恒心文庫:陽平昔物語
本文
清水 尊師（しみずのたかもろ)
日本の詩人、法曹。
もとは中国 唐の人で、名は清 陽平（しん ようへい）字は武龍。
若い頃に王政の反逆の無実の罪（これには諸説ある）で国を追われ、
日本へ亡命。
日本に帰化した後に清水の姓を与えられ、以後は清水尊師（しみずのたかもろ）
と名乗る。
歴史上、尊師の名は法曹としてよりも、詩人として有名であり、
日本語の文法的な間違いが多々あるものの大陸の気風を持った独特の作風は「開示律」と呼ばれ当時の行き詰まりつつあった詩の世界に新たな風を吹かせた。
有名な漢詩の一節としては「人の心が闇なだけで、禰戸（ネット）は闇ではない」
などを挙げることが出来る。
主な詩に戦国の世を憂う漢詩「恨別駝鳥驚心」や
親友・神田に例えた「素心若雪」、故郷の唐を懐かしんで歌った「唐去路」等がある。
彼を慕い弟子入りする者も多かったと言われる（浅沼麻呂など）。
現在 居を構えたと言われる東京都の千代田区には
尊師を詩の神として祀る亜屡支援神社（あるしえんじんじゃ）があり参拝する者が後を絶たない。
「竹取物語」
昔、竹取の翁という者が竹藪に入ったところ、清らかな水源より３寸ばかりの小さな女の子を見出す。
家に連れ帰り育てたところ、〈清水のかぐや姫〉と名付けられた彼女は３月ほどで輝くばかりの美女となった。
そのあいだ、翁の切る竹はどれも黄金が入っているものばかり。自然、翁の家は豊かになった。
清水のかぐや姫の美しさに求婚する者も多く、とくに熱心な５人の貴公子が屋敷を訪れた。
ひとりは当時、日本で一番有名であった辯護士・唐沢貴洋や麗しき声を持つ浅沼晋太郎などの有名人が
清水のかぐや姫に求婚をした。
その５人に姫はそれぞれ難題を課し、その解決を結婚の条件にしたのだ。
①吐社物の玉の枝
②開示の御石の鉢
③DMの首飾り
④王将の皮衣
⑤名誉毀損の小安貝
しかし結局５人とも本物を探し出す事は出来ない。
最後には帝の求婚をも退けた姫は、十五夜の晩、
迎えに来た天人たちと共に自らのの国である月の世界へと昇ってゆく。
姫に去られ傷心の帝は、姫が形見に置いて行った不死の薬ももはや不要だとして
それを天に最も近い駿河国の山で燃やすよう命じる。
たくさんの士(つわもの)が命を受けて登り薬を燃やしたので，
その山を富士(不死と、多くの〈士〉に掛ける)と名づけられた。
リンク
- 初出 - https://archive.vn/gl24j([pixiv 陽平昔物語 魚拓])
- 清水陽平