恒心文庫:おっぱいチンチン

2021年5月8日 (土) 00:03時点における>チー二ョによる版
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本文

厚史はそう叫び声を上げながら、着ているシャツの胸元を引き裂いた。
途端、棒状のものが二つ、胸元からよぎる。
それはペニスであった。
しかし乳首でもあった。
厚史の薄い胸板、その頂点から二本のペニスが突き立って、自重で揺れているのだ。
厚史はバラバラに揺れ動くそれを左右の手で掴むと、突如として金切り声を挙げた。そしてその側面を滅茶苦茶にしごき始めた。
ピンクに色づくそれらはすぐにその色を濃くしながら、一回りふたまわりと膨張しそびえ立つ。
ツインタワーとばかりに顔のすぐ横で反り返っている。
厚史はそれを見て壮絶な笑みを浮かべると、より一層猛烈にしごいた。
途端、噴き出す精液。まるで花火の様に打ち上げられたそれを浴びながら、厚史は満足そうにガッツポーズをした。



「俺の得意技はおっぱいチンチンだ」
厚史は力強くそう言うと、着ているシャツの胸元を引き裂いた。
あらわになる厚史の上半身。その両脇に、何か棒状のものがハサミ込まれている。
それはその薄い胸板、そのてっぺんへと繋がっていた。
それはペニスであった。しかし乳首でもあった。おっぱいの頂点から生えたペニスを厚史は両脇にはさんでいるのだった。
厚史は被りを振るようにしてうでを組んだ。そうして腕同士をこすり合わせる様に高速で動かした。
途端、その腋の下から、粘質な音が絡まりだす。
ぐちょぐちょぐちゅるぐ。
それはペニスの先から漏れたカウパーが腋の下でかきまざる音であった。
しばらくして、ペニスの竿、その表面の脈動を腋の下から感じ取った厚史はその動きをより一層早くした。
そして突如、厚史は腕を振りほどきガッツポーズを決める。腋から解放された二本のペニスはカウパーの軌跡を描いて跳ね上がり、その先から若い雪を散弾銃の様に散らした。



「俺の名前はおっぱいチンチンだ」
厚史はテストの名前欄にそう書き殴ると、着ているシャツの胸元を引き裂いた。
途端に飛び出すジスイズアペン、二本の赤ペンが先生の顔面に向いてしなる。
それはペニスであった。
しかし乳首でもあった。
乳輪からそびえ立ったペニスが沈黙を容赦無く貫いたのだ。
しかしテストは戦争である。他人に構う余裕は無く、自分の力のみが試される。
ミスをしても他人は助けてくれない。ならば自分で自分を救うのだ。
厚史は中空に揺れ動くカリ首に鋭く指を絡ませると、その筆先をテスト用紙にこすりつけた。
摩擦熱のあまりキャップからこぼれる亀頭。しかし厚史は諦めない。彼はミスをしたのだ。
自分の名前を書き間違えるというミスを。
次の瞬間、死に物狂いで刺激された筆から飛び散る修正液。
無事テスト用紙を白く染め上げた厚史は、自身のボールとペンを放ると、満足げにガッツポーズをした。



ママはおっぱい。チチはチンチン。
夕焼けに照らされた二人の間で厚史は神妙に頷く。
「やはり俺はおっぱいチンチンだ」
それを受けてか、乳房の先で嬉しげにペニスが跳ねる。優しげに吹いた風が竿の先から飛び出たカウパーを柔らかくさらって行く。弧を描いた粘液が、そのまま赤い空に溶けていく。
風は三人の間もするりと抜けていったが、不思議と、安らぐような温かみだけがそこには残っていた。

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