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恒心文庫:貴洋の日課

提供:唐澤貴洋Wiki
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本文

今日も貴洋の開示ワークは終わり、家に帰り着いてもう寝ようかという時間になっていた。晩飯は行き着けの店で買った大量の高級デリ。
中華だ。パリパリの春巻きと、餡のとろりとしたひき肉とたけのこが旨い。
デザートのごま団子をもちもちと咀嚼しながら、貴洋は「さて・・・」と手をすり合わせて立ち上がり、押入れに頭を突っ込むと何かを取り出した。
その手にあったのはすこし大きめのよだれかけと、ベビー用のやたらカラフルな帽子だった。あごひもが異常に伸びきっているのが分かる。
貴洋は服を脱いでまっぱになると、本来なら大人が着るべきではないそれらを、おもむろに着用し始めた。
ぎりぎりでよだれかけを首に結び、帽子を頭に乗せ、しっかりとあごひもで押さえつける。パチン。これで準備OKナリね。
貴洋はテーブルにつくと、右手に団子をとり、口に運んだ。
よだれを垂らしながら、ときにはわざとテーブルの上に落とし、ぎこちない動きでそれをくわえる。

「タカヒロくん、はいドーゾ♡」
「ばぶばぶ!おいしいでちゅ!ンマ~っ」
「ウフフ、上手に食べれたね♡えらいえらいっ♡」
「ぶぶっぶぶっ!」

貴洋ひとりの部屋に甲高い声が響く。ひとしきり貴洋を褒めちぎる声と奇声の応酬が続くと、貴洋のちんちんも興奮に達してくる。

「じゃあ・・・今日もいいこいいこのタカヒロくんに、よしよし、してあげよっか♡」
「うん!すりゅ!すりゅよ!」

そう言うと貴洋はペニスを握って扱きはじめた。気持ちよさそうに舌を突き出してあえいでいる。
頭を振り乱し、顔を真っ赤にして息を荒げるその姿は赤ん坊そのものだ。

「よーし♡よーし♡よーし♡よーし♡」

よしよしコールに合わせて貴洋の手も動く。さながら神輿のかけ声のように、声は大きく叫ぶようになってくる。

「よーぢ♡よーぢ♡よーぢ♡  ヨォーーヂ!!!(ビュルルッ」

何回目かのかけ声のあとに、貴洋は射精した。
これが貴洋の日課である。
母洋というものがありながら夜半にこのような遊びを秘かに行っているなど、貴洋はとんだ親不幸ものだな、と山岡のため息が窓を白く染める。

タイトルについて

この作品は公開された際タイトルがありませんでした。このタイトルは便宜上付けたものです。

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