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恒心文庫:月永皓瑛 「長谷川が消えた。僕の前から消えた」

提供:唐澤貴洋Wiki
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本文

月永「ハッセ...買いすぎじゃないか?」
長谷川「ええんや。ワイらこれから酒盛りするんやで」
僕達2人は、長谷川家で酒盛りをする準備のためにコンビニに来ていた。
ハッセはやたらいろんなものを買いたがり、カントリーマアムやらオランジーナやら、挙げ句の果てにはエロ本やらをカゴの中に入れていた。
月永「こんなにエロ本買ってどうすんだよ?」
長谷川「決まってるやろ。赤玉が出るまで抜くのや」
ハッセは僕に向かってニヤリと笑った。
マンコー「不審....なんだよね...」
月永「あっ、満孝さん!!」
長谷川家のガードマンであり、家長、ハッセの父である長谷川満孝さんが僕達を迎い入れてくれた。

長谷川「なんや親父か!!精が出るな」
マンコー「.....」
取り敢えず僕らはミントで生い茂った長谷川家に入り風呂に入ることにした。
長谷川「月永、お前痩せすぎやぞ!!もっと太れや」
月永「うるさいなあ...これでも食べてる方だぞ」
僕たちはくだらない言い争いをしながら、
お湯をかけあった。アヒルのおもちゃがクワー!!っと鳴いた
そして僕たち2人は結構長風呂をした。それこそハッセの陰茎顔が真っ赤になるほどに。
月永「熱いなあ....ひえ....」
ハッセ「我慢やで、我慢すればええんや」
正直僕は先にリタイアした。ハッセもそれから5分後ほど経って出てきたのだ。
長谷川「ひえー!!熱かったわ!」
月永「無茶しすぎるからだよ」

僕はうちわでハッセを煽った。長谷川の真っ赤な顔が少しずつ元の肌色に戻って言った。
長谷川「ありがとやで、月永」
月永「どういたしまして」
僕はニコッと笑う長谷川の姿を見て、幸せを感じた。

それから、僕たちは長谷川の部屋で酒盛りをすることになった。といっても僕は下戸だしあんまりお酒も好きでも無いので、長谷川1人が酒を飲むということになった。長谷川は酒をガブガブと飲みながら、自分の武勇伝を語っていた。

弟に小便入りの雪をccレモンと称して飲ませたことや、弁護士と殴り合いの喧嘩をしたこと。アレフ・光の輪にそれぞれお互いが悪口を言っていると嘘をついて扇動させて喧嘩をさせたこと。様々な話を聞かせてくれたのだ。
ハッセ「そこでな、ワイは言ったのや!!お前みたいな奴は自分を一生弁護してたらええなと」
長谷川はカントリーマアムを肴に、酒をガブガブと飲んでいた。
月永「長谷川はいろんなこと知っているんだなあ」
僕は嬉しそうに語る長谷川の姿をずっと眺めていた。

窓から外を眺めると、大きな月が浮かんでいた。秋ということもあり冷たい風が吹いていて、秋葉が舞っていた。
話が進む中、長谷川は急に悲しそうな顔をした。
長谷川「月永、ワイはなそろそろ行かなあかんのや」
月永「行かなきゃいけないって?」
長谷川「いや、なんでもないわ!!月永、そないなことよりお前も飲めや!!」
月永「うわっ!?」
僕は長谷川にビールを口に突っ込まれそのまま飲み干してしまった。そして何度も飲まされてた。
これが最後だった、僕が長谷川と一緒にいたのは。
目が覚めると、長谷川は消えていた。僕は長谷川の部屋の中に1人でいた。

おしまい

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