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恒心文庫:目と目を合わせて

提供:唐澤貴洋Wiki
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本文

「…………」
「…………」

……

何をしているのか。言わずともわかるだろうが、俺は彼女と会話している。
かわいい彼女だ。妹でもある。ちょっと、エッチだ。さっきも求めたら、少し照れながらいいよ、と言ってくれた。
「………」
「………」
その前に化粧をしたいらしい。女というものはわからないものだ。可愛くなるなら何でもいいかな、とは言わなかった。そんなことを言ったらへそを曲げるかもしれない。
「…………」
「………」
「…………」
………
遅いぞ、と彼女をなじる。
その直後に飛びかかると、久しく使わなくなった口を彼女の口に這わせる。

その後、キス。目が痛い。

最初はゆっくり。後には激しく。最後はゆっくり。そして精を注ぐ。うっとりとした彼女に。



最後に、お礼のキス。
やはり、目が痛くなる。

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