「2ちゃんねる2013年大規模規制」の版間の差分

かつて2ちゃんねるには規制されても書き込める[[嫉妬民#●テカ嫉妬民|●]]という有料プランあった。2000年代半ば以来、長らくネット上において主導的な地位を築いてきた2ちゃんねるまとめブログ(アフィブログ)の増殖、2012年における一連の「アフィ・ステマ騒動」および「[[ハセカラ騒動]]」の余波とそれに伴う大規模規制の結果、2ch運営の有料プラン（●）の購入者が予想以上に現れたことにより、これに味をしめた運営は更に2013年4月28日の「最長六ヶ月花園規制」、6月18日の「NTTぷらら規制」を実施。

この騒動自体になんJは関わっていなかったものの、なんJの独自文化がアフィ避けになった<ref>当時は猛虎弁を初めとしたなんJの定型文化が広まっておらず、他板のような工作を行うと非常に浮いた</ref>ことで反アフィ感情を持っていた2ちゃんねる住民の一部がなんJに移住し、なんＪが「メイン過密雑談板（通称：花園）」としての性格を強めていったことが、「[[ハセカラ騒動]]」の深刻・長期化の一因となった。

この騒動によりそれまでニュー速をまとめていた雑談系のブログがなんJをまとめ始め、いわゆるお客さんもそれにつられ大量に流入した他、それまでより悪質な対立煽りなども徐々に目立つようになり、この事が比較的アフィブログに寛容だったなんJや恒心教徒に反アフィリエイトの風潮が根付くきっかけとなり、[[最上後未]]や[[ナリ速]]への対応、[[コミケ路線]][[事務所騒動]]、[[片平騒動]]などに影響を与えた。

実は[[ハセカラ騒動]]も規制と関わっている。2012年3月、八神太一（[[長谷川亮太]]）特定騒動において[[平成24年（ヨ）第1035号|長谷川亮太が弁護士唐澤貴洋を雇って反撃を試みた]]ことが話題となり、VIPPERが唐澤貴洋の建てた削除依頼スレを荒らしたことがきっかけとなって大規模規制（'''[[2ちゃんねる2012年4月大規模規制]]'''）が発生した。

この騒動は[[無差別開示]]から[[300万騒動]]以降における[[千葉県松戸市六高台2-78-3|長谷川亮太の疑惑住所]]や[[神聖六文字]]の連投、[[批判要望板]]における一連の[[パカ弁]]いじりへと発展し（[[ハセカラ騒動]]）、2013年大規模規制の主な要因のひとつとなる(後述)。

==経緯==

ファイル:Graph2013.png

規制の原因となった要因は複数あるが、その大部分は2ちゃんねる創設期より必然的に存在する一定の荒らしに過ぎないものであり、規制が著しく激化した主な要因は荒らしそのものよりも規制により●が売れたことによって味を占めた[[削ジェンヌ]]ら運営キャップが故意に規制を乱発しこれを放置したことにある。

2013年4月、[[ちばけんま特定の軌跡|ちばけんまが完全特定される]]。同時期に[[長谷川亮太]]の自宅住所「[[千葉県松戸市六高台2-78-3]]」を大量に連投する荒らしが発生し大規模規制が長引く原因となった。元々は2013年4月ごろに「なんJ削除依頼部」(通称「依頼豚」)なる人物が、当時なんJに散発的に書きこまれていたちばけんまを逐一報告し規制に持ち込んでいたことがきっかけだったが、躍起になって住所を規制する依頼豚や削ジェンヌを面白がった教徒は運営のセーフラインを探り始め、漢字をいじる、複数回に分けて投稿する、AAにする、画像化するといった変化球を投げる路線が活発になった。セーフラインの追究の中で、画像になったものはアップローダーの責任となるため規制の対象にならないことが判明し、普通の画像の中にちばけんまを紛れ込ませて拡散させる[[統一画像]]路線が生まれた。統一画像路線は後に[[片平騒動]]のきっかけとなった。

「花園」とは2ちゃんねるにおける専門板・過疎板に対する「ニュース速報板や[[なんJ]]、VIPといった過密実況・雑談板」を指す運営による隠語である。2013年4月21日に発生した運用情報板荒らしを受けて、4月25日以降運営が運営荒らしに対し最長六ヶ月の花園規制を実施。また、ごく一部のプロバイダに限り永久規制が課せられた。

●購入者が増加したことから運営も故意にこれらを放置、さらに規制を激化させ状況が長引き、2013年8月に起きた「'''[[2ちゃんねる個人情報流出事件]]'''（'''●流出事件'''）」の被害拡大を招いた。更には流出事件による有料プランビジネスの崩壊から運営費捻出目的で運営が広告付き過去ログサイト開始決定による「アフィ転載禁止」措置事件の原因となった。

{{see also|2ちゃんねる2012年4月大規模規制#影響}}

{{see also|高校生が自分語りする→}}

恒心教においては[[カラケー]]への注目が高まり、2013年の大規模規制は[[3代目唐澤貴洋掲示板]]の利用者を増加させ、以降の発展を産む萌芽となった。

ステマ騒動による移住者はニュー速、VIPといった(なんJに輪をかけて)攻撃性が高く、炎上や特定を好む層も多かった。[[篠田健太郎]]特定騒動、それに続く[[長谷川亮太]]特定においてもこうした移民の影響があったと考えられる。<br>

「[[オランジーナ]]」をはじめとした「ステマネタ」<ref>「ステルスマーケティング」とは広告であることを明示しない広告のことで、オランジーナ(サントリー)は真っ当な宣伝しかしていなかったため全くの[[風評被害]]である。</ref>という歪んだ文化が醸成されることとなり、2012年秋に投稿された「[https://www.nicovideo.jp/watch/sm19361422 Orpheusから2ndアルバムが発売される模様]」がこのネタに便乗し動画の片隅にオランジーナのステマを施したことがきっかけで、オランジーナはなんJのみならず恒心公式飲料としても不動の地位を確立した。<br>

また、アフィ臭いネタが露骨に嫌われるようになった。例えばかつてのなんJでは[[草]]を生やすことは普通であったが、この辺りからアフィ臭いとして敬遠されがちになっていった(八神太一生前のログを見れば分かるように、2012年にはなんJ民も草を生やしていた)。逆に、当時まだアフィが寄り付かなかったネタである淫夢やハセカラに人口が流入、大きく発展することとなる。<br>