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>チー二ョ (ページの作成:「__NOTOC__ == 本文 == <poem> 小西さん失踪したって聞いたんですが、一体なにがどうしたんですか。呼び出された私は彼を見てその…」) |
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テーブルに置いてある彼の携帯電話は、先程からひっきりなしにガタガタと音をたて振動している。私がそれを指摘すると、あ、そんなの鳴ってたの。と彼はつぶやき、下をむいてタッチパネルを操作する。いままでそれに気づかなかったのかと私は驚く。 | テーブルに置いてある彼の携帯電話は、先程からひっきりなしにガタガタと音をたて振動している。私がそれを指摘すると、あ、そんなの鳴ってたの。と彼はつぶやき、下をむいてタッチパネルを操作する。いままでそれに気づかなかったのかと私は驚く。 | ||
「これはコニタンがのたまう、釣りみたいな只の与太なんだけどね~」 | 「これはコニタンがのたまう、釣りみたいな只の与太なんだけどね~」 | ||
唐突に彼は口を開いた。釣りという単語を聞いて、以前彼に嘘をつかれたことのある私は少し身構える。 | 唐突に彼は口を開いた。釣りという単語を聞いて、以前彼に嘘をつかれたことのある私は少し身構える。 | ||
「今、チュウオウセイフのウエにいるコウケンリョクのお偉いさん方に良くも悪くもストレートにダメージ与えられてんのは、弁護士のおっかけである君ら若人諸君だけだぜ 。本気のおふざけでここまで喧嘩売れるのは正直すごいよ」 | 「今、チュウオウセイフのウエにいるコウケンリョクのお偉いさん方に良くも悪くもストレートにダメージ与えられてんのは、弁護士のおっかけである君ら若人諸君だけだぜ 。本気のおふざけでここまで喧嘩売れるのは正直すごいよ」 | ||
彼は正面にいる私に向かって、そんな風に早口で捲し立てた後ケラケラと笑う。 | 彼は正面にいる私に向かって、そんな風に早口で捲し立てた後ケラケラと笑う。 |