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恒心文庫:りんご飴

提供:唐澤貴洋Wiki
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本文

新社会人たちが入社式を終え新たな生活が始まるこの季節
都心の方では既に桜も葉がつきはじめ次の春までの英気を養い始める頃である
ところ変わってこの虎ノ門においてもサクラとして雇われた者共で溢れかえる新スイーツ店のプロモーションが行われていた
その名も「Three Million Sweets Mafia」と言われるこの店の目玉商品は特製のりんご飴である
今回はここのオーナーであるM氏の誘いによってこのりんご飴の作り方を特別に見せてもらえることになった

この店でパティシエとして雇われている無精髭の濃い乳首ビンビンの男に誘われ調理場へと向かうとそこには常軌を逸した光景が映っていた
紙袋をかぶった全裸の男が二人、一人は初老の日焼けとシワが目立ちもうひとりは白い肌に尻の方から毛が伸びている、どちらも肥満体である
「まずはりんご飴の蜜を作ります」
無精髭の男が紙袋いっぱいのグラニュー糖をケツ毛の濃い男性の口の中に放り込む
口が粉っぽくなることを考慮して適度にディープキスで唾液を加えてやる
こうすることで甘さに深みも出るとは彼の弁だがその顔は恍惚にまみれて途中で言葉も失せ接吻に夢中になっていた

「蜜の製造中にりんごも用意します」
そう語るのはもう一人のパティシエである日本刀を携えたオラつきの強い男である
そういえばこの厨房にはりんごが一つもない
どのルートでりんごを仕入れてるのかも不明なこの謎は意外にもすぐに解決することとなった
男が全裸の老人の前に立ち、なんとその玉袋を切り捨てたではないか!
「でりゅ!でりゅよおおおおおおおおおおおいだいいいいいいいいいい!!」
切り取られた玉袋は少しもしないうちに立派なりんごの形へと変貌した
程なくして老人の方を見るとまた新たな玉袋ができておりそれまで苦しんでいたのもなかったかのように直立していてた
なるほどこの店の林檎は自家製のものだったのかと納得するとケツ毛の濃い男の方に変化が起きた

ぎゅるぎゅると腸の運動する音が鳴り響く中突然パティシエの男たちは服を脱ぎ捨てた
日本刀の男の猛々しい業物がケツ毛を物ともせず彼の菊門へと挿入され激しい撹拌運動を始めたではないか!
「こうすることで蜜の粘りが強くなり、よりよい舌触りになるんです」
特にやることもないのに全裸になった無精髭の男はりんごのように顔を赤らめ白い吐息を吐きながらそう語る
日本刀の男性がピストンを強め体を震わせた後、己の愛刀を消毒用ウェットティッシュで拭う
するとサッと無精髭の男がボウルをケツ毛の濃い男の尻の下に据える

「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )」
ケツ毛の濃い男が体を震わせながら尻から蜜を放出する
日本刀の男性の出した精液が混ざることでその蜜はとても白みを帯びていた
これを鍋で煮詰め、ニラとコーンを取り除くことで上質な蜜になるという

「Three Million Sweets Mafia」
新生活に慣れず疲れ果てた人々の疲れを甘味で癒やす
その麻薬のような甘い罠を提供するという意味を込めてこのような店名になったのだとか
これを読んでいる方も人生に疲れたときはこの店に来てこのりんご飴のような甘い日々を過ごしてみてはいかがだろうか

タイトルについて

この作品は公開された際タイトルがありませんでした。このタイトルは便宜上付けたものです。

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