開示

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開示(かいじ)とは、「事柄の内容を明らかに示すこと」を意味する熟語である。
なんJ・恒心関連では弁護士唐澤 貴洋の影響により主に「IP開示」の意味として用いられてきたが、次第に用途の範囲が広がり元来の意味に収束した。 長らく尊師の代名詞とされてきた言葉だが、近年では「開示」のサジェスト上位に表示される事態になっており[1]もはや「『開示』の代名詞が『唐澤貴洋』」になりつつある。

用法

  • IP開示

ある特定のWebサービスに接続したコンピューターのIPアドレスを公開すること。なんJ・恒心関連では特に2chのIP開示を指す。唐澤貴洋率いるパカベンジャーズの得意技である。「パカパカ」という擬音が充てられる。単に「開示」とも。IPが開示されただけではせいぜい書き込みをしたユーザーが住んでいるおおまかな地域とプロバイダの種類が判明するだけであり、何の実害もない。ただし、IPアドレスを入手したパカ弁はプロバイダ責任制限法に基づいてNTTなどのプロバイダに開示請求を行い、プロバイダが開示しない場合は訴え、書き込み主の氏名、住所の開示を狙ってくることもある。顧客の情報管理はプロパイダの信用問題になるため警察以外には無闇に情報を渡さないが、悪質な場合は裁判所の判断により、開示命令が下される時がある。ただし、書き込み主の氏名、住所などが弁護士に渡ると損害賠償請求をおこされる可能性が出てきていよいよ実害が生じてくる。IP開示されただけでは実害はないが、IP開示以降のプロセスに入ってくると実害が生じる可能性があるので注意が必要。ただしプロバイダ責任制限法のガイドラインに沿えば訴訟なしで開示するプロバイダも増えた模様。また、弁護士名で請求すれば開示するプロバイダもあるとのこと。[2]

  • はい開示

開示されそうなレスやスレッド(尊師を中傷するものや尊師に都合の悪い事実が書いてあるもの)に対してかけられる労いの言葉。騒動の広がりにつれて「はい逮捕」「はい300万」「はい空色何色」など用途が広がった。

  • セルフ開示

弁護士などの要請によって運営から強制的に開示をされる前に自らIPを晒してしまう技。2chでは名前欄に「fusianasan」と入れることにより発動可能。黎明期にはわざわざセルフ開示した状態で誹謗中傷を行うチキンレーサーが出現するも、結局は容赦なく開示請求を食らった[3]

  • サイレント開示

広義では外部に公表しない形でIP開示を行うこと。多くのWebサービスはこの形を取っている。
また狭義ではIP開示が原則公開制の2ちゃんねるにおいて、非公開でIP開示を行うこと。現在の2ch運営はサイレント開示でIPを開示している。西村博之が管理していた時代(いわゆる"旧運営"時代)には基本的に公開の場で開示要請が行われていた。しかしJimが管理者となってからはからは批判要望板での開示要請が行われなくなり、「Jimが開示方式をサイレント開示方式に変更したのではないか」と噂されるようになった。長らくこの噂の真偽は不明だったが2015年4月に安藤良太が尊師による個人情報開示要請があったことをなんJ上で報告したさいに、サイレント開示で尊師がIPを開示していたことが判明し、Jimが開示方法をサイレント開示に変更したことが裏付けられた。

註釈

  1. 「グーグルサジェスト キーワード一括DLツール」で2014年11月29日に取得した結果
  2. 牧野綜合法律事務所 法律Q&A
  3. しかし元がセルフ開示にもかかわらず請求時期が遅くログ不在で失敗する例もあった。

関連項目

パカ弁