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恒心文庫:唐澤貴洋殺した

提供:唐澤貴洋Wiki
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本文

 目が醒めた。なぜ床に転がっているのかは分からないが身体が痛い。何ともなしに天井を見上げると眼鏡も付けていないのによく見えた。天井は自身の出した精液で黄色く変色していた。そろそろ引っ越すのがいいか。そう思うがあることに気づき驚愕する。
 なぜ当職が唐澤貴洋なのか。理不尽な現実に憤慨が襲い絶望のあまり脱糞する。ああああああああああ。当職の名前は藤原太一であった筈なのに。なぜ尊師になっている。
 その答えはものの数秒で見つかった。唐澤貴洋は魂の檻である。始めの記憶は用水路だった。当職は弟に突き落とされいつの間にか弟は唐澤貴洋になっていた。弟は同じ家に住むのに両親の寵愛を受けそのくせ自身では何もしない兄を憎んでいた。兄は弟が虐められているのを目撃したのに何もしなかった。なぜあの時助けてくれなかった。お前は兄で弟を助ける義務があるのではないのか。その問いをぶつけても兄は何も答えず腹を立てた弟は用水路に兄を誘い込み殺した。
 兄は空っぽであった。人格などなく本当に人形。人の魂など入っていない人形だった。人形はそれを殺そうとした弟の魂を吸い込み存えてきた。なぜ今こうなっているのか理解する。弟は兄の中にいるのが本当に苦痛だったのだ。だから当職を誘い麻薬を飲ませ錯乱した当職は弟の思うままに唐澤貴洋をその握らされたナイフでメッタ刺しにしてしまった。
 そう、だから今当職はここにいる。弟の魂は唐澤貴洋から解放されたのだろう。そして当職には父洋の調教の日々が始まる。唐澤貴洋は子とは名ばかりの父洋の愛玩人形だった。
 兄の躰に入り込んだ夜弟はその事実を知り更に絶望した。もとより兄は自らの努力というものを知らず無能だった。それに輪をかけて両親の性奴隷までしなければならないのか。その日唐澤貴洋には感情が芽生えた。貴洋にとって人生で始めての反抗だったがあっさり抑え込まれ快感を教え込まれ再調教されてしまった。弟は気づかなかったが洋は感情を示さない子供について苦々しく思っていた。それが始めて反抗の意を示したのだ。その事実が洋を興奮させ肛腔を穿つ指を早めた。貴洋のペニスからは絶え間なくピンク色のさらさらとした液体が溢れ自らの腹をてからせている。
 嫌な記憶を「思い出し」てしまった。身体は火照り鼓動は早く、乳首は固くなっている。ズボンのベルトに阻まれて股間の突起物が小さな快楽を齎す。ともかく今はこの場所から逃げるべきだ。そう決意して扉を開け──ようとしたが、咄嗟に思い出した。弟は時折思い出したように逃げ出そうとする。父洋はそれを見越して外側から鍵をかけていたのだ。弟はこれまで何度となく脱出しようとして失敗してきた。室内に電話はなく通信手段はすべて父が掌握している。完全なる絶望がそこにあった。
 当職はすべてを諦め来るべき快楽に身を委ねた。

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