恒心文庫:連ケツ会計の儀

本文

公認会計士唐澤洋事務所において
連ケツ会計の儀が行われようとしている。
先頭を1Aの遺影を持った唐澤洋
その後ろに息子の唐澤貴洋
さらに後ろに裕明、続いて祥平と一列に並んでいる。

洋の連ケツ!の声と共に4人は連ケツした
4人が連結ケツするその様はさながら機関車や列車に例えられよう。
停止線など容易に越えそうなほどの野郎たちの勢いはまさに暴走機関車、例え果てようとも後ろのものががっちり掴んで離さない。
途中下車なぞ認められないのだ

既に前と後ろからの妙技にアヘアヘの貴洋とは打って変わり、洋は達観したような表情を浮かべていた。
括約筋を締め上げ貴洋を、息子を叱責する!
貴洋!貴様この程度で気をやってどうするつもりだ!お前は糞食する気か!
粉食ならぬ糞食、これが起こるのは会計士にとって恥ずべき事である。

洋は叫んだ、裕明!祥平!もっと加速しろ!
こんなもんじゃ貴洋を鍛えられん!
義父も草葉の陰で泣いておるわ!
さらに加速する野郎連ケツ、たとえ脱線しようとも皆が精魂果てるまで、この連ケツは終わらない

タイトルについて

この作品は公開された際タイトルがありませんでした。このタイトルは便宜上付けたものです。

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