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恒心文庫:貴洋「うぅっ…あぁ…父さん…気持ちいいよ。」

提供:唐澤貴洋Wiki
2021年6月27日 (日) 08:12時点における>チー二ョによる版 (ページの作成:「__NOTOC__ == 本文 == <poem>  特に誰かに目撃されるという事も無く当職達は無事唐澤洋会計事務所の一室に着いた。 「汚い部屋だ…」)
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本文

 特に誰かに目撃されるという事も無く当職達は無事唐澤洋会計事務所の一室に着いた。
「汚い部屋だが勘弁してくれ。とりあえずベッドにでも腰掛けてて。」
 汚い部屋と形容したがそこまでの汚部屋という訳でもなくそれなりに整理はされている。父さんは奥でスーツを脱いでいる。これからする事を考えると少し不安だが後はなるに任せるしかあるまい。

「…貴洋。もうそっちは大丈夫か?」
「準備」を終え当職の隣に座った父さんはそう尋ねてくる。
「…うん、準備万端だよ。」
 その言葉を合図に父さんは当職を自室のベッドに押し倒した。鍵はかけてあるし、父さんの自室なら事務室の様に急に誰かが入って来るという事も無いだろう。

 怖い

 だが、同時に父さんと一つになりたいという願望が心に浮かぶ。
 結局当職はその願望に忠実になる事にした。

 父さんの唇と当職の唇が重なり合う。彼は軽いキスで済ますつもりだったのだろうがそうはさせない。
 当職は腕を回して父さんの体を半ば強引に抱き寄せる。彼は一見小柄な印象をうけるが腐っても当職の父で
ある。体はがっしりとしている。当職の様な男一人抱きついたくらいでバランスを崩す事は無かったが、
彼は当職の行動に驚いたのだろう。一瞬ひるんだ彼の口内に当職はやや強引に舌をねじ込み蹂躙を開始する。
ここまで状況は父さんの有利だったがここらで多少反撃してもいいだろう。
 一瞬ひるんだ父さんもすぐに我に帰り迎撃を開始する。
 舌を激しく絡ませながら父さんは器用に当職のシャツのボタンを外し、服半脱ぎにさせて小ぶりな乳房をあらわにする。そのまま父さんは唇を離し左指で左の乳首を、舌先で右の乳首の愛撫を始めた。
 先程まで座談会の打ち上げに行っていたし、あまり良い香りはしていないだろうな…と思うがそれは仕方が無い。それに汗の臭いなどは既に体に染み付いていて今更洗って落ちる物でもない。
 少なくとも酒と汗の臭いの混ざり合った香りが世間一般で言う弁護士の香りと間逆の物である事は確かだろう。でも存外父さんは特に嫌な顔はしていないのでこれはこれで興奮してくれている
のかもしれない。
 そんなくだらない事を考えているうちにも父さんの愛撫は激しくなってくる。
「んっ、うん、あっ…」
 自分でするのとは全く違う感覚に当職の嬌声は自然大きくなる。
 父さんは攻め手を休めず残った右手の指を当職のペニスに進出させる。ボクサーパンツの中に手を入れ触られてビクンと体が跳ねた。他人に触られるのは当然初めての事であるので反応も大きくなる。

「貴洋、弄るぞ。」
「うん…父さん…初めてなので優しく…」
「わかった。」
 父さんはそう言われた通りゆっくりと当職のペニスを触る。裏筋に沿って指を転がし、玉を弄り、確実に当職に快楽を与えてくる。ペニスの先からは早くもカウパーが染み出し卑猥にクチュクチュと音を立てていた。
「うっ、ああっ、父さん…」
「濡れてきてるな。口でしても大丈夫かな…?」
 そう言って父さんは小さな口を開けてペニスの挿入を始める。
「待って、心の準備が…」
 当職もいい年の男なので何度か自分でした事はあるが、当然口で慰めてもらう事は無かった。
「…肩の力を抜いて、怖かったら目をつぶっておくと良い。」
「うっ、うん…っ、あぁっ、うぅん…」
 当職のペニスが父さんの腔内に侵入していった。初めての感覚に戸惑うが、やがてそれは快楽と興奮へと変化していく。
「ああっ…はぁ…父さん、気持ち良いよ。」
「それは良かった。気持ちよくなかったらどうしようかと思ったよ。」
 しばらく父さんの愛撫を受けて快楽と興奮を高ぶらせていた当職だが、そろそろ体が火照ってきてしまった。それに父さんのアナルも興奮してひくひくしておりモノの侵入を今か今かと待っている様にも見える。
「…父さんそろそろお願いするよ。」
「ああ。その前に貴洋も服脱ごうか。多分汚れるだろうし。」
 洋に言われて当職も服を脱ぐ。

「あ、あの、あんまりジロジロ見られると恥ずかしいな。」
「ああ、すまん。貴洋が綺麗でつい、な。」
 そう言って父さんは目を逸らす。今更裸を見られて恥ずかしいも何も無いが服を脱いでる所をねっとり視姦されるのはあまり気分の良い物ではない。

 服を脱ぎ終え行為を再開する。状況はこちらの不利だが、まぁこちらは「初体験」だし仕方が無い。
「貴洋…もう我慢出来そうに無い。中に入れるぞ。」
「はい。」


 そう言って父さんは当職を押し倒した格好のままでペニスの先に巨大化した彼のペニスを押し当ててきた。父さんのペニスの先からもカウパーが垂れている。お互いから分泌された粘液同士が絡み合ってヌチャヌチャと音を立てる。
これに当職のが入る事を考えるとなんとも複雑な気分になった。
 しばらく粘液同士を絡ませていた父さんだったが意を決したのか、当職のペニスの先にアナルを合わせ、ついに肉棒を腸内に挿入させていった。そして父さんは挿入させた勢いのままアナルに力をいれペニスを締め上げる。当職の童貞は奪われた。
「ぐっ…くぅっ…痛っ…」
「…すまん、もっと優しくするべきだった。」
「…大丈夫、こんなの厚史を失ったときに比べたら…っうん…」
 結合部からは先程から二人のカウパーが交じり合って垂れている。初めての時は気持ちよくなれないとは聞いて覚悟はしていたが、なかなかきつい物がある。
だからといって父さんに余計な気遣いをして欲しくは無い。
「あっ…くっ…父さん…俺は大丈夫だから…父さんの好きに動いて。」
「だが…」
「いいから…すぐに慣れると思う…だから…」
「…貴洋。」
 そう言うと父さんは当職を強く抱きしめてキスをしてくれた。
「無理をするなって言ったろう?」
「…父さん、心配しないで。俺はこうして父さんと一緒になれて嬉しい。だからこれくらい大丈夫。続けて…お願い…」
「…分かった。俺も出来るだけ痛くないようにする。」
「お願いします。」
 そう言って父さんは行為を再開した。肉体同士がぶつかる音が室内に響く


 初めは痛いだけだったがやがて慣れてきたのかその痛みも多少和らいできた。その代わりに父さんの肉壺が当職の肉棒を飲み込むたびにペニスで痛みより快楽が占める比率が大きくなってくる。

「うぅっ…あぁ…父さん…気持ちいい。」
「俺もだ…」
「良かった…父さんも俺で気持ちよくなってるんだ…っうん!」
「…正直言うと、もうこっちも余裕が無くなってきた。」
 ピストン運動を続けながら父さんが呟く。正直こちらも限界が近づいている。
「俺も…イキそう…父さん、今日までずっとしてなかったんだ。だから…中にっ!」
「貴洋っ…もう限界だ…中に出してくれ。」
「うん。父さん、今…イクよっ。」
「うっ…くうっ…」
 当職はそのまま父さんの中に精液を発射した。熱いドロリとした精液が父さんの腸内に注がれていくのが分かる。
「イクっ…イくぞ貴洋っ!…」
 殆ど同じタイミングで父さんも達してしまった。父さんのペニスから熱い精液が解き放たれ、当職の腹に降りそそぐ。はぁはぁという二人の荒い呼吸が室内に響いた。

「…もしバレたらしたら責任は取らせてもらう。」
 抱き合いながら父さんが呟く。
「…うん…その心構え、立派だと思う。」
「父親としてそれくらいは…な。」 
 父親が息子とセックスしたとわかれば色々と問題になるだろうがその時はその時と開き直る事にした。


「貴洋に渡したい物がある。」
 事後、しばらくベッドの中で当職は父さんと抱き合っていたが、父さんはそう言ってソファーを離れ机の中から一つの小さな箱を取り出し私に手渡してきた。
「なんなのこれ?」
「開けてくれれば分かる。」
 恐る恐る箱を開けると中には指輪が入っていた。埋め込んである宝石はトパーズだろうか?
「ええっと、これは…いくら何でも気が早すぎるんじゃない…?」
「…そう言われても仕方が無いだろうな。だがそれは結婚指輪じゃないんだ。」
「と、言うと?」
 父さんが語ってくれた話をまとめるとこういう事だった。
 何でも少し前に東京都で、同性のカップルを対象にした条例が施行されたらしい。現在同性カップルの結婚は認められてないが
何か証明書のようなものを発行することで実質結婚したということを認めようという事がその計画だ。だが免許証のようなカードは携帯が面倒だし、なにより人前で出しずらいものである。
そこでICチップを埋め込み電子認証で証明書のかわりとするのがこの指輪の効果らしい。同性同士の結婚を実質認める証明なので「ケッコンカッコカリ」などと呼ばれているそうだ。

「そういう事だからこの機会にと俺はお前に脱童貞の手解きをするに至ったわけだ。」
「なんで急にあんなこと言い出すのかと思ったらそういう事があったのか…」
「お前への思いは本気だぞ。」
「それくらい父さんを見てれば分かるよ。馬鹿にしないでよ、俺はこう見えても父さんをずっと見てきたんだよ。」
 当職の生まれは1978年。今年で37歳である。37年間ずっと父さんの姿を側で見ていた。
「それはそうと是非とも指輪を受け取ってくれないか?」
「もちろん、ありがとう。ところでこの宝石も元々ついていたの?」
 受け取った指輪を色々な角度から見ながら当職は尋ねる。
「いや、それは俺の注文だ。金に関しては心配するな。それくらいの蓄えはあるし会計士生活じゃ特に使う機会も無いしな。」

「でも加工しても指輪の効果って大丈夫?」
「その指輪を作った技術部の連中に頼んでしてもらったから大丈夫だ。こちらのチョイスでトパーズを選ばせてもらった。問題無かったかな?」
「…それに関しては問題ないよ。それにしてもトパーズか…」
 トパーズの石言葉は誠実、友情、そして「潔白」。汚された当職の名誉の事を思うと偶然と言えばそれまでだろうが悪くない意味を持つ石だ。
「トパーズは嫌いだったか?」
「…いや、大好きだよ。」
「それは良かった。早速つけてみてくれないか?」


 言われた通り指輪を左手の薬指につける。大きさはぴったりである。そして同時に力が湧いてくるような気がした。
「どう?」
「うん、似合ってる。貴洋は可愛いな。」
 面と向かってそんな事を言われると照れてしまう。
 当職はお返しとばかりに洋に口付けした。

(終わり)

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