恒心文庫:思い出のビキニ

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かつて所属していた法律事務所で、僕がワイシャツ1枚でいつものように乳首を勃起させていたところ、
当時の同僚、からさんは「まるでジュニアアイドルみたいナリ」といって、PCに保存しているジュニアアイドルのイメージビデオをみせてくれた。
僕はまるで女に興味はなかったのだが、布面積の少ない水着で、乳首を勃起させてポーズをとっている彼女らのプロ意識には感心させられたものだ。

その後からさんは「通販で買ってきたからこれを着るナリ」と、ジュニアアイドルが着ているような布面積の少ないビキニをくれた。
彼の目の前で着替えることに少し恥ずかしさを覚えたが、着てみたら自分でいうのもなんだが、とてもいやらしい。
からさんのなめまわすような視線に、僕の乳首はますます勃起した。

あのころは本当に良かった。山本が加入したせいなのか、からさんが外の世界と交わっていったからなのか、僕たちの関係は壊れてしまった。
でも、彼にたくさんもらったビキニは捨てられなかった。
しかしビキニを着る機会は普通はない。
そこで僕は自分の事務所を設立し、好みの男を集めるときにビキニを使うことにした。
具体的には、入所希望者への面接のときに、ビキニを着て現れるのである。
そのときにドン引きしたら一発アウト、僕にいやらしい言葉を浴びせてくる者なら一発OKである。

そうやって作った男の園で、僕は時々ビキニを着てポージングをしている。時には同僚にそれを撮影してもらっている。
客観的にみれば中年男が何をやっているのだろう、ということになりそうだが、同僚たちはいつも楽しそうに鑑賞してくれる。
特に新入りの星野弁護士は「なんなんですかこの水着は!最近はやりの『けつなあな確定』してほしいんですか!」と、僕の水着姿をみて言葉責めしてくれる。
さすが予備試験卒の優秀な弁護士だ。

卑猥なビキニ姿の弁護士にIT法務を手取り足取り教えてほしい男性弁護士の諸君、僕はいつでも乳首をおったてて待っている。
問い合わせフォームに採用希望の旨書いてどんどんエントリーしてきてほしい。
特に司法試験に合格してどこに就職しようか迷っている諸君も、未経験であることを恐れず、どんどんトライしていただきたい。

タイトルについて

この作品は公開された際タイトルがありませんでした。このタイトルは便宜上付けたものです。

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