恒心文庫:繁殖の季節

本文

君たちにとって夏はどんな季節だろうか。花火を見る季節、うだるような暑さの中で秋や冬が恋しくなる季節、恋人と仲睦まじく過ごし、寝室で愛を確かめ合うのにうってつけの季節
我々ホモ・サピエンスにとってはそうなのだが、ホモ・サピエンス以外の生物、両生類の蛙にとっては繁殖の季節である。しかし六本木という場所は蛙にとっては命を繋いで行くには辛い場所
この由々しき事態を打開するために環境省はパカデブことK氏を使うことに決めた、繁殖というものに無縁なこの男にとってはまたとないチャンスであろう。蛙が繁殖するに必要な環境は湿度が高く暗い場所なのだそうだ、Kのケツはまさにうってつけである。Kを縛り上げ不潔極まりない臀部を露わにする、すると卵を孕んだ蛙は次々にKの菊紋に侵入し卵を産みつけるのだ、Kに守ってもらうためである。守ってもらうと言えど、たんにKの体を盾がわりに使うだけであるが
蛙が菊紋に入り卵を産み付けるたびにKはよがり狂い絶叫する「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! 」耳をつんざく悲鳴か、もしくは嬌声があたりに響いた。 しかし蛙達はそんなこと意に介さず陸続とKに入って行く、乳首がビンビンなYがKを迎えに来た時にKは失神していた。事務所に連れて帰るとすぐに意識を取り戻したのだが蛙に産卵されたことは覚えていないようだった、数日後、いつものようにパソコンの前でアイスを貪りながら何かを食い入るように見つめるKが突如絶叫を始めた
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
なんとKの菊紋からおたまじゃくしが大量に流れ出て来たのだ、同時にKの陰茎からは白いおたまじゃくしがとめどなく溢れてくる、Kを蛙の繁殖に使うのは成功した。これ以来Kは弁護士からいきものがかりに転職することになった、今日もどこかでKの絶叫があたりに響いていることだろう。

タイトルについて

この作品は公開された際タイトルがありませんでした。このタイトルは便宜上付けたものです。

リンク