恒心文庫:童貞
本文
唐澤貴洋は童貞である。
彼の股の中央に位置する茸はまだ春を知らない。
今日も虎ノ門の街を歩き女性を視姦し行為をする妄想をし、欲望を発散する。
40年もお預けをくらっているのだこのくらいはいいだろう。と貴洋は猥りがわしい趣味に言い訳をする。
貴洋は事務所で仕事などしない。
事務所ではもっぱらポルノ収集に興じている。
今日もポルノサイトにて目ぼしい収穫を得るとパソコンモニターに取り憑かれたようにポルノを見入る。
夕方になると貴洋は帰宅する。
お疲れ様、と挨拶もせずに事務所を出ると下校している幼い学童に邪な視線を向ける。
こうして唐澤貴洋の1日は終わる。
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