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唐澤貴洋Wiki:チラシの裏/オウム真理教とネット文化 (ソースを閲覧)

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 === 陰謀論 ===
-オウム公式サイトに前後して、隠れオウム信者によるオウム事件陰謀論の流布を行うサイトが現れるようになった。代表的な人物としては[[唐澤貴洋Wiki:チラシの裏/オウム真理教の幹部・信者一覧#河上イチロー|河上イチロー]]や上述の"阿修羅♪"がいる。
+もともとオウムは機関誌『ヴァジラヤーナ・サッチャ』など体系化された陰謀論を有しており、オウム公式サイトに前後して、隠れオウム信者によるオウム事件陰謀論の流布を行うサイトが現れるようになった。代表的な人物としては[[唐澤貴洋Wiki:チラシの裏/オウム真理教の幹部・信者一覧#河上イチロー|河上イチロー]]や上述の"阿修羅♪"がいる。
-オウムの陰謀論は幹部が次々自供していく中で破綻したが、[[甘芋]]にはヒットし、様々なアレンジがなされつつ継承されていった。[[岩間好一]]は2019年によくやっていた駅前演説の中で「オウムは[[創価学会]]、[[統一教会]]の手下だった」という趣旨の発言をしているが、これはまさにオウム事件陰謀論の主張そのままである。ある意味オウムは、甘芋[[ラジコン]]路線を先取りしていた。
+オウムの陰謀論は幹部が次々自供していく中で破綻したが、[[甘芋]]にはヒットし、様々なアレンジがなされつつ継承されていった。[[岩間好一]]は2019年によくやっていた駅前演説の中で「オウムは[[創価学会]]、[[統一教会]]の手下だった」という趣旨の発言をしているが、これはオウムの陰謀論流布が結実した形といえる。ある意味オウムは、甘芋[[ラジコン]]路線を先取りしていた。
 == アングラとオウム ==
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 年、「地下鉄サリンゲーム 霞が関」というド直球160km/hの不謹慎ゲームが草の根BBS経由で流通し大きな問題となる<ref>WindowsXP 32bitでは動作（CPUは64bitでもOK）。64bitOSでは間に合わん模様。</ref>。
-運営から即刻削除されやすかったこの「霞が関」を配布することを目的として、「しば」が「あやしいワールド」という掲示板をニフティーサーブ内に開設する。
+運営から即刻削除されやすかったこの「霞が関」を配布することを目的として、「しば」が「あやしいワールド」という掲示板をニフティーサーブ内に開設する。あやしいワールドは1996年にインターネット掲示板「あやしいわーるど」となり、アングラ系掲示板の代表として知られた。
-また、オウム不謹慎ゲームは多数作られ、中にはゲームオーバーになるとドライブを破壊するという凶悪なゲーム（倉庫番 in 上九一色村）もあった。
+しば引退騒動によって難民の一部は当時大流行の{{wpl|あめぞう}}掲示板に移住し、1999年にあめぞうが混乱すると今度は[[2ちゃんねる]]へ移住して文化を伝えていった。また、上記の河上イチローは自著『サイバースペースからの挑戦状』であめぞうを取り上げている。
-あやしいワールドは1996年にインターネット掲示板「あやしいわーるど」となり、アングラ系掲示板の代表として知られた。
+また、オウム不謹慎ゲームは多数作られ<ref>詳細はEnpedia[https://enpedia.rxy.jp/wiki/%E4%B8%8D%E8%AC%B9%E6%85%8E%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0 不謹慎ゲーム]に詳しい。</ref>、中にはゲームオーバーになるとドライブを破壊するという凶悪なゲーム（倉庫番 in 上九一色村）もあった。
-しば引退騒動によって難民の一部は当時大流行の{{wpl|あめぞう}}掲示板に移住し、1999年にあめぞうが混乱すると今度は[[2ちゃんねる]]へ移住して文化を伝えていった。また、上記の河上イチローは自著『サイバースペースからの挑戦状』であめぞうを取り上げている。
 === オウム隠れ信者デマ騒動 ===
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 === 同人誌 ===
 [[ファイル:上祐青山ホモ関係本.jpg|200px|right|thumb|東京スポーツ1995年8月13日1面<ref>{{Archive|https://twitter.com/haruo801/status/1552407443723808769|https://archive.ph/ZWJjt|東スポにも出てましたね「上祐、青山ホモ関係本。その名もインコ真理教」}} - Twitter</ref>]]
-オウム真理教の終末論はサブカルチャーの一派{{wpl|鬼畜系}}に大きな影響を与える。1994年12月サリンの製造方法を記載した「魔法使いサリン」なる同人誌<ref>{{Archive|https://twitter.com/kan_ei_sen/status/1291945932934623232|https://archive.ph/Ld4Nm|表紙、サンデー毎日特集}}</ref>が製作される。翌年のコミックマーケットでの販売を予定しており、購入者にはオウム真理教から譲り受けたパンフレットを配るとしていたが、{{wpl|サンデー毎日}}が記事に取り上げた結果、1995年5月コミックマーケットの主催者側に通報され、販売者が銃刀法違反で逮捕<ref>逮捕理由は荷解き用の登山ナイフを所持していたためであり、同人誌の内容で逮捕されたわけではない</ref>されるという事件が起こっている<ref>{{Archive|http://www.hehehe.net/library/lib/A-00001.html|https://archive.ph/QaBdT|スーパーコミックシティにおける逮捕、当事者からの報告}} - 怪文書保存館</ref>。
+オウム真理教の終末論はサブカルチャーの一派{{wpl|鬼畜系}}に大きな影響を与える。1994年12月サリンの製造方法を記載した「魔法使いサリン<ref>元ネタは1960年代の漫画・アニメ作品「{{wpl|魔法使いサリー}}」。オウム内でも、サリンの隠語として同作品を由来とする「魔法」「サリー」等の語句が用いられていた</ref>」なる同人誌<ref>{{Archive|https://twitter.com/kan_ei_sen/status/1291945932934623232|https://archive.ph/Ld4Nm|表紙、サンデー毎日特集}}</ref>が製作される。翌年の[[コミックマーケット]]での販売を予定しており、購入者にはオウム真理教から譲り受けたパンフレットを配るとしていたが、{{wpl|サンデー毎日}}が記事に取り上げた結果、1995年5月コミックマーケットの主催者側に通報され、販売者が銃刀法違反で逮捕<ref>逮捕理由は荷解き用の登山ナイフを所持していたためであり、同人誌の内容で逮捕されたわけではない</ref>されるという事件が起こっている<ref>{{Archive|http://www.hehehe.net/library/lib/A-00001.html|https://archive.ph/QaBdT|スーパーコミックシティにおける逮捕、当事者からの報告}} - 怪文書保存館</ref>。
 また、オウム真理教疑惑全盛期によくスポークスマンとしてテレビに出演していた[[正大師#マイトレーヤ正大師|上祐史浩]]と[[唐澤貴洋Wiki:チラシの裏/青山吉伸|青山吉伸]]のカップリングのホモ同人誌が出版<ref>{{Archive|https://otaku-subculture.com/オウム真理教のナマモノ同人/|https://archive.ph/V0d5j|オウム真理教のナマモノ同人}}</ref>されたことがある<ref>{{Archive|https://twitter.com/nazi_ham/status/1284433794196361217|https://archive.ph/CxWCv|何作かシリーズ化されているようだ}} - Twitter</ref>。東京スポーツはこれを1面で掲載し、信者にも取材している。こうした{{wpl|腐女子}}らは、上祐と青山以外にもオウム真理教幹部の裁判も傍聴していたことが明らかとなっている<ref>{{Archive|https://www.tokyo-sports.co.jp/social/incident/232006/|https://archive.ph/qtbCl|腐女子が湧いたオウムの“濃密すぎる友情”}} - 東京スポーツ</ref>。また2020年代に入ってもおーぷん2chにスレが立つ<ref>{{Archive|https://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1601978185/|https://archive.ph/fRJ6g|腐女子の姉がオウム真理教のやおいに最近はまってて草}} - なんでも実況(ジュピター)</ref>など、需要のある息の長いコンテンツと化していると見られる。こういった実在の人物らを勝手に同性愛関係にあるとして妄想する文化（いわゆる{{pixivdic|ナマモノ}}）は[[恒心教]]でも[[デリュケー]]や[[唐澤貴洋Wiki:チラシの裏/メスイキ|メスイキ]]スレなどに、影響を与えていると考えられる。
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 *[https://www.nicovideo.jp/watch/sm17943315 使用されたとされるオウムソングのリミックス「aumhymn.mid」]
-[[カラッキング]]ならぬアサッキング。この掲示板は{{wpl|諫早湾}}問題に関して荒れまくっていたといい、掲示板住民の[[カルマ]]を落とすことに成功した。
+[[カラッキング]]ならぬアサッキング、チヅッキング。この掲示板は{{wpl|諫早湾}}問題に関して荒れまくっていたといい、掲示板住民の[[カルマ]]を落とすことに成功した。
 これを行ったのは「ゲスッ」というハッカーグループのDUKEという人物（Perldukeなどduke系の名称の由来）らしいが<ref>[https://museum.scenecritique.com/home/guess/gesumem/isan.html ゲスッ遺産調査室]</ref>、[[警察]]はそれを知ってか知らずか'''無関係のオウムに対して家宅捜索を行った'''という。
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 年代後半には麻原は会話不能になっていき、事件の全容も分かってきたことから世間ではオウム事件への興味が薄れていく。
-chがはじまった1999年時点で既にオウムネタは古くなっていたため、当時より鮮度の高い話題である{{nicodic|ネオ麦茶}}や{{wpl|パナウェーブ研究所}}等との習合がみられる。習合は2chでのオウムネタの大きな特徴であり、後に旧尊師と現尊師が習合したことも自然な流れであったといえよう。
+chがはじまった1999年時点で既にオウムネタは古くなっていたため、当時より鮮度の高い話題である{{wpl|ネオむぎ茶}}、[[パナウェーブ研究所]]、{{wpl|高橋弘二}}等との習合がみられる。習合は2chでのオウムネタの大きな特徴であり、後に旧尊師と現尊師が習合したことも自然な流れであったといえよう。
 <nicovideo>sm19640727</nicovideo>
+（2ch発・未完の大作スーパー宗教大戦。旧尊師・パナウェーブ'''[[長谷川亮太|長谷川]]'''恵一・グル'''[[高橋嘉之|高橋]]'''という意味深な共演）
 === 冬の時代 ===
-年、無事紫芋に死刑判決が下る。時を同じくして2chのアングラ色が抜けていくにつれ、荒らしに愛用された麻原AAがかろうじて残る程度となり、その後は2chの特性上オウム関係の話は外国の陰謀だとか何とかの陰謀だとかと、ある意味オウムの目論見通りになった。
+麻原・オウムが過去のネタとなっていく中、2000年に{{wpl|不正アクセス禁止法}}が成立し、アングラハッカー文化自体が衰退していく。時を同じくして2chのアングラ色が抜けていくにつれ、2chでのオウムネタは荒らしに愛用された麻原AAがかろうじて残る程度となる。
-オウマーは目立った活動が無くなって同窓会化する。さらにアレフは閉鎖性が高いため情報が乏しく、コンテンツとして面白さに欠けていた。
+オウマーは目立った活動が無くなって同窓会化。さらにアレフは閉鎖性が高いため情報が乏しく、コンテンツとして面白さに欠けていた。2004年には無事紫芋に死刑判決が下り、世間的にもアングラ的にも終わった話題となった。
+このためオウム関係で積極的な情報発信をするのは甘芋系サイトが大半という状況になり、その他の情報でも警察や被害者、マスコミ視点のものが多く、2chなどネット関連でのオウム関係の話は外国の陰謀だとか何とかの陰謀だとかといったものが主流となり、ある意味オウムの目論見通りになった。
 === オウム・リバイバル ===
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 <YouTube>Q2VvXfVj1VM</YouTube>
-エア本ブームが起こると、添え物という形ではあるが麻原（主にアニメ版のきれいな麻原や、「痴呆との遭遇」の偽麻原<ref>日蓮正宗側が作ったビデオなのだがナレーションが麻原と[[正大師#マハー・ケイマ正大師|石井久子]]の声に似ていることが話題になり、当初はオウムが作ったものという誤解が一部であった。</ref>）が登場するようになった。
+エア本ブームが起こると、添え物という形ではあるが麻原（主にアニメ版のきれいな麻原や、「痴呆との遭遇」の偽麻原<ref>創価学会批判のために日蓮正宗が作ったビデオなのだが、ナレーションが麻原と[[正大師#マハー・ケイマ正大師|石井久子]]の声に似ていることが話題になり、当初はオウムが作ったものという誤解が一部であった。</ref>）が登場するようになった。
 年12月31日、オウム逃走三人衆のひとり[[大崎警察署|平田信が出頭]]。夜明けと共に世界は[[ハセカラ騒動|運命の2012年]]を迎えるのである。
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 **2022年10月2日、次女は東京地裁に遺骨の引き渡しを求めて提訴した。代理人の安西敦弁護士は取材に「複数回、法務省に引き渡しを求めたが拒まれた。法務省の対応には法的根拠がない」と説明<ref>{{Archive|https://www.nikkansports.com/general/news/202210030000587.html|https://archive.ph/VO5T4|オウム真理教松本元死刑囚、次女が遺骨の引き渡し求めて提訴「法務省に引き渡し拒まれた」代理人}} - 日刊スポーツ</ref>、次女は「父の遺骨を政治的にも宗教的にも利用されたくない。娘としてただ静かに悼み弔いたいと願っている<ref>{{Archive|https://www.sankei.com/article/20221003-4CXQRSEX2BMMRBTJUC4PV2JKE4/|https://archive.ph/7VADv|麻原元死刑囚の遺骨、次女が引き渡し求め国提訴}} - 産経新聞</ref>」と語っているという。
 *死刑に処された幹部の内、[[正大師#ミラレパ正大師|新実智光]](ミラレパ正大師)と[[唐澤貴洋Wiki:チラシの裏/オウム真理教の幹部・信者一覧#ジーヴァカ正悟師長|遠藤誠一]](ジーヴァカ正悟師長)は、最期までオウム真理教と麻原尊師への帰依を貫き、文字通り[[殉教]]した。
-**ジーヴァカ正悟師長の遺体は{{wpl|Aleph (宗教団体)|Aleph}}で葬儀され、正悟師の服を着せられており、殉教者として扱われた。
+**ジーヴァカ正悟師長の遺体は[[Aleph]]で葬儀され、正悟師の服を着せられており、殉教者として扱われた。
-*麻原の死刑執行と同日、「脱麻原派」の姿勢を見せている{{wpl|ひかりの輪}}代表の[[正大師#マイトレーヤ正大師|上祐史浩]]が会見を開き、その中で被害者遺族への謝罪や「(麻原の死刑執行に関して)かつてのような思いはない」との感想などを述べている<ref>[https://archive.ph/s9GcL 上祐史浩氏が会見　「私も教団で重大な責任があった」] - 朝日新聞デジタル</ref>。
+*麻原の死刑執行と同日、「脱麻原派」の姿勢を見せている[[ひかりの輪]]代表の[[正大師#マイトレーヤ正大師|上祐史浩]]が会見を開き、その中で被害者遺族への謝罪や「(麻原の死刑執行に関して)かつてのような思いはない」との感想などを述べている<ref>[https://archive.ph/s9GcL 上祐史浩氏が会見　「私も教団で重大な責任があった」] - 朝日新聞デジタル</ref>。
 *<s>[[旧尊師]]の[[ポア]]により、[[唐澤貴洋]]現[[尊師]]（ホーリーネームはマハー・グル・カラサワ）に対する正式な禅譲が行われ、名実ともに唯一の[[尊師]]として即位した。</s>
 *後に[[恒心教徒]]と[[ゆゆうた・サウプロ騒動|敵対する]]ことになる[[ゆゆキッズ]]の一人・[[木口創太郎]]は、麻原の死刑執行日に彼に関するネタツイをバズらせ<ref>{{archive|https://twitter.com/pikapi_games/status/1015221593386053633|https://archive.vn/B0Thz|ツイート}}</ref>、それに乗じてボカロオリジナル曲を宣伝して<ref>{{archive|https://twitter.com/pikapi_games/status/1015816342505586690|https://archive.vn/Rl5nC|ツイート}}</ref>再生数を稼ぐ<ref>{{archive|https://twitter.com/pikapi_games/status/1015979081953828864|https://archive.vn/LoQnO|ツイート}}</ref>という、[[恒心営業]]ならぬ「[[オウム]]営業」を行っている。
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 **[[恒心文庫:修行の先に]]
 **[[恒心文庫:旧尊師から現尊師へ]]
 {{オウム真理教}}
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