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2022年10月22日 (土) 01:54時点における版
ダークウェブとは、深層ウェブ(ディープウェブ、しんそうウェブ)の中でも通常のブラウザなどではアクセスできず、特定のソフトウェア等が必要なウェブサイトを指す用語である。
概要
検索エンジンから自由にアクセスできるインターネット空間は「表層(サーフェイス)ウェブ」と呼ばれる。情報処理推進機構(IPA)によると、サーフェイスウェブはWeb全体の約4%しか占めていないという[1]。対して検索エンジンからは直接たどれない空間は「深層(ディープ)ウェブ」と呼ばれ、データベースや有料コンテンツ、Adobe Flashで構成されたコンテンツなどが含まれる[2][3]。
「ダークウェブ」はその内、アクセスするために匿名化ツールが必要な領域である。サイト運営者も匿名化されるため、違法薬物、児童ポルノ、武器など違法あるいは反社会的な物を取り引きするために使われることも多い[4]。ダークウェブを説明する際にはよく氷山の例えが用いられる[5]。
現在、Torネットワークを利用したOnion Service(旧Hidden Service)が最も多く利用されている。ただしTorは発信元のIPを秘匿するだけで、発信した情報自体はTorやミラーサイトを経由することで、誰でも(もちろんサイバーカも)閲覧することが可能であり、パズルのピースを集めれば個人の特定や逮捕も可能なので、絶対に悪用してはいけない。
恒心との関わり
2ちゃんねる個人情報流出事件で恒心と関係の深いOnionちゃんねる(通称Tor板)[6]や、恒心教サイバー部はTorからのみアクセス可能なOnion Service上のサイトであり、ダークウェブに属する。前者は薬物や児童ポルノ、後者もカラッキングなど犯罪に関わる情報がやりとりされている。
また4代目として再建された当Wikiも、同様にOnion Service上に作られており、やはりダークウェブといえる。そしてフリー住所や殺害予告など社会通念上はよろしくない情報が掲載されている。
唐澤貴洋によるお気持ち表明の際にはサイバーセキュリティー企業スプラウトがNHKの取材を受け、同時爆破予告事件において使われた自分のIPアドレスを隠す匿名化ソフトやシステムのことをダークウェブとして紹介した[7]。
ネットエージェント株式会社取締役会長の杉浦隆幸は日本外国特派員協会主催の記者会見で恒心教を取り上げ、「日本唯一のダークウェブを使っている犯罪グループ」と解説した[8]。
出典・註釈
リンク
- ダークウェブ
- (昔のと現在の)アングラサイト入門と歴史(TorやOnionちゃんねるまとめ最新情報、ダークウェブ含む) インターネット老人会 - @wiki
- Torとダークウェブについてのまとめ(魚拓) - note