恒心文庫:排泄物が恋しくて
ナビゲーションに移動
検索に移動
本文
「さーて、今日は誰が用を足した後のトイレの水を飲もっかなー」
山岡裕明の日課は所員のトイレの後の排泄物が溜まった水を飲み干すことである。
今日こそ阿部と小林のを飲みたいなと狙っているのだが2人とも尊厳を死守するために膀胱炎になろうとも用を事務所内で足さないのだ。業を煮やした裕明が飲み物やら食べものに下剤や利尿剤を仕込もうと決して口にしない上に、水筒やらやペットボトルを肌身離さず持ち歩くので一服盛るのは困難であった。
そうしているうちに目的が変わり2人の排泄物を直接口にしたいというより先鋭化した方向に変わってしまったのだ。
仕方がないので裕明は、2人に直接頼み込んだ、直接口をつけて吸い出させてくれと
いうまでもなく2人に冷たくあしらわれ
傷心の裕明を慰めるため、他の男共が裕明にケツを突き出す。
今日は珍しく裕明はいつになくしつこく小林に懇願していた。
「さあ、俺の口の中にどっさりと!」
「いや、所長無理!絶対無理!」
「そう!ムリムリと頼む!」
「毎回変な絵を我慢して描いてる俺への仕打ちがこれですか?狂ってるんすか!?なんで職場でスカトロなんぞに興じないといけないんですか!?」
「俺を憎む気持ちでやるんだ小林!」
「無理!」
「俺に罰を与えて下さい、小林!」
昼休みのチャイムが鳴った途端一目散に逃げ出した小林を悲しそうな目で見つめる裕明、これは我々が頑張らねば。
阿部を除いた社員が次々に服を脱ぎ裕明の元へ集まる、阿部は急いでコンビニへ向かった
トイレを我慢していたのだ。
その日八雲法律事務所は黄金に塗れて鼻がもげるような異臭を放つことになった。
タイトルについて
この作品は公開された際タイトルがありませんでした。このタイトルは便宜上付けたものです。
リンク
- 初出 - デリュケー 初心者投稿スレッド☆1>>982(魚拓)
恒心文庫