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「恒心文庫:「おじちゃんは優しいナリ」」の版間の差分

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2021年6月6日 (日) 22:54時点における最新版

本文

注意
以下の人物は、実在の人物及び団体とは一切関係がなく、また、児童ポルノを意図するものでもありません。

少女が目を覚ましたのは、狭い地下室の中だった。
明るい部屋。冷たい石の壁。
次に少女が気付いたことは、自分を襲う束縛感の正体。彼女は手足の自由を封じられていた。黒いバンド、としか彼女は知らなかったそれに。
ここはどこ、なんで、と少女はうつらうつらとした頭を働かせる。
確か自分は帰り道に、弁護士のKとかいう知らないおじさんに話し掛けられて…とまで思い当たったところで、その知らないおじさんは部屋に一つしかない扉から現れた。

Kは薄い唇を捻じ上げて微笑んでいた。
誰、何、そんな少女の必死の疑問に彼は応えない。黙って結束された彼女を眺めている。
粘ついた視線が少女の上を這うごとに、幼いながらも少女は嫌気を感じ身をよがらせた。
それを見る鼻息が荒い。太っていている彼は、足どりゆるやかに歩み寄る。
そのまま彼は少女に近づくと、服の上からゆっくりと丸い指で肢体を撫で上げる。初めての経験に少女は恐怖からか、あるいは衝撃からか、声を出すことができない。
最初は右肩に。そこからツツ、と上がって首筋に。耳の裏と首筋を往復するように撫でると、少し下がって鎖骨に…
その時少女はやっと声が出たというふうに、イヤ、と短い悲鳴をあげる。すると、彼の手は止まった。
少女の肢体に夢中になっていた視線が、彼女の目を捉える。
次の瞬間、彼の平手が飛んできて、バチンと少女の頬をぶった。痛さと驚きで言葉を飲んだ彼女に、別の何かを吐き出させようとでもしたのだろうか。間をおかずに、彼女の腹に拳が入る。
小さく柔らかい、幼い腹部に彼の腕が突き刺さる。目を大きく見開き、口は自然と開く。そこから、ハァッ、と意図せず甘くなる吐息が逃げていく。
内臓がせりあがり、一時の呼吸困難に陥った少女が再び空気を取り戻した時にあったのは、純粋な恐怖だった。
Kの股間が膨れ上がっている理由を、彼女はまだわからない。

続けて、鎖骨を下から上へ、上から下へ。官能的にさすると、胸へと滑らせる。Kの手が胸ポケットに手が引っかかると、怒ったようにそれを引きちぎった。
右手と左手が胸上を絶え間なく踊る。少女は違和感を身体に覚え、イヤ、と今度は小さく呟く。しかしKと目が合い、口をつぐまざるを得なかった。
次は腹。まるで妊婦の腹でも撫でるかのように、腹部から下腹部まで、先ほど殴った場所を、いとおしんでいるかのように丹念に撫でる。
くすぐったい。ピクッと身体を震わせ、頭を振る。
そんな少女に御構い無しに、今度は足をさする。スカートの下の生足に顔をすり合わせると、徐々に下っていって靴に行き当たると、靴、そして靴下まで脱がす。
足の指の間を嗅いでいたKだが、しばらくするとどこからか鋏を取り出した。
そして、刃を入れると服を切り始める。
少女はその時、やめて、と初めてまともな言葉を出せた。だが、それがいけなかった。
彼は作業を止める。そして先ほどのようにゆっくりと少女の瞳を捉えると…
耳たぶを、切った。

ジョキン、と音がした。
次の瞬間、少女は泣き叫ぶ。痛い。それだけではない。切られる音で、恐怖で抑えられていたごく当たり前の、混乱、悲鳴、涙が一気に溢れ出た。
年相応の高い悲鳴と涙が頬を伝う。
大泣きし、混乱と恐怖で普通の言葉を失った少女に構わず、Kは服を次々と切っていく。半袖は綺麗に切られ、汚く石の床に投げ捨てられる。
スカートは引きちぎり、年相応の下着に刃を入れると…少女は一糸纏わぬ姿になった。拘束するバンドを除いては。
引きちぎったスカートで、彼女の涙を優しく拭う。

少女は泣き叫ぶことをやめた。もちろん、痛みも恐怖も続いている。だが、泣き止まざるをえなかったのだ。
ところが、彼女は再び泣き叫ぶことになる。
Kは床に鋏を置くと、少女を平手打ちしたのだ。一回ではない。二回、三回、と数を重ねていく。泣き疲れるまで、やめない。
少女が身体を小刻みに震わせるしかできなくなった頃、今度は下腹部が殴打される。今度は前よりも深く拳が突き刺さる。幼い声なき声が、つんざくように上がる。
二回、三回と無慈悲な暴力が続くと、少女の身体はもっと震え、特に下半身は痙攣したようになる。
粘り気のある水が、少女の股間から飛び散っていく。尿は、あまり太ももを伝ずに、びちゃびちゃと音を立てて石の床に跳ねていく。

若干目を向き、身体を震わせる少女。
もう声は、絞り出しても出てこなかった。
両足の拘束が解かれても、もうばたつかせる気力もなかった。
Kは無気力な両足を掴むと、大きく開く。付け根の関節が大きく鳴る。彼女の両手に一瞬力が入る。
幼い少女の股は開いたまま、黒いバンドで再び拘束されてしまった。
彼は自分も服を脱ぎ、彼の大きく膨らんだそれを露わにする。
少女はまだその幼さ故に意味を知らなかったが…根源的な、本能的な恐怖を感じ取った。
だが声はあげられない。手も動かない。足は開きっぱなしで、ただただKのそれを待っているだけだった。
尿と何かで湿った彼女の隙間に、彼のものが入る。そして、勢いよく奥深くまで刺さる。さらに隙間から吹き出た透明な尿に混じって、赤い血が流れる。それは彼女の足を伝うか、あるいは繋がったKに届き伝っていくが、大半はびちゃびちゃと床に落ちていく。
少女の喉はあまりの痛みに引きつく。頭がの中が白くなる。
限界まで瞼を持ち上げた彼女の首に、Kの手が伸びた。そして、締め上げる。強く締める。
締めたまま、腰を振る。突かれるごとに彼女の身体の中が押し出される。そして、極限まで狭くなった首の管を通って、口から空気が出ていく。真っ白のまま、飛びそうになる意識の中でそんなふうに感じられた。
Kが股間を振り上げるごとに、液体は糸を引き足元にいやらしく落ちる。
やがてKが首にかけた手を離す。彼女はやっと息を吸う、それと同時に彼女の中が大量の液体で満たされ、思わず上から空気を、そして下からも戻してしまう。隙間から白い粘液が溢れ出る。

彼はしばらく奥に挿したままの姿勢を保っていたが…それを抜くと、地下室を抜けてどこかへ行ってしまった。
壊れてしまった少女を残して。

挿絵

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