恒心文庫:腐敗弁護士

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本文

世の中偽物ってのは無くなりませんな
ブランドバッグの偽物、パスポートの偽物、弁護士バッジの偽物……
今日は偽物のお話を一席

「おい!おーい!」ダンダンダン
「お、Jか?入ってくれや」
「なんやみんな揃っとるやんけ、何の騒ぎや」
「まあこの本を見てくれや」
「『2ちゃんねる弁護士 ‐ネットの『闇』と闘った5年間‐』?尊師の本やんけ!」
「それがな、中身は恒心史の丸写しなんや」
「なりすまし本か。ええやん、最高ちゃう」
「ほんでな、これを尊師に見せたらまたブチ切れるんちゃうかと思ったんや」
「それは待とうや。ええこと思いついたで」
「何や」
「これをな、チョンモメンに本物や言うて読ましたるねん。あいつら何言うか見ものやで」
「ええな!おっ、言うとったら来たやんけ!」

「おや、皆さんお揃いでどうなさったんですか」
「いやな、今話題の唐澤貴洋弁護士の自伝を手に入れたんやけど、ワイらでは難しくてよく分からん。賢い嫌儲民に読んで教えてほしいんや」
「まあJカスはガイジですからねえ。よござんす、読んであげましょう」
ペラペラー
「で、どんな本なんや」
ペラペラー
「お待ちなさいな、宗教っぽい崇高な文章ですよ」
ペラペラー
「イジめられてた子を助けたときのようにゾーっとしますね」
ペラペラー
パタン
「おっ、読み終わったんか?そんで唐澤貴洋はどんな弁護士なんや」
「どんな依頼でも全力投球する、無NO弁護士でした」

お後がよろしいようで

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