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恒心文庫:洋の油

提供:唐澤貴洋Wiki
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本文

洋の油はどんな傷でもすぐ治す
祖父は洋の油の叩き売りで一代にして財を成した程だ
切り傷 擦り傷 火傷 赤切れ 痔 何でもたちまち治してしまう魔法の薬だ
当職が悪い者にナイフでメッタ刺しにされた時も病院で傷口を縫った後に塗っておいたらお医者さんがびっくりする程治癒が早かった

洋の油の抽出法は簡単だ
まず洋を台に置く
そして洋の周りに鏡を上から見て三角形になるように置く
すると万華鏡現象で洋の周りは洋でいっぱいになる
多方面の洋を警戒した洋は硬直状態となりよ洋に対する敵意と緊張で身体中から油をドロドロ流すのだ
その油を集め精製したものを薬として使う
使用法は傷の治療だけでは無い
この油は非常に美味であり料理に使うとたちまち美味く出来上がるのだ
チャーハンや炒め物だけでなくカレーや鍋物の隠し味にも
和洋中問わず使える
そのまま舐めても洋本来の味を楽しめ滋養強壮に非常に効果があり
今では純金より価値がある素材になってしまった
それがいけなかった
金儲けを企む悪い者によって洋は攫われてしまったのだ
今では古臭い伝統的なやり方では無くロウソクや鞭 電撃や焼いた火かき棒などを使い効率よく油汗を摂取されているそうな
どこにも逃げられない海の沖合いの船の上で黒モミの男が鉄鞭を振るう
その笑みはまるで悪魔だった
今この時も洋は油汗を流し続けている
もしもあなたの家に洋の油があるならば
それには洋の涙が混ざっている事を知っておいて欲しい

タイトルについて

この作品は公開された際タイトルがありませんでした。このタイトルは便宜上付けたものです。

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