恒心文庫:オーシャンズドエロ部

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本文

とある古びたビルの薄暗い機械室の中に怪しげな影が複数あった。

一つの蝋燭を囲んで裸の男達が仁王立ちしている。
燭台に流れ落ちる蝋と同じように汗をダラダラと体から落とす。
その中心にいるのは彼等のリーダー、唐澤・オーシャン。
士業仲間で結成したオーシャンズの会合だ。
一見とてもオーシャンはリーダーとは見え無い格好をしていた。
目隠しをされガーターベルトを身に着け、腕を背中に回され手錠をかけられている。

だがそれは仲間割れでも何でもなく彼らの儀式だった。
日頃の仕事の疲れの発散、その尖りに尖った性欲の捌け口はリーダーであるオーシャンが請け負う。
またオーシャン自身彼らに満足させられるのを望んだ。つまりそういうことだ。

男達は会話など交わさない。ボディランゲージがあるからだ。
周りが見えないオーシャンの前の蒸れに蒸れた黒く輝く茄子の群。
それらがオーシャンの肢体に次々と寄っていく。
オーシャンも熱気を感じ、熱い吐息を吐きながら茄子を求める。アヒルのように口を尖らせて性のほとばしりのありかを探す。

だが男達もオーシャンに簡単には咥えさせない。一人が背後に周り、たるみまくった尻に鞭を打つ。
老人に差し掛かる前の枯れかけながら野太い男の声が響き渡る。
それを聞いて男達は一斉に股間の茄子を擦る。熱を帯びて旬が近付いていく。

オーシャンもその雄々しい野菜を体の全てで迎合しようと火照る。
口からは反射で涎が溢れ膨らんだ胸にまとわりつき、どす黒い尻の穴は痙攣している。

部屋の中の熱は最高潮を迎えようとしていた。

溢れ出した汁がびちゃびちゃと音を立てて、反響する。
しかし、獣達は静止してており、部屋の時間は動かない。

遂に時を動かしたのはオーシャンだった。
オーシャンは四つん這いの姿勢からペットボトルロケットのように一人の腹の出た男に飛びついた。

瞬間一斉に男達は時間停止の後のように動き出した。

腹の出た男はオーシャンの腰に手を廻し寄り切った。
二人の雄豚は土俵のように床に背中をつき絡み合う。囲んでいた男たちも一気にオーシャンを羽交い締めにする。
汗、加齢臭、こみ上げる全ては性欲に変化する。
オーシャンはひょっとこ面で次々と黒い黒い棒を貪る。
長の口による洗礼を受けた者は次の穴に向かう。聖穴へと。
だらしない体の波が広がっていく。

くりゅ!くりゅ!くりゅよ!


オーシャンは白濁に染まり、身を震わせた。
男たちもすべてを注ぎ崩れ落ちた。


聖穴から滝のように流れる茶白の聖水。それは彼らの愛の証なのだ。

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