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恒心文庫:鍋の出汁の取り方

提供:唐澤貴洋Wiki
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本文

鍋でもっとも大事であるのは、つまりその鍋の味を左右するのは出汁である。
昆布だし、かつおだし、様々な出汁があるが鍋にもっとも合うとされているのは洋出汁である。
まずは洋を湯に入れぐつぐつとしばらく煮る。
洋の発汗が始まり、汗の中にぎゅっと詰まった旨み成分が湯の中へと溶け出る。
洋の肌にこびりついた老廃物がぽろぽろと落ち、湯に溶け混じり合う。
この垢こそが、出汁の独特なとろみを生み出すのである。
じっくりと煮ること数十分、洋が一息ついて湯から上がる。
身体は火照り、脱衣所に行けば湯気があがる。
熱湯に入っていたものだから湯切りはよく、タオルでささっと拭い取るだけで水分は取れる。
ブリーフは履くと腹のゴムを一旦伸ばしてパチンと腹に当てる。これを毎回欠かさず行うのが洋なりのルーティンである。
パンツを履くと、しかし、服は着ずに脱衣所を出る。
なぜならばそこはラブホテルの一室なからである。
すでにベッドの中には、先にシャワーを浴びた息子が巨体を横たえていた。
洋は布団をめくり息子の乳首を優しく吸う。ブリーフのなかの一物はすでにはちきれんばかりに膨らんでいた。
息子のそれも同様である。
洋はブリーフを脱いだ。
この淫靡なやりとりを横目に業者が入室し、風呂場の湯を持っていく。
たっぷりと出汁の取れたこの湯は濃縮還元され全国の店舗で使われるのである。
業者が部屋から出た後も洋と息子の愉しみは続く。
鍋を食べるとき、洋の入浴場面を思い浮かべてみるとより味わいが増すかもしれない。
二人の交尾を想像してみると、深みが増すかもしれない。
これから鍋の季節が始まる。
鍋を食べるときは、洋の出汁を使っているチェーン店を訪れるのがおすすめである。

(参考)
しゃぶしゃぶ温野菜公式ホームページ
http://www.onyasai.com/

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