ダークウェブ

ダークウェブとは、深層ウェブ(ディープウェブ、しんそうウェブ)の中でも通常のブラウザなどではアクセスできず、特定のソフトウェア等が必要なウェブサイトを指す用語である。

NHK「ニュースウォッチ9」(2016年10月21日放送)より

概要

検索エンジンから自由にアクセスできるインターネット空間は「表層(サーフェイス)ウェブ」と呼ばれる。情報処理推進機構(IPA)によると、サーフェイスウェブはWeb全体の約4%しか占めていないという[1]。対して検索エンジンからは直接たどれない空間は「深層(ディープ)ウェブ」と呼ばれ、データベースや有料コンテンツ、Adobe Flashで構成されたコンテンツなどが含まれる[2][3]

「ダークウェブ」はその内、アクセスするために匿名化ツールが必要な領域である。サイト運営者も匿名化されるため、違法薬物、児童ポルノ、武器など違法あるいは反社会的な物を取り引きするために使われることも多い[4]。ダークウェブを説明する際にはよく氷山の例えが用いられる[5]

現在、Torネットワークを利用したOnion Service(旧Hidden Service)が最も多く利用されている。ただしTorは発信元のIPを秘匿するだけで、発信した情報自体はTorやミラーサイトを経由することで、誰でも(もちろんサイバーカも)閲覧することが可能であり、パズルのピースを集めれば個人の特定や逮捕も可能なので、絶対に悪用してはいけない。

恒心との関わり

 
ダークウェブについて語る0chiaki(NHKスペシャルより)

2ちゃんねる個人情報流出事件で恒心と関係の深いOnionちゃんねる(通称Tor板)[6]や、恒心教サイバー部はTorからのみアクセス可能なOnion Service上のサイトであり、ダークウェブに属する。前者は薬物や児童ポルノ、後者もカラッキングなど犯罪に関わる情報がやりとりされている。

また4代目として再建された当Wikiも、同様にOnion Service上に作られており、やはりダークウェブといえる。そしてフリー住所殺害予告など社会通念上はよろしくない情報が掲載されている。

唐澤貴洋によるお気持ち表明の際にはサイバーセキュリティー企業スプラウトがNHKの取材を受け、同時爆破予告事件において使われた自分のIPアドレスを隠す匿名化ソフトやシステムのことをダークウェブとして紹介した[7]

ネットエージェント株式会社取締役会長の杉浦隆幸日本外国特派員協会主催の記者会見で恒心教を取り上げ、「日本唯一のダークウェブを使っている犯罪グループ」と解説した[8]

出典・註釈

リンク

関連項目

匿名化技術
ツール AnonFiles - Session - Tor - VPN
OS GrapheneOS - Kicksecure - Parrot OS - Tails
用語 IPアドレス - 開示 - 仮想通貨 - ダークウェブ - DMCA - 生IP - 悪芋
webサイト 炎上総合Wiki - Onionちゃんねる - Kind World - 唐澤貴洋掲示板 - 唐澤貴洋殺す掲示板 - 恒心教サイバー部 - 防弾ホスティング - ヤッバイおっぱい掲示板
攻撃手法・事件 engage路線 - 贈り物路線 - お問い合わせ路線 - 片平騒動 - カラッキング(アットキャドカラッキング事件 - 国立感染症研究所カラッキング事件 - GMOカラッキング事件 - TVerカラッキング事件 - 新潟県警カラッキング事件) - カランサムウェア - Kindle路線 - 同時爆破予告事件 - 2ちゃんねる個人情報流出事件 -犯行予告 - 爆破予告 - 兵庫県警ブラクラ摘発事件 - モンストまとめ殺害予告事件
関連人物 安藤良太 - 小津晶 - 面白い愛の戦士 - 片山祐輔 - 恒心教 広報省 - さっしーえっち - 杉浦隆幸 - 0Chiaki - ダブルぬるぽ - ドナルドⅡ世 - ねそにゃ - 福山紘基 - 三上洋
企業等 サイバー犯罪対策課 - スプラウト - Novogara - Privex - 八雲セキュリティコンサルティング株式会社