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恒心文庫:豊作の儀式

提供:唐澤貴洋Wiki
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本文

季節は夏
ニラやトウモロコシと言った野菜が今年も豊作だ
とある村では豊作の神様を祟り上げるお祭りを行なっていた
豊作の神様は生き神だ
村の神社にいっつもちょこんと座ってる
それは洋だった
今日だけいつも静かな神社が賑やかだ村人達が飲んで踊っている
ふと一人の人間が洋に収穫した野菜を供える
洋は供えられたニラとトウモロコシを手に取り生のままムシャムシャ食べる
そしてしばらくウンウンと唸ると尻から茶色い固形物をブリブリ出し始めたではないか
これは野菜の品質を識別するために必要な事なのだ
村人でその茶色い固形物を囲みその品質を確認するのだ
未消化であればあるほど食物繊維が豊富であり出来の良いものとなるのだ
・・・あった ニラとトウモロコシが
今年の野菜は極上だ
茶色い固形物の中に完全に未消化のまま混ざっているニラとトウモロコシを見て村人達はキャッキャと喜ぶのであった

タイトルについて

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