「パカ弁」の版間の差分
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内容が被ってるので纏めたなど。
>チー二ョ 編集の要約なし |
>片山行信 (内容が被ってるので纏めたなど。) |
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およそ30万円となります | およそ30万円となります | ||
パカ弁開祖の[[神田知宏]]弁護士の公式サイトでは、国内サイトに対する開示費用として40万円を提示している<ref>{{archive|https://kandato.jp/disclosure/|https://archive.ph/mbQWV|発信者情報開示請求(2021版)}} - [https://kandato.jp/ ネット上の誹謗中傷・風評被害対策/削除【IT弁護士 神田知宏】]</ref>。ただし神田はパカ弁業界という底辺弁護士の世界では[[有能]]とされており、比較的高額を提示している可能性はある。一方で[[福永活也]]弁護士のように、相場の倍程度の66万という開示・個人特定の費用を請求し、アンチ福永の[[唐澤貴洋Wiki:チラシの裏/山口三尊|山口三尊]]に高額すぎると再三突っ込まれている<ref>依頼人と申し合わせて相場より上の弁護士費用を請求し、不当に高額の賠償金を得て、弁護士と依頼人で分配している疑いが持たれている。</ref> | パカ弁開祖の[[神田知宏]]弁護士の公式サイトでは、国内サイトに対する開示費用として40万円を提示している<ref>{{archive|https://kandato.jp/disclosure/|https://archive.ph/mbQWV|発信者情報開示請求(2021版)}} - [https://kandato.jp/ ネット上の誹謗中傷・風評被害対策/削除【IT弁護士 神田知宏】]</ref>。ただし神田はパカ弁業界という底辺弁護士の世界では[[有能]]とされており、比較的高額を提示している可能性はある。一方で[[福永活也]]弁護士のように、相場の倍程度の66万という開示・個人特定の費用を請求し、アンチ福永の[[唐澤貴洋Wiki:チラシの裏/山口三尊|山口三尊]]に高額すぎると再三突っ込まれている<ref>依頼人と申し合わせて相場より上の弁護士費用を請求し、不当に高額の賠償金を得て、弁護士と依頼人で分配している疑いが持たれている。</ref>パカ弁もいる。また、開示後の本訴である損害賠償請求裁判で開示費用も纏めて請求されるため、判決文を見れば具体的な弁護士費用が分かる。 | ||
これらから、国内サイトならば30万前後~40万程度が相場ととなっており、上述の[[ハセカラ騒動]]勃発後間もない時期に推計された「およそ30万円」という金額は疑問視されることもあったが、妥当な額だと言える。 | |||
== 問題点 == | == 問題点 == | ||
=== 詐欺 === | === 詐欺 === | ||
「IPアドレス[[開示]]だけでプロバイダ訴訟までは行わない」タイプが、特に[[無能]] | 「IPアドレス[[開示]]だけでプロバイダ訴訟までは行わない」タイプが、特に[[無能]]なパカ弁の特徴である。この場合依頼者の手に渡るのは書き込み者のIPアドレスだけで、一般人がIPアドレスから得られる情報は発信元の接続プロバイダと、場合によっては接続プランや都道府県などの大まかな地域が分かるのみである。つまりこれらの情報は依頼者にとって何の意味も成さない。 | ||
プロバイダに対しこれらのアドレスの情報開示を求めるには裁判を起こす必要があるが、パカ弁の場合得てしてこれらの裁判はほとんど行わおうとせず、依頼者は別の弁護士を探さざるを得ない。この'''「ネット対応」を謳いながら実際は問題の解決にほとんど寄与せず、高額な着手金のみを要求する'''点が「パカ弁」の最も問題とされている部分である。 | プロバイダに対しこれらのアドレスの情報開示を求めるには裁判を起こす必要があるが、パカ弁の場合得てしてこれらの裁判はほとんど行わおうとせず、依頼者は別の弁護士を探さざるを得ない。この'''「ネット対応」を謳いながら実際は問題の解決にほとんど寄与せず、高額な着手金のみを要求する'''点が「パカ弁」の最も問題とされている部分である。 | ||
さらに一部では[[7年前開示|はるか昔に発信者情報のログが流れ、開示請求が通らないことが容易に予測できる書き込みについても平然と依頼を受け、開示に失敗したうえ着手金だけをせしめる悪質な例]]もある。 | さらに一部では[[7年前開示|はるか昔に発信者情報のログが流れ、開示請求が通らないことが容易に予測できる書き込みについても平然と依頼を受け、開示に失敗したうえ着手金だけをせしめる悪質な例]]もある。 | ||
=== IPアドレス開示は素人でも可能 === | === IPアドレス開示は素人でも可能 === | ||
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=== スラップ訴訟に加担 === | === スラップ訴訟に加担 === | ||
パカ弁の依頼人は弁護士費用などの問題もさることながら、それらに費用を割く余裕が見込めるであろう[[ロイヤルネットワーク|ブラック企業]]、[[サイモントン療法協会|怪しい団体]]・[[アマギフ裁判|個人]]、[[長谷川亮太|自業自得の炎上被害者]]、[[うしじまいい肉|レスバトル相手の個人情報を入手したい]][[高橋嘉之|狂人]]などがほとんどであり、[[重光由美|本当に誹謗中傷を受けている被害者]]というのは少ないのが実情である。このため、実質的に言論抑圧や{{wpl| | パカ弁の依頼人は弁護士費用などの問題もさることながら、それらに費用を割く余裕が見込めるであろう[[ロイヤルネットワーク|ブラック企業]]、[[サイモントン療法協会|怪しい団体]]・[[アマギフ裁判|個人]]、[[長谷川亮太|自業自得の炎上被害者]]、[[うしじまいい肉|レスバトル相手の個人情報を入手したい]][[高橋嘉之|狂人]]などがほとんどであり、[[重光由美|本当に誹謗中傷を受けている被害者]]というのは少ないのが実情である。このため、実質的に言論抑圧や[[スラップ訴訟]]に加担してしまっている。 | ||
また、パカビジのような書類提出のみで利益の少ない業務に携わる弁護士たちは、業務の依頼も経験も少ない底辺弁護士が多いため、事務所の上司に命令されたり、金さえ貰えればどんな依頼でも請け負ってしまうことが多い。そのため依頼人への不利益が容易に予想できる訴訟<ref>特定できても本訴の損害賠償で勝てる見込みがない、{{wpl|ストライサンド効果}}により依頼しても無意味になるなど。</ref>や、内容に社会的問題が生じうる依頼<ref>内部告発者の特定や、不当な重複請求、開示特定だけして高額の示談金を吹っ掛けるなど。</ref>、[[ステロイド患者|必要となる専門知識や]][[石塚由有|経験を持たない仕事]]を引き受けるなど<ref>麻酔科医を除く医師免許と同様、弁護士資格を所有していれば[[ネットに強い弁護士|好きな専門を名乗れる]]ため、例えるなら精神科医が外科手術を行っているような状況とも言える。</ref>、倫理に欠ける業務を行いがちである。これは、新司法試験により乱造された弁護士らの能力と職業意識の低下や、弁護士[[懲戒請求]]が弁護士会のお手盛りゆえ機能していないなど、日本の司法制度全体が持つ問題とも関わってくる。 | |||
2020年5月の女子プロレスラー{{wpl|木村花}}の自殺<ref>死因は明らかにされていないが、死亡直前に自殺を仄めかしたような投稿をSNSに投稿するなどしており、遺族や報道は自殺として扱っている。</ref><ref>自身が出演した、恋愛リアリティーショーを謳う番組「テラスハウス」内での行動に起因するネット上での誹謗中傷が原因とされている。</ref>をきっかけにネット上での[[誹謗中傷]]に対する取り締まり強化への機運が高まっているが、誹謗中傷の被害者がパカ弁の食いものにされたり、[[立花孝志|社会的強者]]がパカ弁と組んで[[スラップ訴訟]]を乱発させたり<ref>昨今の著名人が自身の炎上に対してこうした訴訟を行ったがために、「反省していない」「逆ギレ」とみなされ、かえって炎上の過激化・陰湿化を招き、放置していれば自然鎮火したはずの炎上を鎮火できずに長期化するケースが急激に増えている。</ref>、新たなパカビジを生み出す可能性を指摘される<ref>[[鳥取ループ]]は「闇サイトの管理人と手を組んで[[40298|マッチポンプ]]同然の開示業務を行う」という、パカ弁の上位互換の様な悪徳弁護士の存在を指摘している。{{archive|https://twitter.com/K_JINKEN/status/1489484084015661057|https://archive.vn/kErPW|該当発言}}</ref>など、ある意味でパカ弁の存在自体がネット上の言論問題に対処する上での大きな懸念事項になりつつある。 | |||
=== 匿名化に対する無防備 === | |||
開示したIPアドレスが[[Tor]]ノードやノーログ[[VPN]]などのものであった場合、ほとんど意味をなさない。パカ弁が携わる民事訴訟の範囲では、古典的なproxyサーバのIPであっても、発信者の個人情報へたどり着くには相当な困難を伴うのが普通である。 | |||
ワイドショーなどでは、インターネットの匿名書き込みでも裁判所や警察が動けば必ず特定できると勘違いする動きがあるが、このように特定困難なケースもあるため、パカ弁に払った金を溝に捨てることになったり、ディスカバリー(米国法{{wpl|開示手続}})など海外法人への開示が必要となって追加料金を請求される場合もある。 | |||
無論弁護士の側がそうしたリスクがあることを事前に説明していて、依頼人がそうしたリスクを承知の上で「それでもいい」と言うのでれば何の問題もないのだが、無知に付け込み<ref> | 無論弁護士の側がそうしたリスクがあることを事前に説明していて、依頼人がそうしたリスクを承知の上で「それでもいい」と言うのでれば何の問題もないのだが、無知に付け込み<ref>そもそもそうした匿名化手段の存在を知っている人間なら、安易に訴訟に訴えようなどとは思わないわけだが</ref>「必ず特定できます」などと口頭で嘘をつくケースもあり、その場合は極めて悪質と言えるであろう。 | ||
== 主なパカ弁一覧 == | == 主なパカ弁一覧 == | ||
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=== [[クロス]]コンビ === | === [[クロス]]コンビ === | ||
[[ハセカラ騒動]]の主要人物であるパカ弁。両者とも[[法律事務所クロス]] | [[ハセカラ騒動]]の主要人物であるパカ弁。両者とも[[法律事務所クロス]]に在籍していた。なお、もう一人の所属弁護士の[[山本祥平]]は債務整理を仕事とする弁護士と見られており、単独の開示業務も確認されていないため、パカ弁とみなされないことが多い<ref>{{archive|https://ensaimada.xyz/test/read.cgi/43044/1610272743/|https://archive.md/3dK2j|【山岡裕明】八雲・ニューポート法律事務所事実追及スレ【山本祥平】}}>>381など - マヨケー</ref>。 | ||
;'''[[唐澤貴洋]]''':'''尊師'''。恐らく日本国内において最も有名なパカ弁。 | ;'''[[唐澤貴洋]]''':'''尊師'''。恐らく日本国内において最も有名なパカ弁。 |