恒心文庫:開示

2019年7月15日 (月) 23:01時点における>Svalbard poppyによる版 (ページの作成:「__NOTOC__ == 本文 == <poem> 今日もからさんは開示をする。 常人には到底できないようなことを呆気なくこなすからさんは、僕らの…」)
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本文

今日もからさんは開示をする。
常人には到底できないようなことを呆気なくこなすからさんは、僕らの憧れだ。
山本くんも最近開示を始めたらしいが、まだ不慣れなようだ。
かくいう僕も、まだまだ下手くそなのだけれど。
からさんの開示は僕らのそれとは違う。
まず頭と首の接合部を切断するところから始まる。
頭部を失いぽかんとする首からはやがて胴体が生えてくる。
僕らはこの状態になった人間をはらけんまくんと呼んでいる。
いやしかし、この状態になった"人間"という表現は正しいのだろうか?
はらけんまくんになったそれは、果たして人間と呼べるのだろうか?
それはそれとして、からさんが昨日開示したはらけんまくんを見てみる。
いつものそれらよりも頭部の胴体が大きく高圧的だ。
僕はズボンのチャックを下ろすと頭部の胴体の臍のあたりにペニスを差し込む。
おおよそ人間のアナルに近いその臍は僕のペニスに程よい刺激を与えると定期的に締める力を強めたり緩めたりした。
からさん、本当にこれでよかったのだろうか?
目の前のはらけんまくんの胸元に輝くのは、からさんの付けていたダンボールバッヂだった。

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