利用者:ピースキーパー
空調手抜き工事、保険金詐偽請負など運送業の枠を越えた事業展開で業界の注目を集め続ける愛寿物流が新たな事業に乗り出したという。 それはなんと食肉加工部門。異業種からの参入は異例のことだ。 愛寿物流食肉部門長 谷川満孝さんはこう語る。 「弊社の轢き逃げスキルが、挽き肉の加工に役立ち、食肉業界へのお手伝いができることに気付いたのです。」 こう言いながら手慣れた様子で、トラックを動かし、ベビーカーを引いた母子、キツネ目の日焼けした大学生などを轢き殺し挽き肉に加工していく谷川さん。 「最近なぜか弊社に部外者の侵入が多く、食肉の原料には不自由しません。重労働のつらい仕事ですが、一人息子の裕太のために毎日頑張っています。」 返り血を浴びて笑顔でこう語る谷川さん。その細い目には運送業界の未来が映っているようだった。