「哀しみのチンフェ」の版間の差分
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2015年6月15日 (月) 08:33時点における版
哀しみのチンフェ(かなしみのちんふぇ)とは、Orpheusの楽曲である。
概要
当時著名な製作者であった「風の民」が作曲したパカソン。実装されたばかりであった二重唱システムを用いたチンフェの悲哀の物語である。
2分31秒という短い時間のなかで描かれる現代ネットにありがちな取り返しのつかない失敗は、ともすれば笑い話としかならない愚かなものだが、その背後にある人間の抱く悲しみ、チンフェの嘆きを、音楽という感情を呼び起こす力を用いて巧みに歌い上げた。
ネット上で繰り返される、人々に嘲られ、消費されていく愚かな人物の悲哀を描いた「哀しみのチンフェ」は、時代へ警鐘を鳴らす、Orpheusというウェブの海で生まれた類まれな名曲であり、特定コミュニティで最多得票を獲得した優秀作品として評価された。
動画
悪芋Pによって作成されたUTAUアレンジの動画が存在したが、削除されてしまった。
歌詞
現実世界で思うような人間関係が作れず 自己主張の場を欲した結果たどり着いたネット 一般に匿名で楽しむ掲示板 敢えてコテをつけて乗り込む それからそこが居場所になった 嫌われながらも存在が認められ 教室では寂しげに過ごす日々 しかしそこでは得意気に自分を語る 初めて彼女ができたこと(彼女がブサイク) 嫌いな同級生たちのこと(嫌われていたけど) 未成年で飲酒をしたこと(異常な「呑み」への拘り) 友達を7人も泊めたこと(救世主になれた) この他数々の武勇伝 語る内容はほとんど嘘 それでも彼は満足だった しかしこれが後に仇となる 細切れに出された情報を 自らがつけたコテが全て結び 追い詰められてついに特定 衝動で発した言葉たちが 自らの首を締め上げる 彼への仕打ちはまだ続く 切羽詰まって思いついたのは 弁護士に相談という選択肢 衝動で駆け込んだその先は 残念ながら無能弁護士 大金叩いて雇ったはいいが 騒ぎは鎮火どころかさらに燃える その火が消えることはなく 彼の過ちはネットの海に残り続ける