恒心文庫:なんでもアリの無法痴態Y

本文

カルロス地区のバスハウスで1人の東洋人が
複数の男に攻め立てられていた。
両手に竿、口にも竿、ケツにも複数の竿を捩じ込まれているその男の表情を窺い知ることはできない。
1人が達するたびに、また別の男と入れ替わり立ち替わりそれが延々と続く。
男が解放されるのはバスハウスが閉店する時刻の少し前であった。白濁液まみれで白目を剥き乳首を屹立させて痙攣する男のケツと口からも白濁液が滴る。
意識を取り戻すと男はシャワーを浴び服を着ると車でどこかに行ってしまった。
男の名を山岡裕明、留学中の学生である。

カリフォルニア大学バークレー校での授業が終わり週末になると裕明はバスハウスへと足を運ぶ、彼唯一のストレス発散方法だからだ。シャワーを浴びケツを綺麗にすると、裕明はオイルをたっぷり仕込んでその辺の男を誘うのだ「Fuck me hard!」と叫びながら手当たり次第に男を漁る、それが裕明の日課だった。白人黒人問わずウェルカムで抱かれよがり狂う様を煩い人形に見立て、裕明はそこで「イき人形(Coming doll)」というあだ名を付けられていた。

そのバスハウスの男達が裕明を抱き終えた後、裕明は別な店を梯子する。
別な店でのあだ名はcrucible(坩堝)であり、どの男の種がケツに入ってるかわからないと言うことを揶揄されている。
本人曰くこれはどんな人種でも差別せず受け入れるということの表れなのだそうだ。
抱かれた数を競うように、罹患した病気の数を勲章にするように裕明は倒錯し乱れていった。惚れた男への愛の証として、AIDSへの感染を妊娠に見立てるのも忘れずに行い、帰国の際惚れた男との別れを、ふぐりを撫でながら惜しんだ。
立派なポジマン便所やろうとなった裕明。
この体とケツマンを使って日本をエロくする事が楽しみで仕方がない。裕明は嬉しそうな顔で八雲法律事務所を設立し好みの男を集め出した。

タイトルについて

この作品は公開された際タイトルがありませんでした。このタイトルは便宜上付けたものです。

この作品について

2022年4月17日に日本弁護士連合会(JFBA)のサイトから山岡裕明のカリフォルニア大学バークレー校(UCB)での留学体験記が教徒により開示された[1]ことから着想を得て書かれた作品である。

リンク・註釈