恒心文庫:一人前の男になるために

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本文

当職の父洋は信じ難い奇妙な考えに取り憑かれていた。それは精子と言うものは男の体で勝手に作られるものではなく
思春期の男に大人の男が直腸を通じて精子を注入するとそれが定着し一人前の男になれると言うものだ。
父洋は当職と厚史をある夏休みの夜に呼び出した。
何事か、またお説教が始まるのかと思ったが、今回はどうやら様子が違う。
当職達はケツが洋の方に向くように縛り付けられ、おもむろに父洋は己が男根を取り出すと愛おしそうに潤滑油を塗りたくり、なんと交互に当職達兄弟を犯したのだ。体力気力ともに充実している父洋の男根は非常に大きく固い。潤滑油を塗っているとは言えか弱い当職たちの肛門には太すぎ固すぎた、解れていない当職の肛門にいきり立ったものを無理やり突っ込む、メリメリと強引に巨根が当職の中に入ってきた。それは筆舌に尽くし難い痛みであった。
当職達をひと通り犯し終えた後、父洋は当職達を解放した。こんな蛮行が1日だけで終わるわけなく、くる日もくる日も当職達はケツを掘られ続けた。
何日目だろうか、当職は倒錯的な快感を覚えてしまい、遂に精通するに至った。父洋に犯されることによってである。
当職の精通を見届けた父は満足したのか当職を掘るのをやめた。そして父の精力の矛先の全ては厚史に向かっていった。
可哀想なのは厚史である、今まで2人に注がれていた父の精力を1人で受け止めることになったのだ、巨根がはらわたの中で暴れ回る苦痛に顔を歪ませ悶えていた。
中々気をやらない厚史に業を煮やした父洋は、当職を除いた唐澤家の男子を集めて全員で厚史を輸姦したのだ、翌日輸姦された厚史は首を括って自殺してしまった。
当職は密かにほくそ笑んだ、これで父洋を独り占めできると。
当職はのちに弁護士となり洋の事務所を間借りすることになるのだが、自宅でも事務所でも当職達は暇さえあれば快楽の限りを尽くした、次男を亡くした父を慰める当職、当職に次男の面影を見出す父洋。
今日も当職は父に抱かれ精を放つ
厚史を思い出し弔うための涙はもう枯れてしまった。
当職の股にぶら下がる男の証の先端が流すこれこそが当職の感情が昂った時に流す涙の代わりのものなのだ。
厚史のことを思いつつ今日も当職は精を放った。

タイトルについて

この作品は公開された際タイトルがありませんでした。このタイトルは便宜上付けたものです。

この作品について

登場人物の名前を一人修正いたしまた。

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