15/7/13ジェイムスについてリンク切れ修正
>グロマンコスプレイヤー 細 (→ロストメモリー期間) |
*>石油王小関 (15/7/13ジェイムスについてリンク切れ修正) |
||
377行目: | 377行目: | ||
*この動画はおつちの動画で初めて1万再生超えを達成し(しかも投稿から10日以内)、オメガ再ブレイクの始まりを実感させた。 | *この動画はおつちの動画で初めて1万再生超えを達成し(しかも投稿から10日以内)、オメガ再ブレイクの始まりを実感させた。 | ||
7/12 なんJにてジェイムズを名乗るオメ学者が、SSを元に小関直哉の精神鑑定を行う。 さらに翌13日、より詳細な[http:// | 7/12 なんJにてジェイムズを名乗るオメ学者が、SSを元に小関直哉の精神鑑定を行う。 さらに翌13日、より詳細な[http://orpheus.2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1436789891/ 小関直哉の精神分析の成果]を発表する。 | ||
*「小関直哉は自己肯定感が低く承認欲求が強いものの、他人と人間関係を築くことにはネガティブな感情を抱いている」と結論。 | *「小関直哉は自己肯定感が低く承認欲求が強いものの、他人と人間関係を築くことにはネガティブな感情を抱いている」と結論。 | ||
<div class="toccolours mw-collapsible mw-collapsed"> | |||
7/13 精神分析 | |||
<div class="mw-collapsible-content"> | |||
1 :風吹けば名無し@転載禁止:2015/07/13(月) 21:18:11.79 ID:4pfOKgMN0 <br> | |||
僕はオメガくんを研究しているジェイムズです。よろしく。 <br> | |||
今日はオメガくんのSSから読み取れる、彼自身の人となりについて考察したいと思います。<br> | |||
<br> | |||
2 :風吹けば名無し@転載禁止:2015/07/13(月) 21:18:33.39 ID:4pfOKgMN0 <br> | |||
まず私が注目したのは、SSの中での提督とヒロインとの人間関係です。 <br> | |||
彼のSSは大きく分けて、 <br> | |||
<br> | |||
①艦これのキャラ同士の交流を描いた、山場もオチもない起承転結のハッキリしない主婦の井戸端会議染みたSS <br> | |||
②提督とヒロインの恋愛を主題とした、彼自身の欲望を投射したクッソ気持ち悪い携帯小説もどき <br> | |||
<br> | |||
の2種類に分類できると思います <br> | |||
(但し、純粋に提督とヒロインの恋愛を主題としたSSは全体で見るとかなり少なく、殆どがキャラクター同士の交流を描いたものです)。<br> | |||
その中で今回、焦点を当てたいのは後者である②のタイプのSSです。 <br> | |||
<br> | |||
3 :風吹けば名無し@転載禁止:2015/07/13(月) 21:18:52.07 ID:4pfOKgMN0 <br> | |||
なぜなら後者の場合は、自己投影されたオメガくん自身が「提督」として登場するため、 <br> | |||
前者と比較した場合に彼の願望や潜在意識がより強く表れていると考えられるからです。 <br> | |||
後者のSSの方が彼の人物像を読み取りやすいと言えます。<br> | |||
<br> | |||
4 :風吹けば名無し@転載禁止:2015/07/13(月) 21:19:14.02 ID:4pfOKgMN0 <br> | |||
では具体的に彼の人となりを考察します。 <br> | |||
今回は、彼の代表作とも言える「ケッコンカッコカリ~初霜の場合~」四部作を中心に取扱います。 <br> | |||
このSSを読むと、ヒロインとの間に二種類の人間関係が存在している事が見てとれます。 <br> | |||
<br> | |||
6 :風吹けば名無し@転載禁止:2015/07/13(月) 21:19:38.70 ID:4pfOKgMN0 <br> | |||
それは、 <br> | |||
<br> | |||
A.恋人という私的な関係 <br> | |||
B.提督と部下という職務上の事務的な関係 <br> | |||
<br> | |||
の2種類です。 <br> | |||
Aに関しては、物語の中で主題として語られています。恋愛を描いたSSなので当然です。 <br> | |||
ヒロインが提督との恋人関係を築こうとする話や、築いたばかりの頃の描写を主軸に物語が展開されます。 <br> | |||
<br> | |||
9 :風吹けば名無し@転載禁止:2015/07/13(月) 21:19:59.20 ID:4pfOKgMN0 <br> | |||
しかしBの人間関係に関しては物語の開始時点で既に成立しています。 <br> | |||
他のSSでも言える事ですが、その関係を築き上げるまでの過程や、知り合う時の描写は一切無い場合の方が多いのです。 <br> | |||
暗黙の了解、物語の前提として「提督と、それを敬愛する部下」という人間関係が問答無用で成立しており、 <br> | |||
それを下敷きに恋愛関係を築く、というパターンの話がオメガくん恋愛SSの王道パターンと言えます。 <br> | |||
<br> | |||
これらの事からいくつかの事が推察できます。 <br> | |||
<br> | |||
12 :風吹けば名無し@転載禁止:2015/07/13(月) 21:20:24.58 ID:4pfOKgMN0 <br> | |||
(1)彼自身、他人と新しく人間関係を築くのが得意ではない。 <br> | |||
だからそのような描写はしないし、できない。 <br> | |||
オメガくんの内向的な性格がSSに反映された結果ではないかと思います。 <br> | |||
<br> | |||
(2)私的な人間関係よりも職務的、事務的な人間関係に安心感を覚えるタイプの人間である。 <br> | |||
これは現在彼のまわりには私的な人間関係よりも、事務的な人間関係の方が多いことを表しているのではないでしょうか。 <br> | |||
<br> | |||
(3)他人とのコミュニケーションに対する不信感 <br> | |||
彼はおそらく、私的な恋愛関係や交友関係だけでは他人を信用することができません。 <br> | |||
根底に事務的な上下関係があって初めて、相手からの尊敬や恋愛感情を受け入れることができるタイプの人間なのではないでしょうか。 <br> | |||
<br> | |||
17 :風吹けば名無し@転載禁止:2015/07/13(月) 21:21:15.16 ID:4pfOKgMN0 <br> | |||
次に「視点」の問題について考察します。 <br> | |||
今回取り上げた「ケッコンカッコカリ~初霜の場合~」というSSはヒロインの一人称によって物語が展開していく形式をとっています。、 <br> | |||
これに関してはよく、彼自身の女性化願望が秘められているのではないか、同性愛的な嗜好があるのではないか、という指摘がなされています。 <br> | |||
私もその通りだと思います。 <br> | |||
<br> | |||
しかしそれ以上に、オメガくん自身の自己愛が強く反映された結果ではないか、とも思います。 <br> | |||
<br> | |||
21 :風吹けば名無し@転載禁止:2015/07/13(月) 21:21:38.05 ID:4pfOKgMN0 <br> | |||
ではここで、みなさんのお手元にあるZIPファイル「オメガくんの軌跡完全版(仮)」をご覧ください。 <br> | |||
<br> | |||
意外に思うかもしれませんが、オメガ文学全51作 <br> | |||
(「仮.txt」はなんJに投稿された「ケッコンカッコカリ~初霜の場合~その後」が貼られているだけなので除外します) <br> | |||
の内で、明確な一人称視点で書かれたSSは実は9作しかありませんでした。 <br> | |||
<br> | |||
<br> | |||
以下に一人称視点で描かれている9作品を挙げます。 <br> | |||
<br> | |||
23 :風吹けば名無し@転載禁止:2015/07/13(月) 21:21:52.26 ID:4pfOKgMN0 <br> | |||
・「お帰り」 <br> | |||
・【艦これ百物語】ビスマルクの体験した話 <br> | |||
・ケッコンカッコカリ~初霜の場合~ VS提督LOVE勢の巻 後編 <br> | |||
・ケッコンカッコカリ~初霜の場合~ 姉妹への報告の巻 <br> | |||
・ケッコンカッコカリ~初霜の場合~ <br> | |||
・ケッコンカッコカリ~初霜の場合~その後 <br> | |||
・海外艦参戦! 前日譚 <br> | |||
・大きな貴婦人と小さな騎士 後編 <br> | |||
・約束 <br> | |||
<br> | |||
26 :風吹けば名無し@転載禁止:2015/07/13(月) 21:22:17.60 ID:4pfOKgMN0 <br> | |||
これは地の文に明確に一人称が登場したものだけを挙げています。 <br> | |||
実際にはオメガくんの書く文章は、一人称視点と三人称視点が入り混じっています。 <br> | |||
この視点の混同は、彼の「てにをは」の使い方や語句の修辞構造が出鱈目であることも相まって、 <br> | |||
彼のSSがどのような視点から描写されているのか、特定することを非常に困難にしています。 <br> | |||
<br> | |||
28 :風吹けば名無し@転載禁止:2015/07/13(月) 21:22:41.22 ID:4pfOKgMN0 <br> | |||
三人称で語られている文章の中でも、以下のような一人称視点が突如として混じってきます。 <br> | |||
<br> | |||
「その後しばらく提督は3人の艦娘と話していたが途中で執務室のドアをノックされた。」 <br> | |||
「見ると一隻のイ級が有効打を与えようと単艦で接近しているのが艦橋からも見えた。」 <br> | |||
「自分の船体が鋼鉄の船体ではなく丸みを帯びた女性の身体になっていた。それと同時に意識が覚醒してくる。」 <br> | |||
「海上にはいくつもの水柱が上がっているがまだ手応えは無い。」<br> | |||
「怖いとはどういう事だろうと思いながら漣の言葉を聴く。」 <br> | |||
「2発の核を喰らい「戦艦」長門の船体はボロボロだった。我ながらよく浮いていられるものだと不思議に思う。日本から一緒に連れてこられた酒匂はすでに一足先に逝ってしまった。」 <br> | |||
<br> | |||
34 :風吹けば名無し@転載禁止:2015/07/13(月) 21:23:03.76 ID:4pfOKgMN0 <br> | |||
では何故このような視点の混同が、殆ど全てのSSに渡って発生しているのでしょうか。 <br> | |||
実はこの原因こそが、ヒロインたちへのオメガくんの自己投影にあるのです。 <br> | |||
<br> | |||
37 :風吹けば名無し@転載禁止:2015/07/13(月) 21:23:22.33 ID:4pfOKgMN0 <br> | |||
SSの中でヒロイン達が敬愛する提督は、オメガくんの考える「理想の自分」です。 <br> | |||
例えば、提督の部屋は「汚い部屋と形容したがそこまでの汚部屋という訳でもなく」と描写されています。 <br> | |||
現実には彼の部屋は散らかっている。しかし汚部屋とは思われたくない。自分の部屋はきっと汚部屋ではない筈だ。 <br> | |||
<br> | |||
「一見優男な印象をうける」のに「体はがっしりとしている」。 <br> | |||
自分は体を動かすのは好きではないけれど、理想の自分は鍛え上げられた体を持っている。 <br> | |||
そんなコンプレックスと、その裏返しの願望が込められています。 <br> | |||
<br> | |||
38 :風吹けば名無し@転載禁止:2015/07/13(月) 21:23:42.74 ID:4pfOKgMN0 <br> | |||
ヒロインたちは決して提督(=オメガくん)を否定しません。 <br> | |||
○○だけど××、という語法で彼の欠点を挙げつつも肯定します。 <br> | |||
彼女たちはオメガくんの理想像に憧れるオメガくん自身の投影だからです。 <br> | |||
<br> | |||
提督とヒロインの恋愛関係を主題としているように見えてその実、 <br> | |||
SSに描き出されているのはオメガくん自身の「理想の自分」への自己愛なのです。 <br> | |||
この自己愛に関しても、彼の人間関係の希薄さが反映された結果だと思います。 <br> | |||
<br> | |||
46 :風吹けば名無し@転載禁止:2015/07/13(月) 21:24:14.82 ID:4pfOKgMN0 <br> | |||
他人の心理を想像したことは無いし、できない。 <br> | |||
→友人や恋人が自分に対してどのような思いを抱いているか、具体的に描写することができない。 <br> | |||
→だから三人称の視点でSSを書くことができない。 <br> | |||
→だったら一人称でSSを書いて、主語だけ三人称や固有名詞に置き換えよう。 <br> | |||
<br> | |||
ここで視点の混同が起きるわけです。 <br> | |||
<br> | |||
53 :風吹けば名無し@転載禁止:2015/07/13(月) 21:24:40.86 ID:4pfOKgMN0 <br> | |||
もう色々と面倒になってきたので、そろそろオメガくんの人物像をまとめます。 <br> | |||
<br> | |||
自己肯定感が低く承認欲求が強いものの、他人と人間関係を築くことにはネガティブな感情を抱いている。 <br> | |||
<br> | |||
これがSSから読み取れる彼の人物像です。 <br> | |||
<br> | |||
57 :風吹けば名無し@転載禁止:2015/07/13(月) 21:25:06.40 ID:4pfOKgMN0 <br> | |||
最後に、 <br> | |||
文学作品の良し悪しは読者にどれだけ情景やイメージを想起させられるか、という点で決まると思います。 <br> | |||
それを踏まえて読んでみると、オメガ文学は素晴らしいと言えます。 <br> | |||
彼のSSには、作者の人物像を読者に伝える圧倒的な表現力があります。 <br> | |||
「作者」が見えすぎて怖い程です。 <br> | |||
だからこれは、誰が何と言おうと素晴らしい小説です。<br> | |||
<br> | |||
60 :風吹けば名無し@転載禁止:2015/07/13(月) 21:25:26.09 ID:4pfOKgMN0 <br> | |||
もしオメガ文学未読の方が居るならば、文章の裏に潜んだオメガ君の心理や願望を考えながら読んでみると、より一層楽しめるかもしれません。 <br> | |||
むしろ、そこにこそオメガ文学を読む楽しみがあると言っても過言ではありません。 <br> | |||
<br> | |||
彼のSSは示唆に富んでいます。 <br> | |||
現代社会を生きる人間で、人間関係や他人とのコミュニケーションに悩みを抱えていない人間は居ないでしょう。 <br> | |||
オメガ文学の研究は、そういった我々の悩みに解決策を提示してくれるかもしれません。 <br> | |||
<br> | |||
61 :風吹けば名無し@転載禁止:2015/07/13(月) 21:25:36.27 ID:4pfOKgMN0 <br> | |||
もう飽きてきたので以上で考察を終わります。 <br> | |||
さようなら。 <br> | |||
</div> | |||
</div> | |||
7/20 アサケーにて埋もれていた小関直哉の実顔が再発掘。 | 7/20 アサケーにて埋もれていた小関直哉の実顔が再発掘。 |