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リツイート数が3万を越え、ネットニュースや大手アフィブログでも報道されるなど大きな反響を呼んだ<ref>{{archive|1=https://www.j-cast.com/2014/05/26205744.html?p=2|2=https://archive.vn/1F91F|3=不自然な「父親」、3万回リツイート}} - Jcastニュース</ref>。この騒動のおかげで「AKBの事件の時[[Twitter]]を乗っ取られて犯人扱いされた人」と唐澤洋、および名前の似ている[[唐澤貴洋]]の名前が一部のTwitter民やまとめ民に知られるようになった。その後にアカウントは凍結された模様。 | リツイート数が3万を越え、ネットニュースや大手アフィブログでも報道されるなど大きな反響を呼んだ<ref>{{archive|1=https://www.j-cast.com/2014/05/26205744.html?p=2|2=https://archive.vn/1F91F|3=不自然な「父親」、3万回リツイート}} - Jcastニュース</ref>。この騒動のおかげで「AKBの事件の時[[Twitter]]を乗っ取られて犯人扱いされた人」と唐澤洋、および名前の似ている[[唐澤貴洋]]の名前が一部のTwitter民やまとめ民に知られるようになった。その後にアカウントは凍結された模様。 | ||
== [[清水陽平]]の解説 == | |||
2014年の5月27日、清水陽平は[[弁護士ドットコム]]の取材に以下のように回答している。 | |||
{{Archive|https://www.bengo4.com/c_23/n_1562/|https://archive.ph/UQtBX|<AKB襲撃事件>ツイッターで流れた容疑者の「デマ写真」 拡散した人の責任は?}} | |||
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人気アイドルグループAKB48のメンバーらが岩手県の握手会で襲撃された事件。多くのファンにショックを与えたが、ツイッターでは、容疑者の顔写真と偽った画像が出回ったり、メンバーの死亡説が流れるなど、いくつもの悪質なデマが流されたようだ。 | |||
顔写真については、新聞やテレビが実際の容疑者の顔写真を報じると、ツイッターでも「昨日ツイッターで出てた画像と別人じゃん!」といった非難の声があがったが、すでに数多くリツイートされ、拡散したあとだった。 | |||
こうしたデマを流した人物が、何らかの罪に問われることはあるのだろうか。また、確認もせずに、そのままリツイートした人の責任はどうだろうか。ネットの中傷問題にくわしい清水陽平弁護士に聞いた。 | |||
'''●デマツイートは「名誉毀損」になりうる''' | |||
「ネット上で他人を引っかけるようなデマを流すことは、ネット用語で『釣り』と言われたりもします。なかにはジョークで済ませられるものもありますが、他人の権利を侵害するような『釣り』行為は、許されるべきではありません。 | |||
今回流れた数多くのデマのなかには、『ある特定の人物』が犯人であるかのように受け止められかねないようなツイートもありました。こうしたデマを流すことは、名誉毀損となり、違法とみなされる可能性があります」 | |||
どんな場合に名誉毀損になるのだろうか? | |||
「まず、事件とは無関係の人を『犯人呼ばわり』すれば、その人が犯罪に関与したかのような誤解を与え、社会的評価を低下させることになります。 | |||
一般論としては、他人の社会的評価を下げる表現であっても、(1)その発言が公共の利害に関するもので、(2)発言の目的が公益を図ることで、さらに(3)発言内容が真実であるか、真実だと誤信したことに相当の理由がある場合であれば、名誉毀損は成立しません。 | |||
しかし、無関係の人を犯人視するデマを積極的に流すことは、(2)や(3)を満たしません。そのため、このような行為は、刑法の名誉毀損罪に該当し、民法上も不法行為に該当するでしょう」 | |||
'''●リツイートをする前に「事実関係の確認」を!''' | |||
それでは、そうした発言をリツイートするなど、デマを「拡散」してしまった人にも何らかの責任が生じるのだろうか? | |||
「そうですね。そうしたツイートを拡散した人にも、一定の責任が生じます。 | |||
裁判例では、ネット掲示板に書き込まれた中傷を、別サイトに転載した行為が、名誉毀損にあたると判断されたケースもあります。 | |||
リツイートは、他人のツイートをコピーして転載する行為と考えることもできるため、もし裁判になったとしたら、おそらく『自分がツイートしたわけではない』という言い訳は通じないでしょう」 | |||
そうすると、場合によっては、責任を問われるということだろうか? | |||
「そうですね。つまり、リツイートをする際にも、きちんと事実関係を確認する必要があるということです」 | |||
清水弁護士はこのように述べ、悪質なデマ拡散に荷担してしまうことのないように、注意を呼びかけていた。 | |||
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==註釈== | ==註釈== |