分会社を退社する際に払い戻すべき持分の価額は、退社時における持分会社の財産状況に従って計算する旨が会社法上定められており(会社法第611条第2項)、清算企業価値(帳簿価額)ではなく、継続企業価値として評価・算定すべきとされています(最一小判昭和44年12月11日民集23巻12号2447頁)。具体的な算定にあたっては、当社代表社員が適宜作成・補正する事業計画から予測される将来利益の割引現在価値を計算し、各社員の持分割合に応じて按分した金額が各社員の現在評価額となります。」と説明する。
 
 エクシア合同会社は、これまでは、現実的な利益として社員に分配された利益と出資額の合計金額を社員権の評価額としていたのに、出金が停止した現在は、将来的にエクシア合同会社が生み出す利益も考慮して評価額を定めると説明を変えたのだ。
 
 
 これは、エクシア合同会社が保有している財産が、出資者から預かった総出資額よりも下回っていたとしても、将来的な利益も含めて評価しているので、実際の保有財産が社員権現在評価額を下回っていたとしても問題ないと言えるようにしたものと推察される。
 
 
 
 しかし、2021年7月にエクシア合同会社が勧誘のために使用していた株式会社ノークリーの社員が使用していた営業資料には、シンガポール法人を主としたスキームのときに出していた利率と地続の形で利率を表示している。そこでは、「運用実績」として、実際に運用して得たとする利益率を表示していた。
 
 また、大石武は、LINE VOOM における自身のアカウントの中で、返戻率という言葉さえも使わず、運用益、すなわち、現実的に運用して得た利益と表現していた。<ref>後で追記された一文。{{Archive|https://note.com/takahirokarasawa/n/nf7000cc662de|https://archive.ph/AyIUP|追記後の魚拓}}</ref>
 
 さらに<ref>追記前は「また」であった</ref>、関戸直生人は、2020年5月8日に行った出資勧誘において、『松井の資産運用ブログ』を示し、正しい配当実績を示しているものとして紹介しているが、この中でも実際に出た利益を配当していると述べている(https://www.youtube.com/watch?v=3FMI1D9cVSU)。
 
 
 その関戸直生人が勧誘資料として用いる『松井の資産運用ブログ』においても、
 
(https://web.archive.org/web/20210612143529/https://matsui-investment.com/exia-future/)
 
というように、2021年2月以降も、シンガポール法人スキーム時代と地続きの形で利率を出している。エクシア合同会社が現在述べるような将来利益を社員権評価の対象としているといった注記は一切存在しない。
 
 
 
 さらに、『松井の資産運用ブログ』においては、2021年11月の段階においても
 
 
とし、シンガポール法人スキーム時代と同様に、事業の核は変わらず、CFD取引であると述べている。
 
 
 
 2021年2月までに公開されていた情報、その後公開されていた情報が何ら注記も存在せずに地続きに出されていた状況からすれば、エクシア合同会社が、FX取引で多額の収益を上げていると一般の出資者が考えるのは当然であろう。
 
 
 
 なお、『松井の資産運用ブログ』が、出資希望者によるエクシア合同会社との面談の方法として『松井の資産運用ブログ』にLINEかメールで連絡するように示していることから、エクシア合同会社の勧誘の入口になっていたのは間違いない。 
 
 
(https://web.archive.org/web/20210801005412/https://matsui-investment.com/exia-conference/)
 
 エクシア合同会社がどのように出資者を集めていたのかについては、現在エクシア出資していると自称する者のブログが、エクシア合同会社が主張する高利回りを世間に喧伝していたことが考察点として非常に重要だと考えるが、それについてはまた別に検討したい。
 
 
 
 上記の資料を見れば、シンガポール法人スキーム時代と変わらぬ勧誘が2021年2月以降もなされていたことが推認されるが、以下では、現在、エクシア合同会社に今現在出資を検討している者に向けて、現在エクシア合同会社が社員権の評価として出しているものが果たして適正な評価であるのかを検討したい。
 
 
 
 EAMは、2019年9月、エクシア合同会社が買収する形で親会社となっている。EAMの財務状況を以下引用する。
 
 
 上記の通り、EAMの2019年末で赤字、2020年末で3512万円の黒字となっている。
 
 EAMが今後飛躍的に利益を出せるような事業計画は、EAMが公開している情報からは垣間見えない。
 
 
 
 では次に、EDAがエクシア合同会社の利益になるような配当を生む事業かを見ていこう。EDAは、元々の商号は、「株式会社LastRoots」という商号であった。株式会社オウケイウェイヴの子会社であったが、2020年10月30日に、エクシア合同会社に持ち株が譲渡され、エクシア合同会社の子会社となっている。
 
 譲渡価格は、2億2600万円である。
 
 
 
 そして、エクシア合同会社は、EDAに対して、2020年10月に5億円、2021年6月に、7億5000万円を資本注入している。
 
 そのEDAの財務状況は以下の通りとなっている。
 
 
 (https://www.exia-da.jp/wp-content/themes/my-theme/assets/ir/%E3%80%90EDA%E3%80%91%E7%AC%AC%EF%BC%96%E6%9C%9F%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8.pdf)
 
 EDAは、エクシア合同会社が子会社にして以降、赤字状態が続いている。毎月数千万円の赤字を出していたことがわかる。
 
 2022年4月末の段階で、EDAの保有現金・預金は、2億615万1000円。もうすぐで半年が経とうとしており、これまで通り赤字が続いているとすれば、現金・預金は底をつこうとしているのでないかと推察される。
 
 そうであるとすると、EDAは、これまで15億円近い資金をエクシア合同会社が出しているにもかかわらず、エクシア合同会社から資本注入してもらうか、別途借り入れをしなければならない状態にある。
 
 そのような財務状況から考えれば、EDAが将来的に飛躍的に利益を生む事業とは考えられない。
 
 
 
 エクシア合同会社の財務状況は、2019年までしかたどることができない。2019年の時点で、純利益は4595万円しか存在しない。エクシア合同会社はシンガポール法人に貸し付けを行い、そこから利息を得ている設定であるので、売上高と称する項目は、利息を意味するものと考えらえるが、シンガポール法人の会計情報が2019年以降は公開されておらず、どのような根拠に基づくかは実際には不明である。
 
(株式会社オウケイウェイヴによる公開情報)
 
(https://web.archive.org/web/20200803142040/https://exiallc.jp/ar.html)
 
 
 
 現在、エクシア合同会社本体やエクシア合同会社が投資をしている事業について公開されている情報を見ても、持分権の評価が出資額を上回る要素はなく、何を根拠に社員権の評価額が算出されいてるのかが大いに疑問となる。
 
 
 
 そもそも配当も期待できない子会社の株式の評価を要素の一つとして、毎月の返戻率(ブログでは「利率」、株式会社ノークリーの従業員が用いていた営業資料では、「利益率」)など算出するのは荒唐無稽といわざるをえない。
 
 
 
 エクシア合同会社については、住友不動産六本木グランドタワーに入居しており、その坪数からして毎月数千万円の賃料を支払っていることが推察され、エクシア合同会社の従業員である関戸直生人の年収に関わる情報や、菊地翔や北川悠介の生活ぶりからして、関係者に対して多額の報酬を支払っていることは自明である。
 
 
 
 そのような状況においては、毎月経常的に出ていく経費は多大なものであり、その中で、どのように利益を出していくのかは、エクシア合同会社本体やエクシア合同会社が投資をしている事業に関する情報からは、現実的な見通しは不明であり、そのような中でいまだ毎月の返戻率として出資者に通知を行っているのは、はなはだ疑問であり、裁判所からの検証物提示命令で求められている計算書類等の提出に応じていないところからすると、その返戻率について懐疑的にならざるをえない。
 
≪謝辞 本分析を行う上で、ながのてい氏のこれまでの多数の論考を参考にさせていただいた。同氏の地道な情報収集、分析無くして、これまでのエクシア合同会社に対する問題点の追及の基礎はなかったと言えよう。ながのてい氏の多大な努力に感謝申し上げる次第である。≫
 
<nowiki>#合同会社
#エクシア合同会社
#エクシア</nowiki>
</poem></div></div>
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ファイル:Krswnote2022-10-24 16.png|後から追記された資料
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=== エクシア合同会社の研究 その4 ===
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
本文
<div class="mw-collapsible-content"><poem>
 エクシア合同会社がCFD取引によって利益を得るスキームは、エクシア合同会社の主張からすると、次のような変遷を経ている。まず、①イギリス法人であるEXIA LIMITED(2013年設立)にエクシア合同会社(2015年設立)が貸し付けを行い、その資金をイギリス法人で運用を行いその利息をエクシア合同会社が営業利益として受け取り、出資者に分配する、②シンガポール法人であるEXIA PRIVATE LIMITEDが設立された2017年1月末以降は、同法人がエクシア合同会社に貸し付けを行い、シンガポール法人が運用を行いその利息をエクシア合同会社が営業利益として出資者に分配する、③関戸直生人が弊職に話した内容では、2021年2月からは、自社で運用を行っている。
 
 ① 、②においては、エクシア合同会社が出資者から集めた資金を、第三者に貸し付けていることになる。この点、親子会社関係にない会社への貸付であれば、金銭の貸し付けを業としているので、貸金業法の規制を受ける。
 
 エクシア合同会社は、シンガポール法人との関係においては、シンガポール法人はエクシア合同会社の親会社であり、このため、貸金業法上必要とされる登録は必要がないという姿勢を取っていた。しかし、後に、2020年6月30日になって、登録を行っている。
 
 そこで、EXIA LIMITEDやEXIA PIVATE LIMITEDがエクシア合同会社の親会社であったのかが問題となるが、この点、エクシア合同会社が出資者に交付していた資料である定款を確認すると、EXIA PRIVATE LIMITEDが60万円、菊地翔が39万円、鹿野伊織が1万円を出資したことになっている。
 
 ここでそもそも論を考えていこう。
 
 エクシア合同会社によるEXIA LIMITEDへの貸付を合法であったと言いうるためには、EXIA LIMITEDがエクシア合同会社の親会社であったという建付けが必要である。
 
 そして、そのEXIA LIMITEDが保有していたエクシア合同会社の持分を、EXIA PRIVATE LIMITEDに譲渡したという建付けが必要となる。
そのような事実があったのか。
 
 既に『エクシア合同会社の研究1』でみてきたように、EXIA LIMITEDは、資本金100万ポンドの払い込みなく、休眠状態のまま2018年で解散している。
 
 出資する原資もなく、どうやって、エクシア合同会社に出資したのか。
 
 また、EXIA PRIVATE LIMITEDがEXIA LIMITEDからエクシア合同会社の持分を取得したと仮にしよう、譲り受けたその持分は資産になるはずものである。
 
 しかし、すでに『エクシア合同会社の研究2』で見てきたように、EXIA PRIVATE LIMITEDの会計情報をみると、資産は2017年の段階ではなく、2018年には、わずか4236シンガポールドル、為替レートを1シンガポールドル80円と措定して計算すると、日本円で33万8880円しか存在しない。
 
 EXIA PRIVATE LIMITEDの資産状況からすれば、エクシア合同会社の持分という資産が2017年の段階には計上されていないし、2018年の段階においても、60万円を出資している前提だと、金額的に齟齬が出てくる。
 
 以上を踏まえると、エクシア合同会社の親会社として、EXIA LIMITEDやEXIA PRIVATE LIMITEDが存在していたのかについては、公開情報からは疑問を持たれるものであり、その点についてエクシア合同会社からの説明が待たれる。
 
<nowiki>#合同会社
#エクシア合同会社
#エクシア
#出資者</nowiki>
</poem></div></div>
 
*新資料なし
 
=== エクシア合同会社の研究 その5 ===
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
本文
<div class="mw-collapsible-content"><poem>
 代表社員の菊地翔の自宅が、二人の債権者により'''仮差し押さえを受けていること'''が登記上判明したエクシア合同会社。
 
 先週、文春オンラインで、その会社の問題性について取り上げられた({{Archive|https://bunshun.jp/articles/-/58328|https://archive.ph/kk64O|《500億超の巨額詐欺?》社長は一晩で数千万使い、社員の給料は月額2億! 絶好調に見えた投資会社「エクシア」に裁判所が“踏み込んだ”理由「会社は対応を拒否」- 文春オンライン (bunshun.jp)}})。
 
 
 '''エクシア合同会社が果たして、発表通りの高利回りを上げられていたのか。'''
 
 
 エクシア合同会社が過去に使用していた海外法人の会計情報から、2015年から2018年に至るまで海外法人に運用実態がないことはすでにエクシア合同会社の研究1及び同2で書かせていただいた。
 
 ここでは、彼らが発表している決算資料(2015年から2019年まで)と、エクシア合同会社が、出資を募るために使用していた株式会社ノークリーの従業員が使用していた下記表、この数字は、エクシア合同会社の勧誘の入り口になっていたブログの数字と凡そ一致しているため、この表との整合性という観点から分析を行いたい。
 
 
<参考>
エクシア合同会社のNo.2 業務執行社員 関戸直生人公認『松井の資産運用ブログ』。
 
 
 既に触れているところであるが、これらの表はみるとかなり突っ込みどころがある。
 
 いま現在のエクシア合同会社のスタンスは、
「社員権現在評価額の説明について、「現在評価額とは、各出資者(社員)の出資金額と当該出資金額に対して分配された損益の合計金額から当該出資者(社員)に配当された金銭の価額を減じた金額である持分金額(当社定款第19条)の基準日時点における時価評価額であり、退社に伴う持分の払戻額です。合同会社を含む持分会社を退社する際に払い戻すべき持分の価額は、退社時における持分会社の財産状況に従って計算する旨が会社法上定められており(会社法第611条第2項)、清算企業価値(帳簿価額)ではなく、継続企業価値として評価・算定すべきとされています(最一小判昭和44年12月11日民集23巻12号2447頁)。具体的な算定にあたっては、当社代表社員が適宜作成・補正する事業計画から予測される将来利益の割引現在価値を計算し、各社員の持分割合に応じて按分した金額が各社員の現在評価額となります。」となっている。
 
 しかし、社員権への出資の勧誘では、『'''運用実績'''』、『'''利回り'''』という言葉が使われ、継続的企業価値を算出して、割引現在価値を出しているという文言は使われていない。'''実際に運用した利益として上記表が示されていたのである。'''さらに、複利という言葉で、指数関数的に増えていくかのように、まるで金融機関に資金を預けていたように幻惑する言葉であり、その責任は重い。その責任を負う者達については、エクシア合同会社の研究3で触れている。
 
 なお、現在価値については、{{Archive|https://resonacollaborare.com/finance/18102207/|https://archive.ph/1HKVj|「現在価値」が分かればファイナンスの基本が分かる - りそなCollaborare (resonacollaborare.com)}}を見てもらうとわかりやすい。
 
 エクシア合同会社は、毎月の返戻率を表示していたが、これは、将来予想される利益を考慮して現在価値が算出されているということか。この数値をどのように算出したのか、その計算式は不明であり、また、その数字について責任を持つ、顧問税理士も今やホームページから削除されている。
 
 '''さあ、本題に入ろう。エクシア合同会社は、営業資料で用いていた高利回りを上げていたかである。'''
 
 
 '''エクシア合同会社の研究1,2で見たきたように、海外法人に実態がない以上、DとCの数字は近似値でないとおかしいのであるが、全て乖離している。エクシア合同会社の決算書の数字は、エクシア合同会社が公認し続けてきた利回りの数字と一致することがなく、どちらかが虚偽であるか、どちらも虚偽であるかが問われる結果となる。'''
 
 '''仮に、エクシア合同会社の決算書の数字がある程度の真実を示していたとするならば(決算書上の表記の適法性はひとまずおいておいて)、エクシア合同会社において主張し、公認し続けていた利回りは全くの虚偽であったことになる。'''
 
 '''決算書の数字の正しさについては、その数字を裏付けている証憑を監査すれば、明らかとなるが、エクシア合同会社は、これらの関連書類の開示を求める裁判所による検証物提示命令に、10月3日当日、理由を示さず一切応じていない。また、同命令では、証券取引口座の取引履歴の開示も求められているが、同様に応じていない。'''
 
 
 エクシア合同会社は、営業総利益から販売費及び一般管理費を除いた利益は、2019年にいたっても、8056万円しかない。事業体として生み出した利益が、2019年には8056万円しかないのに、上記考察からすれば、翌年の年利は45.73%との虚偽の情報の発信がなされていた可能性が濃厚である。販管費は、2019年にいたっては、23億円となり、2019年の段階では、まだ、レンタルオフィスであったことを考えると、多くは給与で支払い出されていたことが推定される。菊地翔氏が港区において資産価値数億円の物件をキャッシュで買ったのは、2020年の話であり、その時に所得は、支払う税金を考えても、少なくとも10億弱であったことが推定される。エクシア合同会社No.2の関戸直生人氏の年収は一時20億円とも喧伝されており、少ない営業利益から考えれば、'''売上総利益の多くは、構成員、勧誘者に支払われていたことは想像に容易い。'''
 
<nowiki>#訴訟
#エクシア合同会社
#エクシア</nowiki>
</poem></div></div>
 
*新資料のみ掲載
<gallery>
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ファイル:Krswnote2022-11-3 2.png
</gallery>
 
=== エクシア合同会社に対して令和4年10月3日に検証物提示命令が出された。その際の対象書類リスト。 ===
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
本文
<div class="mw-collapsible-content"><poem>
いまだエクシア合同会社が'''提出を拒んでいる'''書類リスト。
 
<nowiki>#合同会社
#エクシア合同会社
#エクシア</nowiki>
</poem></div></div>
 
<gallery>
ファイル:Krswnote2022-11-4 1.png
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</gallery>
 
=== エクシア合同会社の研究 その6 ===
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
本文
<div class="mw-collapsible-content"><poem>
 今回は、エクシア合同会社の会計について、考えてみよう。少々わかりにくい話かもしれないがお付き合いいただきたい。
 
 エクシア合同会社の社員権を購入した者については、個別に社員資本持分管理表が作られる。
 
 内容としては、資本金、資本剰余金、利益剰余金の形で管理される。
 
エクシア合同会社は、資本金については、会社設立以来、100万円のままであり、社員権を購入した者については、資本剰余金に全て計上されている。
 Xが100万円を出資したとすると、
 
資本金  資本剰余金  利益剰余金
0円   100万円  0円
 
がスタートラインとなり、会社として利益を上げることがあれば、持分に応じて、利益剰余金に計上される。
 
 通常事業を行い、利益を上げていたのであれば、利益剰余金の項目が増えているはずである。
 
 エクシア合同会社は、2019年2月の一般社団法人フリードデスク主催(当時、同住所で大石武が代表取締役をしていた株式会社ノークリーが存在しており、大石武は、一般社団法人フリードデスクの代表理事でもあった。)で行われていたエクシア勉強会において、関戸直生人、北川悠介、大石武は、エクシア合同会社が海外法人に貸し付けを行い、その海外法人でFX取引を行い利益を上げ、その利益をエクシア合同会社は利息として受け取っていたと話していた(エクシア合同会社の研究その2、その3を参照)。
 
その利益率は以下の通りとされていた。
 
(株式会社ノークリー 大石武、小林昌平提供勧誘資料)
 
 この言説が本当であれば、Xの社員資本持分管理表は、
 
資本金  資本剰余金 利益剰余金
0円   100万円 2017年であれば、53万6600円
 
となるはずである。
 
 そして、その後も、上記利率に基づき利益剰余金が増えていくことなるはずであった。
 
 
 
 '''出資者が、エクシア合同会社からお金を受け取る方法は、法的には、利益の配当(会社法621条1項)、出資の払戻し、持分の払戻しである。'''
 
 
 エクシア合同会社のNo.2である関戸直生人は、2020年5月8日に直昌宏が主催するチーム直の勉強会において、「はい、でーありがとうございます。こちらーがーずっと過去の実績、2016年4月からの実績なんですが、えーこれですね、これもまたよく聞かれるのでお伝えしておくと、2016年4月、5月まあ8月辺りまで、利益がすごく大きかったんです、もう月間で37%出たりとか、15%出たりとか、これお客様への配当実績なんですけれども、でーこちらですね、この配当高く出た理由なんですけど、今ご出資いただく資金を今三か所に投資をしてますが、この三か所に全部のお金を投資をしているわけではないです。余らせてるお金もあるんですが、でーなんですけれど、この最初の頃ってのは特にそういったことはあんまり考えずに、あのー余らせとくお金もほとんどのお金も全部ぼんって投資して全部運用してもらってたっていうような状態でした。なので、で、2016年9月頃からそれでやってると仮にですけど、今月全部お金なくなっちゃうってことも有り得たので、えーちょっとリスク高すぎるしこわいねっていう状況になって、2016年の9月以降は基本的に一か所に投資する資金の割合を決めようってことにしました。なので、資金を限定し始めたのでそれ以降はあのー大体近しい数字だと思うんですけど、月間で多分平均すると大体3%前後くらいだと思います。で、実際コロナの影響を受けた先月、先々月の3月の結果がお客様への配当ですね、5.4%でしたので、3月は結構大きかったです。その前の月は2.50でその前の月は2.54とかですね。とかっていう状態ですがー、こちらがお客様への配当実績ですね。で、またよく言われるんですがうちの会社は運用はしてないんですが、うちの会社のこの配当っていう数字、本当にどうあっているのかどうか、利益出ているのとかっていうのがよく言われるんですが、さきほどからお伝えしているように、うちの会社にご出資をいただいた資金があって、それをうちらいろんなところに投資をしていて、その結果うちの会社が儲かったら配当出すよ、というのがお客様が得ている利益です。お客様の配当、所得を得てもらうんですけども、この配当、うちが何%っているのはうちが勝手に決めて発表しているわけではないです。というのも、配当っていうのはですね、会社がどれだけ儲かったかてものがないと配当出せないので。で、会社がどれだけ儲かったかっていうのはうちの税理士先生が3人がかりで、えーしかもホームページにお名前も出して、発表してくださっていますので。で、これが実際あのーこの何%っていう数字が勝手に僕らが伝えてる数字、ま、虚偽の数字をやってるとすると、あのー会社の決算がもうできなくなります。で、決算やれないと配当だせないので。って状態なので、こちらみなさんよくお考えいただいて、ご理解いただけたらと思いますけれども。でーこういった配当が出てるの年間で多分30から40、30から50%とかの間かな?と思いますが、利益が出ているかと思います。」と述べている(https://www.nicovideo.jp/watch/sm41090753)。
 
 '''この発言は、明確に、エクシア合同会社が出した利益を出資者に配当していると述べているものである。'''
 
 また、株式会社ノークリーの代表取締役、一般社団法人フリードデスクの代表理事であった大石武は、クラブアルケミスタのエクシア勉強会(2019年2月開催)において、「出た利益ありますよね。それって例えば10%利益出ましたよってなると、投資家さんとエクシアまあジャパン、エクシアプライベートリミテッドの方が半分いただいてエクシアグループが半分いただいて皆さんの方が半分、えーまあ利益反映させていただいてっていう形になるんで5%5%って形なってると思うんですけど、これエクシアの取分からまあ社員に給料がでてるわけですよね。で社員はもう菊地さんと面接を経て、社員という形で入らせていただいてるんですけど、この5%のうちえー実際にあの話合いの中で僕も現状でえーまあお給料いただけますかっていただけてるパーセントをここのメンバーだけに発表しますね、ゆうとえーこの5%分のえー1.5くらいもらってます。なのでえー全体の15%くらいですか。こっちエクシアの取分からいうと30%くらいですか。ってことですね。をもらいます。でこれを、えーまあ窓口対応させていただいているので、ご紹介いただいた方とわけてくって感じですね。」と述べ、'''出た利益を出資者とエクシア合同会社で折半している'''と述べている。
 
  なお、大石武は、エクシア合同会社のアシスタントヴァイスプレジデント(2019年8月時点のエクシア合同会社のホームページで確認)であった人物である(https://web.archive.org/web/20190829002526/https://exiallc.jp/)。
 
 
 そして、既に示した株式会社ノークリーの小林昌平が勧誘資料として用いた運用実績一覧においては、明確に「運用実績」・「利益率」と記載していた。
 
 勧誘時に上記のような説明がなされ、上記のような勧誘資料が示されていたのであるから、当然、出資者においては、毎月出される返戻率を、出資金に対する運用利率、また、評価額として増えた分については、利益の分配を受けていると認識し、出金したお金については利益の配当と認識していた。
 
 エクシア合同会社は、出資者に送るメールにおいては、「契約日、返戻率、出資金額、社員権評価額」を掲載し、評価額については、2021年末の段階では、メールでの出金申請が可能であった。その際には、単に出金したい額を伝え、それに相手が応じるというものであった。出資金部分について引き出したい場合は、出資金解約を申し出て、部分解約であっても退社申出書を出資者はエクシア合同会社に提出を求められた。その際に、評価額(利益のこと)が部分解約する出資金にあれば、未解約の評価額に加算されるという説明がされていた。
 
 エクシア合同会社は、出資者とのやりとりにおいて従前のメールでのやりとりではなく、マイページという出資者が出金申請や退社申請が表面上はできるウェブサイトを2022年5月13日に作成した(この時点では既に出金停止について騒がれるようになっていた)。そこでは、当初は、資産の状況の項目が「出資金合計金額」、「現在出金申請可能額」という表記になっていた。「現在出金申請可能額」には、利益にあたる部分が表記されていた。
 
 そのインターフェース上では、利益部分については「出金」で対応し、出資金部分については、「退社」申請する形になっていた。
 
 ホームページ上の表記は、現在においては、資産状況の項目は、「現在評価額」、「出資額合計」と記載し、「現在評価額」は、それまでの「現在出金申請可能額」と「出資金合計金額」の合計金額が記載されている。また、「出金」という項目がなくなり、「出資の払戻」が代わりに置かれた。
 
 このホームページ上の表記の変化は、この後説明するエクシア合同会社のロジックの変化に基づく。
 エクシア合同会社は、利益の配当については、
 
 
という姿勢を現在示している。出金申請可能額として、外部に示していた利益部分の引き出しについては、それは、「利益の配当」ではなく、出資の払戻し(エクシア合同会社はそれを「期中払戻」と表現する)とするのである。
 
 
 
 '''合同会社は、利益の配当額が利益額を超える場合には、利益の配当をすることができない(会社法628条)。'''
 '''この利益額というのは、基本的に利益の配当をした日における利益剰余金の額をいう(会社計算規則163条)。合同会社においては、資本剰余金は配当財源にはならない。'''
 
 '''この点、エクシアは、出資の払戻し、持分の払戻しについては資本剰余金からしていたと言明している。'''
 
 '''出資の払戻しについての財源は、社員が既に出資として払込みまたは給付した財産に限定される。利益の配当と異なり、利益剰余金を財源とすることはできない。'''
 
 出資の払戻は、出資払戻額が、資本剰余金額または定款の変更により出資の価額を減少した額のいずれか少ない額を超える場合には、その出資の払戻は認められない。
 
 '''しかし、エクシア合同会社が行っていた出資者への金銭の払い出しの2021年末2022年初頭の実例では、出金と出資金の解約は別に扱われていた。出金では、「現在出金申請可能額」(利益部分と評価できるもの)のみを財源としたのだ。このため、「出資金合計金額」(資本剰余金)は財源とされずに、「出資金合計金額」は維持されたままとなっていた。'''
 
 
 
 文字だけだとわかりにくいので、また事例で考えていこう。
 
 Yが500万円出資したとしよう。
 
資本金   資本剰余金   利益剰余金
0     500万円   0
 
 年利30%だとして、1年後には評価額が650万円になっている。
 
 本来であれば、その際には、Yの社員資本持分管理表は、
 
資本金    資本剰余金  利益剰余金
0      500万円  150万円
 
となっているべきである。
 
 その出資者がかりに90万円を引き出したいとしよう。
 
 その場合、エクシア合同会社が出資の払戻しとするならば、資本剰余金から90万円を減じることになる。
 
資本金    資本剰余金  利益剰余金
0      410万円  ?
 
 しかし、このような取り扱いはせずに、90万円が払いだされた後もエクシア合同会社は、
 
資本金    資本剰余金  利益剰余金
0      500万円  ?
 
といった取り扱いをしていたのである。エクシア合同会社は、利益剰余金を財源としたことはないと言明していることから、そうなれば、他の出資者の資本剰余金を財源としていた以外にほかならない。上記会計的取り扱いからすれば、出資の払戻し、持分の払戻し(退社)のいずれでもないため、利益の配当をしたと本来は評価せざるをえない。利益の配当をしたと言えないのは、社員資本持分管理表上の利益剰余金の部分を財源とできるほど利益を上げられていなかったからであろう。
 
 
 このようにエクシア合同会社は説明するが、上記の通り、エクシア合同会社は、ある者への利益を払い出す際には、他者の資本剰余金を財源として支払いを続けていたのである。
 
 エクシア合同会社は、出資者において、利益を得た者がいたことについて、現在、
 
 
と述べる。これは、エクシア合同会社においては、退社時の払戻金額において、時価評価額としていたから、出資金額よりも多く受け取る人がいたという説明だ。この説明は、エクシア合同会社が出資の払戻し、退社の2種類しか出資者がエクシア合同会社から利益を受けるとることができないというロジックを立てたため、出資金額しか払戻しを受けることができない出資の原戻しでは、利益部分の説明がつかず、退社の部分において、その説明をつけようとするものだ。
 
 
 
 しかし、実態は、エクシア合同会社は、期中に実質利益の配当としか評価できない支払いをしていたのであり、上記説明は明らかに事実に反する。
 
 エクシア合同会社は、利益の配当としてしまうと利益剰余金の話になり、これまで公開していた決算書上の利益の少なさから説明が困難となり、出資者への金銭の払い出しについて、出資の払戻し、持分の払戻しとして財源の説明の困難さから逃れようとしたが、既に説明したとおり、エクシア合同会社が実際に行っていた実例から他者の資本剰余金を財源としていた事実があぶりだされ、また、利益の配当と評価された場合は、それは、法的に別途問題が生じることになるというジレンマが存在するのだ。
 
<nowiki>#合同会社
#エクシア合同会社
#エクシア</nowiki>
</poem></div></div>
 
=== ゼニスの綻び episode 1 ===
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
本文<ref>{{Archive|https://ensaimada.xyz/test/read.cgi/43044/1672130940/458|https://archive.md/KNAYh|【唐澤貴洋殺す】雑談★45【45歳児】【残留思念】【有馬記念ライブ】>>458}} - マヨケー、{{Archive|https://pastebin.com/raw/JMzQApGA|https://archive.md/xpUrS|本文1}}</ref><ref>{{Archive|https://ensaimada.xyz/test/read.cgi/43044/1672130940/545|https://archive.md/Y03yV|【唐澤貴洋殺す】雑談★45【45歳児】【残留思念】【有馬記念ライブ】>>545}} - マヨケー、{{Archive|https://pastebin.com/raw/JhWdCjR1|https://archive.md/S9N37|本文2}}</ref><ref>{{Archive|https://ensaimada.xyz/test/read.cgi/43044/1672130940/672|https://archive.md/jU2NF|【唐澤貴洋殺す】雑談★45【45歳児】【残留思念】【有馬記念ライブ】>>672}} - マヨケー、{{Archive|https://pastebin.com/raw/3y5UpEFt|https://archive.md/JDB8F|本文3}}</ref>
<div class="mw-collapsible-content"><poem>
菊地翳のルーツは、北海道。
父親が転勤族であったことから、友達が少ない少年。
本来は何不自由ない少年であった。
 
一般論として、友達が少ない子供は、相手の反応に敏感だ。
顔色を窺い、相手に合わせていく。
しかし、合わせる中で、相手を客観視して分析する技術が身に付くと、反面馬鹿にしだすようになる者もいる。人を馬鹿にしている人間は、綻びが出て、そのコミュニケーションの端々に人を突き放す言葉や態度を出すようになる。畢竟、馬鹿にしている相手と永遠の関係を築くことはできない。
 
北海道は菊地にとって、思い出の土地。
青春時代には、さっぽろ羊ヶ丘展望台に行き、そこから見える札幌市街地の夜景に心弾ませ、石狩平野の雄大さに憧れを抱く。
夏に見えるラベンダー畑は、鮮烈な紫色でとても美しい。
 
誰にしもある青春、誰にしもある原風景。
 
新千歳空港は、菊地にとって東京へのスタートの場所であった。
昔から自分には自信があった。
人の言動から心理を読み、御していく、オレは頭がいい。
相手との間で心を許せることはないが、相手がオレにとって不愉快な思いをしないような関係は作れる。また、菊地は、子供の頃から、かわいい顔だねと言われていたことから、自分のこと顔がどこか他の人と違うようになっていた。自分の顔はどこか違う。美しい。他の男に対する態度と違う態度で接される。
 
美の基準を持ってしまった者は時に不幸になる。
美しい、美しくない、世界は二分化されているかのごとく見えてしまう。
菊地は美の基準に自信があった。
東京でデザインを学ぶために、菊地は東京モード学園に入学した。
親元を離れ、自分の人生は自分で切り開く。
その気持ちを胸に、東京に向かおう。
追い出しをしてくる人たち、投げ掛けられる言葉、言ってしまった言葉。
片道切符を持ち東京へ飛び立ったはずであった。
時は1995年。
 
1995年は、1月に阪神大震災、3月20日にオウム真理教による地下鉄サリン事件があった年だ。
不安な気持ちが社会を覆う。
 
東京に行き、菊地は変わった。
菊地を知る人はそう言う。
憧れの東京。
菊地が搭乗する飛行機が羽田空港の滑走路にその車輪を接したとき、機体は揺れた。その日は曇天であった。
 
東京での菊地の足取りは、憧れの東京、華々しく成功する自分とはかけ離れた日々。
 
東京は、時に恐ろしい。
人の欲望が台風の渦のごとく様々な場所で蠢き、飲み込んでいく。
時に金は記号となり、使うことに段々重みを感じなくさせる。
 
東京モード学園は新宿にある。
その近くには新宿の不夜城、歌舞伎町がある。
ここは、ある種の鬼門。
常に自分が問われる街。
新宿区ではまだ、客引きを禁止する条例がない時代だ。
若者たちはバイトで客引きをすることもあった。
普通のバイトよりも稼げる仕事。
石原慎太郎が都知事になり、浄化作戦を始める前の時代だ。
街には嬌声があふれ、それは時に化け物小屋のごとく、若者たちを引き付ける。
 
菊地は、東京に行き、菊地翳となってしまった。
東京を磁場とする欲望の渦に引き込まれ、自分を見失っていく。
 
それは、時によくある物語だ。
金がすべて狂わせる。
 
菊地は、バイトとして、歌舞伎町の呼び込みを選ぶ。
声をかける日々。
ごく稀に自分でも飲みに行ってみる。
しかし、そこで金の世界を見てしまう。
 
全てはそこから始まる。
 
---------
 
菊地が
 
「オレは東京に行こうと思うさ。」
 
と親に話した時、親は、不安な顔で
 
「なんでさ、そういうこと言うんだ。北海道でもデザイン学べるんじゃないか。」と菊地に尋ねた。
 
「東京でなきゃダメだ。北海道にこのままおることは、自分に腐らせることになる。東京は日本の中心だ。オレはそこで学びたいんだ。」と菊地は何度も懇願した。
 
親の顔色を伺い、コミュニケーションを変え、時には悲壮感を漂わせて説得を試み、何とか東京に行く許可を得た。
 
菊地の旅立ちを祝う友達が新千歳空港に集う。
友達の1人が口を開く。
「お前は、前から思ってたけど、頭良かったもんな。
東京に行くっていうのもすごいな。応援してる。」。
 
菊地は、「ありがとう。オレは必ず成功してくるさ。見ててな。」、そう言い、友達が少ない菊地は、わざわざ見送りに来てくれる友人達を見て、胸に期するものがあった。
そして、自分を応援してくれる数人が手を振る中、東京に飛び立った。
 
窓から小さくなっていく札幌を見ながら、機上で、不安を打ち消すように、何度も、オレは成功する、成功する、念じ続けた。
 
--------
 
菊地は、自分は賢いと思う少年時代であったが、勉強にいまいち身が入らず、道内で普通の公立高校に入学した。
 
特にスポーツができるわけでもなく、アニメや占いが趣味と言える趣味だった。
 
機動戦士ガンダムが好きで、内向的なアムロ・レイに自分を重ねた。
「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」は何度も見た映画だ。
いつか、チェーン・アギのような人と出会うことを夢想した。
アムロ・レイには尽くす女性だが、どこか天真爛漫さを感じるのがチェーン・アギだった。
 
高校では、彼女もできた。
 
自分がモテるのはわかっていたが、彼女が出来たら、他の女性には興味が湧かなかった。自分が好きにならないと、相手になにを言われようが、人には見えなかった。
 
親は菊地に期待して、勉強をしてほしいと願ったが、高校に入り、勉強を怠り、成績は落ちていった。
 
「あんたなんでそんなに勉強しないのさ。お父さん、一生懸命働いているんだよ。お父さん、色んな人に頭下げて保険売ってるんだよ。」、母親はそれまで過保護なくらいに守ってくれていたのに、自分を責めるようになっていた。
 
オレは、頭がいいし、顔もいい、その思い込みは、中々消えることはなかった。
 
次第に、親の言うことは無視するようになり、彼女、アニメ、占いだけが心の拠り所にあった。
 
彼女は、「菊地君は頭いいから。きっとすごい人になるよ。」と菊地に言い、2人は陽が沈む西岡公園で青春のひと時を過ごした。
 
高校3年になると皆、将来を考え出す。成績が落ちていく菊地は、どこか取り残されていく気持ちになっていた。親からは、大学に行ってほしいとも言われなくなり,高校を卒業したらどうしようか不安が胸を襲った。いきなり働きに出るもの怖かった。
 
北海道にこのままいても生きづらさが真綿で首を締めるように襲ってくる。
 
高校の進路相談で、先生から、
「お前のアニメ好きなんだな。であれば、そういう絵だったり、ファッションだったり学べる専門学校があるぞ。」と言われた。
 
その言葉をきっかけに調べていくと、東京モード学園という学校があることを知った。
そこに行こう。東京に行こう。
 
※この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
 
<nowiki>#小説
#東京
#若者
#新宿</nowiki>
</poem></div></div>
 
=== はじまりの日 ===
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
本文
<div class="mw-collapsible-content"><poem>
失敗ばかりだなと、今まで自分の生きてきた道のりを見て思う。
 
お人良しすぎて、なめられてしまい、暴力によって一人一人に向き合って行ったら友達が0人になったり。
 
なんか万引き自慢するクズが身近にいるのと、面と向かって来ずに自転車パンクさせてくる先輩がいて、こいつらといてもしょうもないと高校辞めちゃったり。
 
その時、折角オレに家まで会いに来てくれた{{原文ママ|「来てくれて」の誤字と思われる}}泣いてくれた須山くんに会わずにいたことだったり。
 
オレなんか、あげたらキリがないほど自分の衝動とともに生きてきた。
 
そんなオレも弟が亡くなったときに、オレは自分が兄貴として助けてあげられなかった無力さを悔いた。
 
オレなんかいきがってても何できない{{原文ママ|「何もできない」の誤字と思われる}}。
 
オレはもがき続けている。
 
自分の運命というものに。
 
エクシア合同会社の事件にここまで熱が入ってしまうのは、自殺してしまう人がいるかもしれないという思いからだ。
 
オレは弟を救えなかった。
 
あの時に今のオレがいたら何が出来ただろう。いつもそれを考えている。
 
今これを読んでくれている方の中には亡くなってしまった人への思いを抱えている人もいると思う。
 
そんなときはiriさんの「はじまりの日」を聞いてほしい。
 
<nowiki>https://youtu.be/DhcIUYHiJDI</nowiki>
 
iriさんによる歌詞
 
はじまりはいつだって
さよならが言えなくて
蘇る微笑み
薄れゆくほどに
君が残してくれた日々は
穏やかなままで
ありふれた午後に
変わらないままの君は僕の中
 
<nowiki>#運命</nowiki>
</poem></div></div>
 
=== 日経賞 予想 3月25日 ===
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
本文<ref>{{Archive|https://ensaimada.xyz/test/read.cgi/43044/1679462473/590|https://archive.md/OHzq9|【唐澤貴洋殺す】雑談★52【銀行口座ポア】【ツイ教徒晒し】 【イノシシ】>>590}} - マヨケー</ref>
<div class="mw-collapsible-content"><poem>
競馬の予想を行う。
 
データ派だ。
 
表を時間かけて、作成して、好走可能性の要素が多い馬を順に印をつけていく。
 
これは、時間をかけて必要な要素を把握して、これな必要だと思うものをピックアップしている。
 
初の有料予想だ。
 
当たるも八卦当たらぬもの八卦。
 
本命はアクスビクターモア<ref>正しくは{{wpl|アスクビクターモア}}</ref>
 
対抗はボッケリーニ
 
▲ヒートオンビート
 
△タイトルホルダー、ライラック、ディアスティマ、カントル
 
<nowiki>#競馬</nowiki>
</poem></div></div>
 
<gallery>
ファイル:Krswnote2023-3-25.png
</gallery>
 
=== 高松宮記念予想 ===
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
本文<ref>{{Archive|https://ensaimada.xyz/test/read.cgi/43044/1679462473/797|https://archive.md/Ofumx|【唐澤貴洋殺す】雑談★52【銀行口座ポア】【ツイ教徒晒し】 【イノシシ】>>797}} - マヨケー</ref>
<div class="mw-collapsible-content"><poem>
また予想をしてみようと思う。
 
馬場は、去年の高松宮記念と近い。
 
果たしてどうなるか。
 
去年は、ナランフレグを予想していて来たときの衝撃はやばかった。
 
今年はどうなるか。
 
さあお立ち合い。
 
こういった表を作って予想をしている。
 
色が塗られているのが評価できる要素だ。
 
馬場は去年の高松宮記念に近い。
 
そうなると馬場適性として、去年の高松宮記念好走馬を評価することになる。
 
そこの点は、評価ポイントを重みづけをして、合計点を出したものだ。
ロータスランドを評価したのが、調教が僕の評価では高く評価できたからだ。
 
◎ロータスランド 5
◯ナムラクレア 5.5
▲メイケイエール 5.5
△ナランフレグ 5.75
△キルロード 4.75
△トゥラヴェスーラ 4
 
競馬は当たるか、当たらないかも楽しいが、予想のプロセスが1番楽しい。
 
<nowiki>#予想
#高松宮記念</nowiki>
</poem></div></div>
 
<gallery>
ファイル:Krswnote2023-3-26.webp
</gallery>
 
=== NHKマイルカップ 渾身の予想 ===
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
本文
<div class="mw-collapsible-content"><poem>
◎ウンブライル 5.5
〇ドルチェモア 5.25
▲ショーモン 5.25
△シャンパンカラー 5
△カルロヴェローチェ 4.75
△モリアーナ 4.75
△ダノンタッチダウン 4.25
△セッション 4
△エエヤン 4
△オオバンブルマイ 3.75 
 
<nowiki>#競馬予想
#競馬
#セッション
#NHKマイルカップ
#ダノンタッチダウン
#モリアーナ
#オオバンブルマイ
#エエヤン
#カルロヴェローチェ</nowiki>
</poem></div></div>
 
<gallery>
ファイル:Krswnote2023-5-6.png
</gallery>
 
=== 5月21日 東京11R オークス ===
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
本文
<div class="mw-collapsible-content"><poem>
さあ、もう今日だ。
 
オークス、思い出は2019年のラヴズオンリーユー。
当たらなかったら競馬をやめよう、そう思って、
ラヴズオンリーユーを信じて頭固定で馬券を買った。
2着は12番人気のカレンブーケドール、津村明秀。クビ差。
カレンブーケドールが2着に来た時に、馬券を何度も見直した。
オレは津村も来ると信じていたんだ。
 
津村明秀は未だG1を取っていない。
そんな男が乗る馬、13番人気の馬がポイント第2位。
人の評価なんかどうでもいいんだ。
津村明秀、オレは、馬券を買った。
魂を燃やして、リバティアイランドを負かしてくれ。
 
◎ゴールデンハインド 6.5
◯ヒップホップソウル 5.25
▲ドゥアイズ 4.5
△リバティアイランド 4.25
△エミュー 4
△ハーパー 4
△コナコースト 4
△ソーダズリング 3.75
△ドゥーラ 3.5
 
<nowiki>#競馬予想
#競馬
#馬券
#オークス
#優駿牝馬
#リバティアイランド
#ラヴズオンリーユー
#カレンブーケドール
#ゴールデンハインド
#津村明秀</nowiki>
</poem></div></div>
 
<gallery>
ファイル:Krswnote2023-5-21.png
</gallery>
 
=== 日本ダービー 2024 ===
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed">
本文
<div class="mw-collapsible-content"><poem>
さあ、今日は日本ダービーだ。
 
自信を持っていう、日本ダービーと有馬記念は当てたことがない。
 
だから言えるのはこの予想は当たらない。
 
(以下有料箇所)
 
<nowiki>#ダービー
#ミスタージーティー
#ダノンデザイル</nowiki>
</poem></div></div>
 
== フォロワー ==
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== 脚注 ==
<references />


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
*[https://note.com/takahirokarasawa 唐澤貴洋(note)]
*[https://note.com/takahirokarasawa 唐澤貴洋(note)]


== 関連項目 ==
*[[唐澤貴洋の発言一覧/@CallinShow]]
*[[恒心文庫:カラノベ]] - 唐澤貴洋がTwitter上で連載していた小説
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