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炎上 (ソースを閲覧)

2019年10月30日 (水) 16:52時点における版

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>長谷川良平
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  多くの投稿が集まる、その現象が「炎上」と表現されるのです。
  多くの投稿が集まる、その現象が「炎上」と表現されるのです。
と、「批判を受ける」という部分を外し、さらに的外れな<ref>最近では特に広告のコピーとして「大きな話題を集めた」程度の意味で用いられることもあるが、同書でそのようなケースが取り上げられることは無い。</ref>定義をしている。
と、「批判を受ける」という部分を外し、さらに的外れな<ref>最近では特に広告のコピーとして「大きな話題を集めた」程度の意味で用いられることもあるが、同書でそのようなケースが取り上げられることは無い。</ref>定義をしている。
==炎上史==
今は亡き[https://web.archive.org/web/20040819041432/http://www.nurs.or.jp/~nspixp/index.html ネットワーカー研究所]というサイトには、パソコン通信時代からネット黎明期にかけての炎上が記録されている。「[https://web.archive.org/web/20040820152648/http://www.nurs.or.jp/~nspixp/trampman/index.html 嫌われ者＆嫌われＢＢＳリスト]」というものも流通していた。
そしてインターネット時代を迎え、炎上は加速する。一般世間にまで炎上が広がったのが1999年の{{wpl|東芝クレーマー事件}}である。この事件の際、{{wpl|筑紫哲也}}は「インターネットは便所の落書き」と言い放ったと伝わる<ref>http://www.yk.rim.or.jp/~mizuno/column/ham01.htm</ref>。当時のネット住民（特に2ちゃんねらー）は自分たちが最先端の世界の住民だと思っていたから、この発言に大きく反発した。
当時の2ちゃんねらーはタカラ（タカラギコ猫騒動）、avex（のまネコ騒動）といった大企業の炎上や政治系炎上を繰り返していた。ネット住民にありがちな犯罪自慢に対する義憤と処罰感情はJOY祭り<ref>http://nicoten.web.fc2.com/2/3s/3283-joy.html</ref>として結実し、今で言うバカッター型炎上の原型がここにできていた。2004年～2005年頃からはニュー速VIP板住民（VIPPER）が多くの騒動や炎上を起こした。wikiやまとめサイトを作り炎上を拡大する手法も当たり前となった。
しかし、インターネットがこんなに広まったのにどうやら世の中は良くなっていないし、犯罪自慢を叩いて喜ぶ方も正義の味方気取りと野次馬に溢れていることが次第に分かってくる。2000年代後半からアフィブログからのニワカ流入者が増えるとこの事実はさらに可視化された。やはり便所の落書きは便所の落書きであった。
正義の味方気取りのネット住民が犯罪自慢探しや政治系炎上などの方向へ固執してカルト化する一方で、そのようなカルトにはついていけない人々は、冷笑的なネタとしての炎上を生み出した。「ケツ毛バーガー 」「米倉放屁テロ事件」そして「真夏の夜の淫夢」などがそれである。これらは大義名分の無い炎上であった。2007年にニコニコ動画が本格的にサービスを開始すると、「エア本」や「クッキー☆」のような新時代のネタ炎上が誕生する。それらは2012年[[3月7日]]の炎上史における革命を準備することとなる。


=== 炎上の比較 ===
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