歌詞隠し
概要
パカソンの製作ツールであるOrpheusでは最低でも歌詞さえ入力すれば作曲することができるが、編集画面では歌詞とは別に、読み仮名の修正や抑揚の調整[2]を行える項目が存在する。
この項目で表記されているものは実際に歌われる文章であり、編集しても歌詞カードに影響することはない(楽譜には表示される)。
そのため、ここで文章を変えたり付け足したりして不穏な曲を歌わせたとしても他人には一見して発見されづらいのである。
歌詞隠しはこの機能を逆手にとって生み出された技術である。
発祥
「懺悔の詩」が発祥とされている。[3]
歌詞カードだけ見ると「誰だ弟を殺したのは」という節で終わっているが、最後まで曲を聞くと「俺だよ唐澤貴洋だよ」という不意打ちが来て、聴き手が驚かざるを得ない仕組みになっている。[4]
この曲を皮切りに、「愚かなヤキウの民へ」や「唐澤心経」といった名作が生み出されていくこととなった。
派生
「尊師へ」や「尊師デSANBA」などに見られる「空耳」や「実際の歌詞とは全く異なる」パターンや、「幼少期の詩」のリフのように、メロディ部分が歌ではなく楽器で演奏されるため、楽譜を見なければ分からないパターンが存在する。