恒心文庫:尊詩

2019年12月23日 (月) 18:06時点における>植物製造器による版 (ページの作成:「__NOTOC__ == 本文 == <poem> あゝぶり わたしの中のわたしになりきれなかったもの 選ばれなかったのかもしれないもの それは口…」)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

本文

あゝぶり

わたしの中のわたしになりきれなかったもの

選ばれなかったのかもしれないもの

それは口から出口に運ばれて

そして海に流れるの

あゞぶり

消えないもの

わたしがわたしの肉に血にしたもの

わたしになったものは消えないの

わたしがい消えないかぎりだけど

いっしょにいっしょにいるんです

だから彼は消えないの

大事な大事なおとうとは

リンク