「ヴァジラヤーナ」の版間の差分
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'''ヴァジラヤーナ''' | '''ヴァジラヤーナ'''とは、サンスクリットの[[仏教]]用語<span lang="sa">वज्रयान(Vajrayāna)</span>のことである。 | ||
==概要== | ==概要== | ||
===元来の意味=== | ===元来の意味=== | ||
{{wpl|密教}} | {{wpl|密教}}徒が自らの密教を自称する言葉で、漢語では'''金剛乗'''(こんごうじょう)と書く。 | ||
Vajraは'''ヴァジュラ'''などとも表記され、近年では後述するオウムのイメージを避けるため「ヴァジラ」表記は少ない。 | Vajraは'''ヴァジュラ'''などとも表記され、近年では後述するオウムのイメージを避けるため「ヴァジラ」表記は少ない。 | ||
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===オウム真理教において=== | ===オウム真理教において=== | ||
[[ファイル:ヴァジラヤーナ.jpeg|thumb|200px|right|ヴァジラヤーナ]] | [[ファイル:ヴァジラヤーナ.jpeg|thumb|200px|right|ヴァジラヤーナ]] | ||
仏教系カルトであり、また恒心教の派生元でもある[[オウム真理教]] | 仏教系カルトであり、また恒心教の派生元でもある[[オウム真理教]]では、「[[尊師|グル]](麻原彰晃[[旧尊師]])への絶対的帰依」を意味しており、その教義内容は'''「帰依や救済のためならば暴力行為も許される」'''というものであった。 | ||
旧尊師は1988年にインドで{{wpl|カール・リンポチェ}}に[[謁見]]しており、その際に彼から説かれた「ヴァジラヤーナ」という教えを<s>都合良く</s>自分なりに解釈した結果、上述の様な教義が生まれたとされている。 | 旧尊師は1988年にインドで{{wpl|カール・リンポチェ}}に[[謁見]]しており、その際に彼から説かれた「ヴァジラヤーナ」という教えを<s>都合良く</s>自分なりに解釈した結果、上述の様な教義が生まれたとされている。 | ||
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===関連用語=== | ===関連用語=== | ||
[[ファイル:シヴァ神からの示唆.png|200px|right|thumb|シヴァ神からの示唆]] | [[ファイル:シヴァ神からの示唆.png|200px|right|thumb|シヴァ神からの示唆]] | ||
旧尊師は「ヴァジラヤーナ」と共に以下の宗教用語を用いて教団の過激化を煽り、必要時には一時的な穏健路線も実行した。 | |||
*'''[[ポア]]''' - チベット仏教において「魂を移し替え高い次元に転生させる行為」を示す言葉であるが、旧尊師がそれを'''「[[悪芋|悪いもの]]が地獄に落ちる[[カルマ]]を積む前に魂の移し替え(=殺害)をしたほうがいい」''' | *'''[[ポア]]''' - チベット仏教において「魂を移し替え高い次元に転生させる行為」を示す言葉であるが、旧尊師がそれを'''「[[悪芋|悪いもの]]が地獄に落ちる[[カルマ]]を積む前に魂の移し替え(=殺害)をしたほうがいい」'''と解釈した結果、オウムにおいては'''「殺人」'''の隠語に変貌した。 | ||
*'''{{wpl|ハルマゲドン}}''' - [[キリスト教]]で説かれている最終戦争、もとい終末論。「'''アルマゲドン'''」とも言う。旧尊師は「ハルマゲドンが到来する」などと説いて、{{wpl|オウム真理教の兵器|教団の武装化}}を進めていた。 | *'''{{wpl|ハルマゲドン}}''' - [[キリスト教]]で説かれている最終戦争、もとい終末論。「'''アルマゲドン'''」とも言う。旧尊師は「ハルマゲドンが到来する」などと説いて、{{wpl|オウム真理教の兵器|教団の武装化}}を進めていた。 | ||
*'''{{wpl|大乗仏教|マハーヤーナ}}''' - | *'''{{wpl|大乗仏教|マハーヤーナ}}''' - サンスクリットの仏教用語<span lang="sa">महायान(Mahāyāna)</span>のことで、漢語では'''大乗'''(だいじょう)と書く。オウムでは「[[愛され路線]]、[[タレント化路線]]」という意味合いで使用、実行された<ref>1990年~1992年に、{{wpl|坂本堤弁護士一家殺害事件|坂本弁護士殺害}}疑惑や{{wpl|オウム真理教国土利用計画法違反事件|国土法違反事件}}による[[炎上]]を受け、メディアに出演しまくりイロモノアピールするという「マハーヤーナ路線」を実行し、ある程度鎮火に成功した</ref>。 | ||
==恒心との関係== | ==恒心との関係== | ||
[[ファイル:もう終わりにしようこんな殺伐した世界.jpg|200px|right|thumb|2020年5月24日]] | [[ファイル:もう終わりにしようこんな殺伐した世界.jpg|200px|right|thumb|2020年5月24日]] | ||
前述の通り、恒心教においてはオウム真理教と同様に「暴力肯定、武力行使」の意味合いで使われることが多い。 | |||
その例として、度を超した[[臭芋]]や[[包皮民]]に対する[[悪芋]]行為が「[[カルマ]]落とし」「ヴァジラヤーナの実践」と称される。 | その例として、度を超した[[臭芋]]や[[包皮民]]に対する[[悪芋]]行為が「[[カルマ]]落とし」「ヴァジラヤーナの実践」と称される。 | ||