恒心文庫:所長
本文
-都内某所-
森「どうだ山岡くん、そろそろ仕上がってきたんじゃないモリか?」
「あッ♥あん♥イイ!気持ちイイ!」
森「ははは、いいぞ山岡くん。ビンビンの乳首をいじられてメスイキしてしまうモリ!」
「ダメェ!乳首ダメェ!イク…ッ乳首でイクゥー!」
森「くっそろそろ私ももイクモリよ…」
「んあぁぁぁぁぁああああああああああああ!!」ビクッビクッ
森「モリモリモリモリモリモリモリモリモリ!」ビュッビュルビュルルルル
「ハァ…ハァ…」
森「はぁ…はぁ…全く君は最高モリよ山岡くん」
「森会長、それで…」
森「言わなくてもわかってるモリ。新しい仕事を斡旋するモリ」
「有難うございます!有難うございます!」
-法律事務所クロス-
「ただいま戻りました」
唐澤「おかえりナリ〜」
山本「おぅ!おっおっ!」
私が戻ると相変わらず祥平はAVを見ながら自慰行為にふけっていた。
カラさんはとはいうとアイスを食べながら2chとカラケーの監視も相変わらずだ。
何も変わることがない事務所の風景。私が一番守りたい日常。
そんな思いにふけりながらふとカラさんに再度目をやると私は思わず声を上げそうになった。
いつもカラさんが食べているアイスはJoel Robuchon慣習のアイスバー。しかし今はガリガリくんを食べているではないか。
唐澤「ヒロくんどうしたナリ?そんなに見つめられると照れるナリよ///」
「えっあっ、いやなんでも…」
度重なる失態を重ねたことで唐澤洋公認会計士からも見限られ、依頼が激減した事務所の経営はひっ迫していた。
所員には悟られないようにふるまっていたつもりだが、どうやらカラさんは気が付いていたらしい。
自分の不甲斐なさに思わず唇を噛む。
唐澤「ヒロくん。ヒロくんは法律事務所クロスの立派な所長ナリ。クロスの所長はヒロくん以外考えられないナリ。どんなことがあっても、当職はヒロくんについていくナリよ」
「カ、カラさん…」
唐澤「だからそんな顔しないで。これからも所長として堂々と振る舞えばいいナリ」
「…はい。」
何があっても事務所を、カラさんを守る。俺は今一度、この胸に決意を抱くのだった。
山本「あ〜セックスしてぇなぁ」