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恒心文庫:ブレイキング・バッド

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本文

その弁護士、仕事わずか。最後の賭けは麻薬精製。

 港区虎ノ門。東京で弁護士業を営む○○○○は内気で温厚で、全身唐澤貴洋の37歳の男性。
公認会計士の父・洋から自立するため開示ビジネスに勤しむ。ところがひょんな事から炎上し、事務所には閑古鳥が鳴く。
 ○○○○は洋が亡くなった後に生きていける資産を残そうと、ドラッグの精製という超ヤバい副業に手を出す。
 かつて一流研究者だったがなぜか弁護士に転じた山岡は、そのディープな化学の知識を駆使して純度99.1%という驚異のスーパードラッグ、空色何色メスを生み出し、元依頼主であるコスプレイヤー、うじじまもパートナーとして闇のビジネスに乗り出す。
 ところが、おいしいネタを狙って悪いものがどこからともなく集まり、○○○○も山岡も気が休まるヒマはゼロに。
 しかも大崎署の警察官(つまり○○○○のお守り係)である山内はピュア虎ノ門前に新たな危険人物(本当はただのけんま民)が現れたことで、何だかハッスル。
ある書き込み主に殺害予告されたことをきっかけに人として許されない一線を越えてしまった(ドタキャン)○○○○は、
自分の最大の武器である権力をフルスロットルで駆使し、とらけんま民に負けないほど武装化し、風の民に捕まらないよう対策を講じていく。
 “失うものは何もない”。孤立無援の極限バトルに○○○○は飛び込んでいく!

 本作のタイトルである“ブレイキング・バッド(Breaking Bad)”は“道を踏み外す”という意味。

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