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**チラシの裏/村井秀夫**

基本資料
本名	村井秀夫
別名・渾名	マンジュシュリー・ミトラ、福山紘基の前世、ジョー君^[1]、まんじゅう^[2]
生年月日・年齢	没年36歳、1958年12月5日生まれ
命日	1995年4月24日
出生地	大阪府（wp）吹田市
身体情報	故人
才能	審議中
特定経緯	オウム関連の報道・書籍
騒動との関連	オウム真理教の幹部
職業	正大師、科学技術省大臣
所属	オウム真理教
出身高校	大阪府立千里高等学校
最終学歴	大阪大学大学院理学研究科
趣味	天文学、科学研究、兵器開発、尊師崇拝
好きなもの	オウム真理教、麻原彰晃、かもめのジョナサン、SF、超能力、精神世界、仙道、ヨガ
嫌いなもの	ユダ
関係者
麻原彰晃 - 尊師、崇拝対象坂本堤 - 他の幹部と共に家族ごと殺害徐裕行 - ユダ^[3]、殺害される福山紘基 - 転生体(諸説有り)

村井秀夫(むらいひでお、Murai Hideo)（1958年12月5日～1995年4月24日）とは、オウム真理教の幹部である。

ホーリーネームは「マンジュシュリー・ミトラ」^[4]。教団での階級は正大師であり、省庁制における役職は「科学技術省大臣」^[5]。

最期は"ユダ"にナイフでメッタ刺しにされ死亡、もとい殉教した。(村井秀夫刺殺事件)

経歴

1958年12月5日、大阪府吹田市に生まれる。

子共の頃は天体観測などを趣味としていたSF少年であった。テレビの影響で超能力や精神世界などにも興味があり、超人願望があったという。

高校ではただ1人無遅刻無欠席の優等生であり、大阪大学理学部物理学科に首席合格。同大学の大学院理学研究科修士課程を修了し、神戸製鋼に入社。

1987年、麻原彰晃の著書を読んだことをきっかけとしてオウム神仙の会（オウム真理教の前身団体）に入信し、出家後はオウムの科学者の代表格として活躍した。

1989年11月4日の坂本堤弁護士一家殺害事件では坂本弁護士の妻を絞殺し、1990年以降のヴァジラヤーナ路線では教団の兵器開発を主導するなど、オウムの犯罪に深く関わっている。

1994年6月には科学技術省大臣に就任し、同年8月にはヘッドギアの開発で正大師に昇格。

同年6月27日の松本サリン事件においては自らサリンを噴霧し、翌年3月20日の地下鉄サリン事件においては総指揮を担当した。

巨聖逝く悲劇の天才科学者村井秀夫

以上の様に「オウムのマッドサイエンティスト」として活躍した村井だが、突如事件は起きるのだ。

1995年4月23日、港区南青山の教団総本部前で徐裕行（じょ　ひろゆき）にナイフでメッタ刺しにされ、翌24日に「ユダにやられた」と言い残し、出血多量により死亡、もとい殉教した。(村井秀夫刺殺事件)

同事件を「教団による口封じ」とする説があるが^[6]^[7]、教団はこれを否定。また警察の捜査や裁判においても、「実行犯と教団に接点無し」と見なされたことで同説は否定され、裁判上は義憤説が採用されている。なお、実行犯は「犯行動機は個人的な義憤」「仮に口封じが目的なら、教団内部で"ポア"されていたはずだ」と語っている^[8]^[9]。

少なくとも教団側は、以下の2冊の著書を出版するなどして、彼のことを殉教者として扱っている^[10]^[11]。

巨聖逝く悲劇の天才科学者村井秀夫
巨聖逝くマンジュシュリー・ミトラ正大師物語
村井の歌ったオウムソングなどを収録したカセットテープ付きで発行。

なお、オウム関連の裁判において、村井は26人の殺人に関与したと認定されている。その為、たとえ生きていたとしても死刑は免れず、信仰心さえあればどの道殉教していただろうと言われている。

概要

言わずと知れたカルト宗教団体・オウム真理教の最高幹部の一人である。前述した「マッドサイエンティスト」としての活躍に加えて、後述の通り麻原彰晃旧尊師に対して極めて高い忠誠心を持っていたことから、「麻原の右腕」「教団のナンバー2」と見なされることが多い。

麻原尊師に対する忠誠心が極めて高く、オウム入信時の自身を「水を得た魚」と称し、坂本弁護士事件後に麻原から「指紋を消せ」と命令された際は、「グルのため!真理のため!」と叫んで一気に熱した鉄板に指を押し付けた。

その様子を、他の幹部からは

麻原さんのイエスマン（by.遠藤誠一）
ひたすら麻原の意思通りに実行する人（by.林郁夫）

と称されている。

麻原側も村井には一目置いており、二人の関係は教祖と信者というより友人関係に近かったとする説もある。その例として、村井はまったく医療資格を持たないにも関わらず麻原の主治医をしていたり、麻原の超越神力を否定する勢力から「麻原の超越神力による透視は、村井の密告による見せかけだった」と言われたりしている。

その一方、兵器開発の際にUFOやレールガンといった無謀なものを考案したり、地下鉄サリン事件における逃走手段として電車を提案する^[12]など、子共染みていたり常識知らずな面も見られ、地位はあれども人望は皆無同然だったと言われている。

麻原の三女・松本麗華は、ジャーナリストの田原総一朗に対して「麻原は“村井を信じる奴はバカだ”と言ったこともあった」と証言したとされる他、他の幹部からも

IQ180、EQゼロ（by.岡崎一明)
記憶力はすばらしいが、(中略)物事を徹底して決断して行う能力はほとんどない（by.杉本繁郎)
机上の学問では優秀だったが(中略)失敗ばかりで、そのコントラストの酷さは世界中探しても見つからないほどだ（by.土谷正実）

など、散々な言われようであり、この人望の無さが、殉教時に「口封じ説」が唱えられる一因にもなった。

また、「オウムの幹部は高学歴のエリートが多く、もしオウムに入信さえしなかったら、犯罪などに手を染めずに社会に貢献できていただろう」と評されることが多い。

村井に関しても、優等生として高校時代を過ごし、難関大学の理系の大学院を卒業した後、オウムで殺人を含む多数の犯罪に「科学者」として加担していたことを考えると、まさにその評価に該当すると言える。

恒心教との関係

自称オウム派生団体・恒心教の誕生

「恒心教#概要」、「ハセカラ騒動」も参照。

村井の死から約17年後の2012年3月7日、2chなんJ板でクソコテとして名を馳せていた、八神太一こと長谷川亮太がなんJ民に特定される炎上騒動が起き、長谷川は火消しと反撃訴訟のためにネットに強い弁護士・唐澤貴洋に弁護を依頼、唐澤は書き込み主のIPの開示請求を始めた。

当初なんJ民は弁護士の登場を恐れていたが、次第にIP開示自体にはそれほどの意味がないこと、そして何より唐澤自身がツッコミどころ満載な弁護士であったことが発覚したことで炎上は更に悪化。唐澤貴洋は長谷川亮太と共に誹謗中傷され、唐澤も依頼人の長谷川を放置し、自身に関する書き込みに対して「無差別開示」で挑んだ。

そして、それと同時期に放送されたNHKスペシャル未解決事件 File.02 オウム真理教のクオリティの高さが話題となり、なんJではオウムブームが起きる^[13]（村井役は米村亮太朗が演じた）。そのブームは唐澤の無差別開示まで波及し、唐澤貴洋には「尊師」と言う渾名が付けられ、彼を教祖とし、オウムの後継を自称する冗談宗教・恒心教も成り行きで誕生した。

同時期にオウマー界隈でもリバイバルの動きがあり、『巨聖逝く』の付録曲「マンジュシュリー・ミトラは量子力学を超えられるか」が発掘され、Youtubeに投稿された。

麻原彰晃掲示板の誕生によるオウムブームの再来

恒心教の成立により、「唐澤貴洋掲示板」(以下、カラケー)と言う、唐澤貴洋を始めとする恒心教の話題に特化した掲示板郡が誕生し、村井の死から約20年経過した2015年には麻原彰晃掲示板がメインカラケー(恒心教の本拠地)となり、オウムブームも再来した。

この頃になると、非常に大きな功績を残した福嶋誠也やAltailなどの恒心教徒に対して「正大師」の敬称を用いる文化が生まれ、村井を始めとする本家オウムの正大師達もしばしば注目を集めるようになる。

尊師MMD路線でも「マンジュシュリー・ミトラ」という名前の投稿者がMMDモデルの配布をしていた。(配布したモデルについてはこちらの記事とリンクを参照)

巨聖逝く悲劇の天才科学者福山紘基

彼の連行時の画像を村井を意識してイラスト化したもの

そうなのですか？

そして村井の死から約25年後、更に事件は起きるのだ。

2020年1月、YouTuberのゆゆうたと吹奏楽団体の関東サウンドプロジェクトによる大規模な恒心営業を発端とするゆゆうた・サウプロ騒動が勃発、ゆゆうた達の前代未聞な臭芋行為に激怒した過激派恒心教徒・悪芋達は、ゆゆうた本人や彼のファン・コラボ相手、そしてサウプロ団員達の個人情報を特定し、彼らの名義で爆破予告を行うなど、苛烈な攻撃を行っていた。

そんな中、2020年11月4日^[14]に1つの報道が流れる。それは、大阪大学大学院生の悪芋・福山紘基の逮捕であった。彼は生IPでゆゆうたにチャンネル削除を強要したとして10月5日時点で逮捕されており、その後の調査でTorでの爆破予告が発覚したとされている。

悪芋の殉教を目にした多くの教徒の身が震えたのは言うまでもないが^[15]、福山個人には別の点にも注目が集まっていた。

それこそ、村井秀夫との多数の共通点である。

具体的には

大阪大学の大学院出身
天文学に詳しい
理系に秀でた才能を持つ
学生時代は優等生
尊師の率いる宗教に傾倒した
爆破に関与
殉教した

が上げられる。

更に生没年が重なっていないことから^[16]

転生体説 - 死後の村井がバルドー^[17]を乗り越える事が出来ず^[18]、福山紘基として転生したという説。宗教的にも自然な話であるが、「正大師として"解脱"した村井が"輪廻転生"する」という矛盾の存在が難点である。
超越神力説 - 志半ばで凶刃に斃れた村井が、死後自らの遺志を継ぐために超越神力で福山紘基を生み出したと言う説。「転生体説」における矛盾を解消するために唱えられた。超越神力を村井が使えるかどうかという問題点^[19]はあるものの、先述した旧尊師の言動を鑑みれば、一応オウムの教義とも矛盾していない^[20]。

が唱えられている。

また、福山は難関大学を現役合格し、文部科学大臣賞を受賞するほどの有能であったことから、村井同様に「カルト宗教に傾倒さえしなければ、犯罪者にならずに社会に貢献していただろう」と彼を惜しむ声が上がり、彼の殉教後にメインカラケーとなったマヨルカ島掲示板の雑談スレのタイトルには、村井を意識した文体で彼への追悼メッセージが入れられた^[21]

ちなみに、福山に対する恒心教徒間の敬称は、綜合的評価から「功績は大きいがそれに対する異論もあり、正大師には及ばない」と見なされ、正悟師が定着している。

その他エピソード

現尊師の親戚に村井姓の家系が存在するが、この家系と村井秀夫に血縁関係はないと思われる(少なくとも確認はされていない)。
2023年7月29日、札幌中央病院の待合室にて闇バイト路線によるものと見られる不審な段ボールの設置が確認され、それに貼られた犯行予告文にはPhoto.jpgと共に村井の写真が載せられていた^[22]。

動画

刺殺現場の映像

村井が歌唱したオウムソング。青山吉伸と並んで人気が高い。その歌詞の難解さから作詞も村井が行ったのではないかとの推察もある^[23]。

註釈

↑ 青年時代の渾名。城みちる(余談:本名は城谷晃太郎)に似ていたため
↑ 麻原の三女、松本麗華(アーチャリー)からの呼び名。村井はアーチャリーの良き遊び相手だったと言う
↑ なお「ユダ」については諸説あり、徐裕行本人ではなく、彼を裏で操っていた(もしくは村井がそのように想定した)もの（教団関係者含む）ではないかともされる
↑ 由来はマンジュシュリーミトラ(梵: མཉྫུ་ཤྲཱི་མི་ཏྲ། Mañjuśrīmitra、蔵: འཇམ་དཔལ་བཤེས་གཉེན། /nd͡ʑam˩˧.pɛː˥ ɕeː˥.ɲẽ˥/)。大円満の教師で、その教えを心部、界部、秘訣部の三部に解釈した（Rigpa Shedra Wiki(魚拓)より）。
↑ 兵器開発の責任者
↑ オウム語録「ポアもやむなし」は、その説が報道された時(魚拓)に生まれている。
↑ 麻原の4女は村井の生前麻原が「お前の今生の役目は終わった」と村井に話していたと著書『私はなぜ麻原彰晃の娘に生まれてしまったのか』に書いている。
↑ オウム“村井事件”の実行犯が激白　「僕が村井を刺した本当の理由」(魚拓) - AERAdot.
↑ ただし、実行犯は多額の借金を抱えていたとされているにも関わらず、出所後にパールレース(魚拓)などをしている様子が確認されることから、「実際には刺殺で多額の報酬を得たのではないか」という説もある。なお、本人は同様の指摘に対して「(前略)人の何倍も働きなさい（笑）(魚拓)」と返している
↑ ただし、「口封じ説」においてはこの殉教者扱いも「自作自演」と見なされることがある
↑ 書籍のPDFはこのサイト(魚拓)から入手可能
↑ この時村井は、井上嘉浩に指摘されるまで「電車は混乱で停止する」ということを全く理解していなかった
↑ オウム真理教は古来からネットの不謹慎ネタとしてアングラな人気を持っていた。詳細は唐澤貴洋Wiki:チラシの裏/オウム真理教とネット文化を参照
↑ 何の因果か、前述した坂本弁護士事件が起きた月日である
↑ 同時期に活動していた悪芋の面白い愛の戦士も精神的に動揺していたと言われている
↑ 村井の死が1995年4月24日、福山の誕生が1997年11月14日のことであった。
↑ バルド(བར་དོ། bar do /pʰaː˩˧.to˥/)とも。仏教における中有(ちゅうう)(ཨནྟ་རཱ་བྷ་ཝ། antarābhava)のチベット語訳で、前世の死の瞬間(死有(しう))から次の世に生を受ける刹那(生有(しょうう))までの時期における幽体とでもいうべき存在。
↑ オウムソング『さまよえるバルド』に、『バルドー越えて歓喜の世界へ』との一節がある。歌詞(魚拓)、音源
↑ 一般的に麻原旧尊師~~と唐澤現尊師~~のみが使えるとされることが多い
↑ オウムソング「超越神力」においても、「人は誰でも持っている」と歌詞にあり、その場合ならオウムで解脱を認定され正大師まで登り詰めた村井が使えたとしてもおかしくないことになる
↑ マヨケー雑談2【巨聖逝く-悲劇の天才科学者福山紘基】(魚拓)。
↑ 発見者のツイート(魚拓)
↑ 味覚の歌 - 超能力・秘密の音楽館

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 '''村井秀夫'''(むらい ひでお、Murai Hideo)（1958年12月5日～1995年4月24日）とは、[[オウム真理教]]の幹部である。
-{{wpl|ホーリーネーム}}は「'''マンジュシュリー・ミトラ'''」。教団での階級は[[正大師]]であり、{{wpl|省庁制 (オウム真理教)|省庁制}}においては科学技術省大臣を担当。
+[[ホーリーネーム]]は「'''マンジュシュリー・ミトラ'''」<ref>由来はマンジュシュリーミトラ(梵: <span lang="sa">མཉྫུ་ཤྲཱི་མི་ཏྲ། Mañjuśrīmitra</span>、蔵: <span lang="bo">འཇམ་དཔལ་བཤེས་གཉེན།</span> <span lang="bo-fonipa" style="font-family: 'Microsoft Sans Serif', Arial;">/nd͡ʑam˩˧.pɛː˥ ɕeː˥.ɲẽ˥/</span>)。{{wpl|ゾクチェン|大円満}}の教師で、その教えを心部、界部、秘訣部の三部に解釈した（{{Archive|1=https://www.rigpawiki.org/index.php?title=Mañjushrimitra|2=https://archive.md/QsY6m|3=Rigpa Shedra Wiki}}より）。</ref>。教団での階級は[[正大師]]であり、{{wpl|省庁制 (オウム真理教)|省庁制}}における役職は「科学技術省大臣」<ref>{{wpl|オウム真理教の兵器|兵器開発}}の責任者</ref>。
 最期は"ユダ"に[[唐澤貴洋ナイフでメッタ刺しにして殺す|ナイフでメッタ刺しにされ]]死亡、もとい[[殉教]]した。({{wpl|村井秀夫刺殺事件}})
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 年12月5日、大阪府吹田市に生まれる。
-子供の頃は天体観測などを趣味としていたSF少年であった。テレビの影響で超能力や精神世界などにも興味があり、超人願望があったという。
+[[子共]]の頃は天体観測などを趣味としていたSF少年であった。テレビの影響で超能力や精神世界などにも興味があり、超人願望があったという。
-高校ではただ1人無遅刻無欠席の優等生であり、大阪大学理学部物理学科に首席合格。同大学の大学院理学研究科修士課程を修了し、理学修士となった。
+高校ではただ1人無遅刻無欠席の優等生であり、大阪大学理学部物理学科に首席合格。同大学の大学院理学研究科修士課程を修了し、{{wpl|神戸製鋼}}に入社。
-年に[[麻原彰晃]]の著書を読んだことをきっかけにオウム神仙の会（[[オウム真理教]]の前身団体）に入信、出家後はオウムの科学者の代表格として活躍した。
+年、[[麻原彰晃]]の著書を読んだことをきっかけとしてオウム神仙の会（[[オウム真理教]]の前身団体）に入信し、出家後はオウムの科学者の代表格として活躍した。
-年11月4日の{{wpl|坂本弁護士一家殺害事件}}では坂本弁護士の妻を[[ポア|殺害]]、1990年以降のオウムのヴァジラヤーナ路線では{{wpl|サリン}}製造を初めとする{{wpl|オウム真理教の兵器|兵器開発}}を行う等、オウム関連の犯罪に深く関わっている。
+年11月4日の[[唐澤貴洋Wiki:チラシの裏/坂本堤|坂本堤弁護士一家殺害事件]]では坂本弁護士の妻を[[ポア|絞殺]]し、1990年以降の[[ヴァジラヤーナ]]路線では{{wpl|オウム真理教の兵器|教団の兵器開発}}を主導するなど、オウムの犯罪に深く関わっている。
-年6月には科学技術省大臣となり、同年8月には{{wpl|PSI (オウム真理教)|ヘッドギア}}開発により[[正大師]]の階級を得た。
+年6月には科学技術省大臣に就任し、同年8月には[[ヘッドギア]]の開発で[[正大師]]に昇格。
-年のオウム関連の複数の事件にも関与しており、同年3月20日の{{wpl|地下鉄サリン事件}}においては総指揮を担当した。
+同年6月27日の{{wpl|松本サリン事件}}においては自らサリンを噴霧し、翌年3月20日の{{wpl|地下鉄サリン事件}}においては総指揮を担当した。
 === 巨聖逝く 悲劇の天才科学者村井秀夫 ===
-以上の様に「オウムのマッドサイエンティスト」として活躍した村井だが、[[しかし事件は起きるのだ。|突如事件は起こるのだ]]。
+以上の様に「オウムのマッドサイエンティスト」として活躍した村井だが、[[しかし事件は起きるのだ。|突如事件は起きるのだ]]。
-年4月23日に東京都港区南青山の教団東京総本部前で{{wpl|徐裕行}}に[[唐澤貴洋ナイフでメッタ刺しにして殺す|ナイフでメッタ刺しにされ]]、翌日の4月24日に出血多量により死亡、もとい[[殉教]]した。({{wpl|村井秀夫刺殺事件}})<br>
+年4月23日、港区南青山の教団総本部前で{{wpl|徐裕行}}（じょ　[[西村博之|ひろゆき]]）に[[唐澤貴洋ナイフでメッタ刺しにして殺す|ナイフでメッタ刺しにされ]]、翌24日に'''「ユダにやられた」'''と言い残し、出血多量により死亡、もとい[[殉教]]した。({{wpl|村井秀夫刺殺事件}})
-村井は死ぬ前に'''「ユダにやられた」'''と言い残したと言う。
-この殺人事件は「教団による口封じ」とする説があるが<ref>オウム語録「'''[[ポア]]もやむなし'''」は、{{archive|https://web.archive.org/web/20011227223720/http://members.tripod.co.jp:80/postx/murai/news23murai.html|https://archive.vn/K4mao|その説が報道された時}}に生まれている。</ref>、警察の捜査や裁判においては「実行犯と教団に接点無し」と見なされ、同説は否定されている。
+同事件を「教団による口封じ」とする説があるが<ref>オウム語録「'''[[ポア]]もやむなし'''」は、{{archive|https://web.archive.org/web/20011227223720/http://members.tripod.co.jp:80/postx/murai/news23murai.html|https://archive.vn/K4mao|その説が報道された時}}に生まれている。</ref><ref>[[正大師#スヴァーハー正大師|麻原の4女]]は村井の生前麻原が「お前の今生の役目は終わった」と村井に話していたと著書『私はなぜ麻原彰晃の娘に生まれてしまったのか』に書いている。</ref>、教団はこれを否定。また[[警察]]の捜査や裁判においても、「実行犯と教団に接点無し」と見なされたことで同説は否定され、裁判上は義憤説が採用されている。なお、実行犯は「犯行動機は個人的な義憤」「仮に口封じが目的なら、教団内部で"[[ポア]]"されていたはずだ」と語っている<ref>{{Archive|1=https://dot.asahi.com/wa/2018070600060.html?page=2|2=https://archive.ph/ZrRHv|3=オウム“村井事件”の実行犯が激白　「僕が村井を刺した本当の理由」}} - AERAdot.</ref><ref>ただし、実行犯は多額の借金を抱えていたとされているにも関わらず、出所後に{{archive|https://ameblo.jp/jo-hiroyuki/entry-11316303796.html|https://archive.md/1U0e9|パールレース}}などをしている様子が確認されることから、「実際には刺殺で多額の報酬を得たのではないか」という説もある。なお、本人は同様の指摘に対して「{{archive|https://ameblo.jp/jo-hiroyuki/entry-11306516551.html|https://archive.md/ySJcs|(前略)人の何倍も働きなさい（笑）}}」と返している</ref>。
-少なくとも教団側は彼のことを「[[殉教者]]」と扱った上で葬儀を行い、彼に関する著書<ref>「巨聖逝く 悲劇の天才科学者村井秀夫」と「巨聖逝く マンジュシュリー・ミトラ正大師物語」</ref>も出版している。
+少なくとも教団側は、以下の2冊の著書を出版するなどして、彼のことを[[殉教者]]として扱っている<ref>ただし、「口封じ説」においてはこの殉教者扱いも「[[自作自演]]」と見なされることがある</ref><ref>書籍のPDFは{{Archive|http://aumshinrikyo123.cocolog-nifty.com/blog/1/index.html|https://archive.md/yG6UP|このサイト}}から入手可能</ref>。
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 ファイル:巨聖逝く 悲劇の天才科学者村井秀夫.jpeg||巨聖逝く 悲劇の天才科学者村井秀夫
-ファイル:巨聖逝く マンジュシュリー・ミトラ正大師物語.jpeg|巨聖逝く マンジュシュリー・ミトラ正大師物語
+ファイル:巨聖逝く マンジュシュリー・ミトラ正大師物語.jpeg|巨聖逝く マンジュシュリー・ミトラ正大師物語<br>村井の歌った{{wpl|オウムソング}}などを収録したカセットテープ付きで発行。
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-なお、オウム関連の裁判において、村井は26人の[[ポア|殺人]]に関与したと認定されており、仮に生きていたら[[ポア|死刑]]は免れなかったと言われている。
+なお、オウム関連の裁判において、村井は26人の[[ポア|殺人]]に関与したと認定されている。その為、たとえ生きていたとしても[[ポア|死刑]]は免れず、信仰心さえあればどの道[[殉教]]していただろうと言われている。
 == 概要 ==
-言わずと知れたカルト宗教団体・[[オウム真理教]]の幹部の一人。前述した「マッドサイエンティスト」としての活躍に加えて、後述の通り[[麻原彰晃]]旧[[尊師]]に対して極めて高い忠誠心を持っていたことから、「麻原の右腕」「教団のナンバー2」と見なされることが多い。
+言わずと知れたカルト宗教団体・[[オウム真理教]]の最高幹部の一人である。前述した「マッドサイエンティスト」としての活躍に加えて、後述の通り[[麻原彰晃]]旧[[尊師]]に対して極めて高い忠誠心を持っていたことから、「麻原の右腕」「教団のナンバー2」と見なされることが多い。
-麻原に対する忠誠心が極めて高く、{{wpl|坂本弁護士一家殺害事件|坂本弁護士事件}}後に麻原から「指紋を消せ」と命令された際は、「グルのため!真理のため!」と叫んで一気に熱した鉄板に指を押し付けた。麻原側もその忠誠心や科学技術を見込んでなのか、まったく医療資格を持たない村井に自身の主治医もさせていた。
+麻原尊師に対する忠誠心が極めて高く、オウム入信時の自身を「水を得た魚」と称し、[[唐澤貴洋Wiki:チラシの裏/坂本堤|坂本弁護士事件]]後に麻原から「指紋を消せ」と命令された際は、「グルのため!真理のため!」と叫んで一気に熱した鉄板に指を押し付けた。
-その一方、麻原の三女・{{wpl|松本麗華}}は、ジャーナリストの{{wpl|田原総一朗}}に対して「麻原は“村井を信じる奴はバカだ”と言ったこともあった」と証言したとされる他、他の幹部からも
+その様子を、他の幹部からは
-*IQ180、EQゼロ（by.{{wpl|岡崎一明}}、マハー・アングリマーラ大師)
+*麻原さんのイエスマン（by.[[唐澤貴洋Wiki:チラシの裏/オウム真理教の幹部・信者一覧#ジーヴァカ正悟師長|遠藤誠一]]）
-*記憶力はすばらしいが、物事を徹底して決断して行う能力はほとんどない（by.{{wpl|杉本繁郎}}、ガンポパ正悟師)
+*ひたすら麻原の意思通りに実行する人（by.[[唐澤貴洋Wiki:チラシの裏/オウム真理教の幹部・信者一覧#クリシュナナンダ正悟師|林郁夫]]）
-と評される等、人格面で馬鹿にされている節もあった模様。
+と称されている。
+麻原側も村井には一目置いており、二人の関係は教祖と信者というより友人関係に近かったとする説もある。その例として、村井はまったく医療資格を持たないにも関わらず麻原の主治医をしていたり、麻原の[[超越神力]]を否定する勢力から「麻原の超越神力による透視は、村井の密告による見せかけだった」と言われたりしている。
+その一方、兵器開発の際にUFOや{{wpl|レールガン}}といった無謀なものを考案したり、{{wpl|地下鉄サリン事件}}における逃走手段として電車を提案する<ref>この時村井は、[[唐澤貴洋Wiki:チラシの裏/オウム真理教の幹部・信者一覧#アーナンダ正悟師|井上嘉浩]]に指摘されるまで「電車は混乱で停止する」ということを全く理解していなかった</ref>など、[[子共]]染みていたり常識知らずな面も見られ、地位はあれども人望は皆無同然だったと言われている。
+麻原の三女・[[正大師#アーチャリー正大師|松本麗華]]は、ジャーナリストの{{wpl|田原総一朗}}に対して「麻原は“村井を信じる奴はバカだ”と言ったこともあった」と証言したとされる他、他の幹部からも
+*IQ180、EQゼロ（by.[[唐澤貴洋Wiki:チラシの裏/オウム真理教の幹部・信者一覧#マハー・アングリマーラ大師|岡崎一明]])
+*記憶力はすばらしいが、(中略)物事を徹底して決断して行う能力はほとんどない（by.[[唐澤貴洋Wiki:チラシの裏/オウム真理教の幹部・信者一覧#ガンポパ正悟師|杉本繁郎]])
+*机上の学問では優秀だったが(中略)失敗ばかりで、そのコントラストの酷さは世界中探しても見つからないほどだ（by.[[唐澤貴洋Wiki:チラシの裏/オウム真理教の幹部・信者一覧#クシティガルバ正悟師|土谷正実]]）
+など、散々な言われようであり、この人望の無さが、[[殉教]]時に「口封じ説」が唱えられる一因にもなった。
+また、「オウムの幹部は高学歴のエリートが多く、もしオウムに入信さえしなかったら、犯罪などに手を染めずに社会に貢献できていただろう」と評されることが多い。
-また、「オウムの幹部は高学歴のエリートが多く、もしオウムに入信さえしなかったら、犯罪などに手を染めずに社会に貢献できていただろう」と評されることが多い。<br>
 村井に関しても、優等生として高校時代を過ごし、難関大学の理系の大学院を卒業した後、オウムで[[ポア|殺人]]を含む多数の犯罪に「科学者」として加担していたことを考えると、まさにその評価に該当すると言える。
+== 恒心教との関係 ==
+=== 自称オウム派生団体・恒心教の誕生 ===
+{{see also|恒心教#概要|ハセカラ騒動}}
+村井の死から約17年後の2012年[[3月7日]]、2ch[[なんJ|なんJ板]]で[[長谷川亮太の常軌を逸した書き込み|クソコテ]]として名を馳せていた、[[八神太一]]こと[[長谷川亮太]]が[[なんJ民]]に特定される[[炎上]]騒動が起き、長谷川は火消しと反撃訴訟のために[[ネットに強い弁護士]]・[[唐澤貴洋]]に弁護を依頼、唐澤は書き込み主のIPの[[開示]]請求を始めた。
+当初なんJ民は弁護士の登場を恐れていたが、次第にIP[[開示]]自体にはそれほどの意味がないこと、そして何より唐澤自身が[[唐澤貴洋の悪行一覧|ツッコミどころ満載な弁護士]]であったことが発覚したことで炎上は更に悪化。唐澤貴洋は長谷川亮太と共に誹謗中傷され、唐澤も依頼人の長谷川を放置し、自身に関する書き込みに対して「[[無差別開示]]」で挑んだ。
+そして、それと同時期に放送された[[NHKスペシャル 未解決事件 File.02 オウム真理教]]のクオリティの高さが話題となり、なんJでは[[オウム]]ブームが起きる<ref>[[オウム真理教]]は古来からネットの不謹慎ネタとしてアングラな人気を持っていた。詳細は[[唐澤貴洋Wiki:チラシの裏/オウム真理教とネット文化]]を参照</ref>（村井役は{{wpl|米村亮太朗}}が演じた）。そのブームは唐澤の無差別開示まで波及し、唐澤貴洋には「'''[[尊師]]'''」と言う渾名が付けられ、彼を教祖とし、オウムの後継を自称する冗談宗教・'''[[恒心教]]'''も成り行きで誕生した。
+同時期にオウマー界隈でもリバイバルの動きがあり、『巨聖逝く』の付録曲「マンジュシュリー・ミトラは量子力学を超えられるか」が発掘され、Youtubeに投稿された。
+===麻原彰晃掲示板の誕生によるオウムブームの再来===
+恒心教の成立により、「[[唐澤貴洋掲示板]]」(以下、カラケー)と言う、唐澤貴洋を始めとする恒心教の話題に特化した掲示板郡が誕生し、村井の死から約20年経過した2015年には'''[[麻原彰晃掲示板]]'''がメインカラケー(恒心教の本拠地)となり、オウムブームも再来した。
+この頃になると、非常に大きな功績を残した[[福嶋誠也]]や[[Altail]]などの[[恒心教徒]]に対して「'''[[正大師]]'''」の敬称を用いる文化が生まれ、村井を始めとする本家オウムの正大師達もしばしば注目を集めるようになる。
+[[尊師MMD]]路線でも「マンジュシュリー・ミトラ」という名前の投稿者がMMDモデルの配布をしていた。(配布したモデルについてはこちらの[[尊師(MMDモデル)#関連モデル|記事]]と[https://ux.getuploader.com/koushin3dcd/download/116 リンク]を参照)
+=== 巨聖逝く 悲劇の天才科学者福山紘基 ===
+[[ファイル:福山紘基「ポアもやむなし」.webp|250px|thumb|彼の連行時の画像を村井を意識してイラスト化したもの]]
+[[ファイル:前世からの縁.jpg|thumb|right|250px|[[そうなのですか？]]]]
+そして村井の死から約25年後、[[しかし事件は起きるのだ。|更に事件は起きるのだ]]。
+年1月、YouTuberの[[ゆゆうた]]と吹奏楽団体の[[関東サウンドプロジェクト]]による大規模な[[恒心営業]]を発端とする[[ゆゆうた・サウプロ騒動]]が勃発、ゆゆうた達の前代未聞な[[臭芋]]行為に激怒した過激派恒心教徒・[[悪芋]]達は、ゆゆうた本人や[[ゆゆキッズ|彼のファン・コラボ相手]]、そして[[関東サウンドプロジェクト/関係者|サウプロ団員]]達の個人情報を特定し、彼らの名義で[[爆破予告]]を行うなど、苛烈な攻撃を行っていた。
+そんな中、2020年11月4日<ref>何の因果か、前述した[[唐澤貴洋Wiki:チラシの裏/坂本堤|坂本弁護士事件]]が起きた月日である</ref>に1つの報道が流れる。それは、大阪大学大学院生の[[悪芋]]・'''[[福山紘基]]'''の逮捕であった。彼は生IPでゆゆうたにチャンネル削除を強要したとして10月5日時点で逮捕されており、その後の調査で[[Tor]]での爆破予告が発覚したとされている。
+悪芋の[[殉教]]を目にした多くの[[教徒]]の[[身が震える|身が震えた]]のは言うまでもないが<ref>同時期に活動していた悪芋の[[面白い愛の戦士]]も精神的に動揺していたと言われている</ref>、福山個人には別の点にも注目が集まっていた。
+'''それこそ、村井秀夫との多数の共通点である。'''
+具体的には
+*大阪大学の大学院出身
+*天文学に詳しい
+*理系に秀でた才能を持つ
+*学生時代は優等生
+*[[尊師]]の率いる宗教に傾倒した
+*{{wpl|都庁郵便爆弾事件|爆破に関与}}
+*{{wpl|村井秀夫刺殺事件|殉教した}}
+が上げられる。
+更に生没年が重なっていないことから<ref>村井の死が1995年4月24日、福山の誕生が1997年11月14日のことであった。</ref>
+*転生体説 - 死後の村井がバルドー<ref>バルド(<span lang="bo">བར་དོ། bar do</span> <span lang="bo-fonipa" style="font-family: 'Microsoft Sans Serif', Arial;">/pʰaː˩˧.to˥/</span>)とも。仏教における<ruby>中有<rp>(</rp><rt>ちゅうう</rt><rp>)</rp></ruby>(<span lang="sa">ཨནྟ་རཱ་བྷ་ཝ། antarābhava</span>)のチベット語訳で、前世の死の瞬間(<ruby>死有<rp>(</rp><rt>しう</rt><rp>)</rp></ruby>)から次の世に生を受ける刹那(<ruby>生有<rp>(</rp><rt>しょうう</rt><rp>)</rp></ruby>)までの時期における幽体とでもいうべき存在。</ref>を乗り越える事が出来ず<ref>[[オウム]]ソング『さまよえるバルド』に、『バルドー越えて 歓喜の世界へ』との一節がある。{{archive|http://ppsi.web.fc2.com/songs/baldo.html|https://archive.ph/LfvMp|歌詞}}、[https://www.youtube.com/watch?v=8UvSfV0AWAg 音源]</ref>、福山紘基として転生したという説。宗教的にも自然な話であるが、「[[正大師]]として"解脱"した村井が"輪廻転生"する」という矛盾の存在が難点である。
+*[[超越神力]]説 - 志半ばで凶刃に斃れた村井が、死後自らの遺志を継ぐために超越神力で福山紘基を生み出したと言う説。「転生体説」における矛盾を解消するために唱えられた。超越神力を村井が使えるかどうかという問題点<ref>一般的に麻原[[旧尊師]]<s>と唐澤[[現尊師]]</s>のみが使えるとされることが多い</ref>はあるものの、先述した旧尊師の言動を鑑みれば、一応オウムの教義とも矛盾していない<ref>オウムソング「超越神力」においても、「人は誰でも持っている」と歌詞にあり、その場合ならオウムで解脱を認定され[[正大師]]まで登り詰めた村井が使えたとしてもおかしくないことになる</ref>。
+が唱えられている。
+また、福山は難関大学を現役合格し、文部科学大臣賞を受賞するほどの[[有能]]であったことから、村井同様に「カルト宗教に傾倒さえしなければ、犯罪者にならずに社会に貢献していただろう」と彼を惜しむ声が上がり、彼の殉教後にメインカラケーとなった[[マヨルカ島掲示板]]の雑談スレのタイトルには、村井を意識した文体で彼への追悼メッセージが入れられた<ref>{{archive|https://ensaimada.xyz/test/read.cgi/43044/1605447628/|https://archive.vn/BBxRS|マヨケー 雑談2【巨聖逝く-悲劇の天才科学者福山紘基】}}。</ref>
+ちなみに、福山に対する[[恒心教徒]]間の敬称は、[[福山紘基#評価|綜合的評価]]から「功績は大きいがそれに対する異論もあり、[[正大師]]には及ばない」と見なされ、[[正悟師]]が定着している。
+===その他エピソード===
+*[[唐澤貴洋の親類縁者一覧|現尊師の親戚]]に[[村井啓助|村井姓の家系]]が存在するが、この家系と村井秀夫に血縁関係はないと思われる(少なくとも確認はされていない)。
+*2023年7月29日、札幌中央病院の待合室にて[[闇バイト路線]]によるものと見られる不審な段ボールの設置が確認され、それに貼られた犯行予告文には[[Photo.jpg]]と共に村井の写真が載せられていた<ref>{{Archive|https://twitter.com/nisizakayosiaki/status/1674274534458023937|https://archive.md/ywLlR|発見者のツイート}}</ref>。
+==動画==
+*刺殺現場の映像
+<YouTube>t7_wqUpiH2g</YouTube>
+*村井が歌唱した{{wpl|オウムソング}}。[[唐澤貴洋Wiki:チラシの裏/青山吉伸|青山吉伸]]と並んで人気が高い。その歌詞の難解さから作詞も村井が行ったのではないかとの推察もある<ref>[http://ppsi.web.fc2.com/songs/mikaku.html　味覚の歌 - 超能力・秘密の音楽館]</ref>。
+<YouTube>KbcPoU0R288</YouTube>
+<YouTube>rrwQVFhT0jI</YouTube>
 == 註釈 ==
 <references />
+== 関連項目 ==
+*{{wpl|村井秀夫}} - [[Wikipedia]]
+{{オウム真理教}}

表・話・編・歴オウム真理教
教団関係者	青山吉伸 - 麻原彰晃(旧尊師) - 村井秀夫 - その他の幹部・信者 - 横山昭二
後継・派生・関連団体	Aleph - ひかりの輪 - 山田らの集団 - ケロヨンクラブ - 恒心教 - その他
敵対・批判勢力	宇都宮健児 - 大崎警察署 - 紀藤正樹 - 坂本堤 - 滝本太郎
番組・手記	NHKスペシャル未解決事件 File.02 オウム真理教 - 麻原裁判をふり返って
用語	ヴァジラヤーナ - カルマ - 空中浮揚 - サティアン - 師 - 正悟師 - 正大師 - 尊師 - ダーキニー - 超越神力 - プラーナ - ポア - ホーリーネーム - PSI
恒心教に与えた影響	麻原彰晃掲示板(サンラクシャカ) - 面白い愛の戦士 - 唐澤貴洋(現尊師) - 急に書き込みが無くなったなポアされたか - 智津る - なんだお前オウムか - 福山紘基
カルト宗教仲間	阿含宗 - イスラム国 - エホバの証人 - 幸福の科学 - 創価学会 - 統一教会 - パナウェーブ研究所
その他	イスラム教 - オウマー(ネット文化) - 北朝鮮 - キリスト教 - 仏教 - 例のアレ

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